オバケの長七郎 (福音館創作童話シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834027310

作品紹介・あらすじ

五歳のオバケ長七郎は、未熟で、消えることも、なにかに化けることもできません。はやく一人前のオバケになって、みんなをこわがらせたいと努力しますが、商店街の子どもたちやおとなにまで大人気。ちっともこわがってもらえません。そんな長七郎が、消えることができたら、こんどは、元に戻れなくなったり、おかしな事件がつぎつぎとおこります。人情味あふれる商店街を舞台にした、オバケのゆかいな物語です。

感想・レビュー・書評

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  • 小さなおばけの長七郎がふとしたことで、柳下商店「へなもんや」の偏屈おやじ源じいさんに拾われて…
    表紙のおばけの絵のカワイさに、子供が一目ぼれ。家に帰って読み始めたら、これがまた面白い!!わっはっはと声に出して笑うくらい楽しいお話の連続。そして季節の移ろいや人の心の温かさを感じられる本当に素敵な作品です。
    良い本に出合えたなあと思います。
    ひとりで読むなら小学校中学年くらいから。読み聞かせは一編20分くらい。

  • とにかく長七郎がかわいらしい。
    猫好きとしてはフランソワも主役級。

  • 古道具屋の「へなもんや」。。店先の鳥かごにはいっているのは、正真正銘、ほんもののおばけ。二百と五歳の長七郎。商店街の人気者!

    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部 より)

    「五歳のオバケ長七郎は、未熟で、消えることも、なにかに化けることもできません。はやく一人前のオバケになって、みんなをこわがらせたいと努力しますが、商店街の子どもたちやおとなにまで大人気。ちっともこわがってもらえません。そんな長七郎が、消えることができたら、こんどは、元に戻れなくなったり、おかしな事件がつぎつぎとおこります。人情味あふれる商店街を舞台にした、オバケのゆかいな物語です。」

  • 古道具屋の源ジイと一緒に暮らしている小さいおばけの長七郎。商店街のみんなの人気者。おばけらしいことはあんまりできないけど、いるだけでいいよね。こんなにかわいいんだから。

  • 絵がかわいかった

  • 小さな長七郎が、元気に町をとんでみたり、かべぬけのれんしゅうをしてあたまがごつんとぶつかってみたり。そんなかわいい長七郎がでてきます。見てね。

  • 無邪気な長七郎がとてもかわいらしいです。
    また、なんだかんだいいつつ、かわいがっているおじいさんの様子も笑えます。

  • 長七郎がかわいかった。二百年寝ていたときいて、びっくりした。お坊さんがおきょうを
    「な~む~な~む~あんころ~…」
    と、となえていたのがすごく面白かった。

  •  がらくたばかりを扱う古道具屋『へなもんや』のご主人、源ジイがお風呂屋帰りに拾った白くて丸いものは、餅でも大福でもなく、おばけの長七郎でした。
     5歳だと思っていた長七郎でしたが、実は200年間も眠ったまんまだったものだから、実は200と5歳だと判明。
     だから見るもの聞くものすべてが目新しくって、楽しくって仕方がないわけです。
     非売品となった長七郎は、源ジイと一緒に『へなもんや』で楽しく、商店街のみんなと仲良く暮らします。

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     源ジイもそうだけれど、商店街のみんなの、長七郎の受け入れっぷりが半端ない。
     みんな驚くことなく長七郎のことをかわいがってくれるのが。
     だんだん飛べるようになったり、消えることが出来るようになったりしていく長七郎ちゃんがかわいい。
     もうホント、長七郎ちゃん、かわいい!

     ところで、『へなもんや』て、おじゃる丸の『タナカヨシコの店』みたいだよね。

  • とてもおもしろかった。読んでいると、本の世界に入り込んでしまうくらい面白かった。

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著者プロフィール

ななもりさちこ 東京都生まれ。日本大学文理学部国文学科卒業。在学中は、落語研究会の活動に励む。デザイン会社勤務の後、立体イラストレーターとなる。カルチャーセンターで、ときありえ氏から童話の創作を学ぶ。著書に『オバケの長七郎』『やぎこ先生 いちねんせい』『しろくまジローは すもうとり』(以上、福音館書店)、『こだぬきコロッケ』(こぐま社)、『だじゃれ ことわじゃ』(理論社)などがある。

「2022年 『はりねずみのノート屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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