絵巻じたて ひろがるえほん かわ (福音館の単行本)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 165
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (58ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834082715

作品紹介・あらすじ

「こどものとも」創刊60周年を記念して、「こどものとも絵本」のロングセラー『かわ』を絵巻じたてにしました。折りたたまれたページをひろげると約7メートル。源流から海までの川の旅が一望できます。両面印刷。おもて面はカラー(4色)印刷。うら面は、黒と水色の2色で印刷し、川の流れの変化がきわだつようにしました。おもてとうら、二通りのたのしみかたができます。『かわ』の最終場面に2ページぶん追加。長い川旅のさいごに、広大な海がひろがります。

感想・レビュー・書評

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  • まずは、モノクロに水色が映える本文編と、ただただ風景画を楽しめるカラー編が表裏一体になっている、素晴らしい装丁に感激。

    最後の広く青い海まで、長い長い水の旅が、たかだか30pで収められていたなんて。
    素晴らしいなあ。

    そして、表紙の地図に呼応していることに気付いて再度、感動する。

  • 2018/8/17 16:49

  • 広がる川の絵巻絵本。後ろからも前からも。

  • 加古里子さんの代表作こどものとも絵本「かわ」を絵巻仕立てにしたもの。
    両面印刷されていてどちらから読んでも楽しめる。
    川は大海原につながっていくが、その大海原の水平線が微妙に丸くなっているところがニクイ。

  • ことものとも50周年記念
    &かこさとしさん90才記念で作った箱入り絵本
    「絵巻仕立て広がる絵本 かわ」
    がでました。
    広げると、なんと七メートルになります。
    もとの本に、あと二見開き足してあるそうです。

    飾りにもなるし、あかずにたっぷり眺められます。

    2016/10/26 更新

  • さすが加古さんでした。海にたどり着くまでを子どもたちに知ってもらうのに完璧だと思いました

  • こどものとも60周年記念出版。
    ロングセラー「かわ」を長〜い一枚の絵として楽しめる。しかも片面は二色刷り+語りありで、もう片面は絵をじっくり楽しめるカラー+語り抜き。

    かこさとしさんの作品はいろいろもっているなかで、「かわ」はちょうど買いそびれていたので、この機に特別版を買ってしまったけど、小4のぼーずも小6の長女もちょうど社会や理科で学習している内容だ、と興味を持ってくれたのでよかった。

  • 名作絵本の経本絵巻版。長い川の旅の果て、大海原の水平線に雲がたちのぼり、水の巡りが閉じられる。

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著者プロフィール

加古里子 1926年、福井県生まれ。東京大学工学部卒業後、民間会社の研究所に勤務しながら、セツルメント福祉運動、生活文化活動に従事。退職後、東京大学、東京都立大学、横浜国立大学等で児童文化教育論、児童行動論を講義。この間、絵本・紙芝居・物語等の創作と著述を行い、伝承遊びの調査研究を行った。絵本には、『かわ』『ゆきのひ』『とこちゃんは どこ』『マトリョーシカちゃん』『あなたのいえ わたしのいえ』『ことばの べんきょう(全4巻)』『海』『地球』『宇宙』『人間』、著書に『加古里子 絵本への道』(以上、福音館書店)『伝承遊び考(全4巻)』(小峰書店)等がある。工学博士、技術士(化学)。2018年没。

「2018年 『だんめんず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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