- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834027112
作品紹介・あらすじ
「わたし」はひとりですが、おかあさんも、おとうさんも、おにいちゃんも「あなた」のひとり…。ひとりの「わたし」とたくさんの「あなた」でたすけあって生きている。詩的な言葉とユーモラスな絵で、人間の本質的な疑問に答えます。
感想・レビュー・書評
-
この本でのあなたはお友達を指していることが多いけど、それだけじゃないからなかなかに複雑で難しくてまた読もうと思える本。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
〝ずっと前、私はお母さんのお腹にいた...「あなた」とは呼ばないけど、お母さんも「あなた」のひとり...お父さんも、お兄ちゃんも、弟も「あなた」のひとり...私が一人しかいないように「あなた」も一人しかいない...一人でいる時も、私の周りには、見えない「あなた」がいっぱいいる...一人の私とたくさんの「あなた」で、私たち。私たちは皆で助け合って生きる...私は独りでは生きていけない。たくさんの「あなた」に出会って、私は私になる・・・〟谷川俊太郎さんの人と人との絆を描いた、優しさあふれる絵本。
-
人とのつながり
大切な人 -
5'30"
単純なようで奥が深い言葉。
卒業を前にした6年生に読みたい。 -
そうだな〜と思う
よく考えたら全てに「あなた」がいて この世界はたくさんの「あなた」で成り立っていて私もこの世界の「あなた」なんだ -
色んなあなたに出会いながら、私は私を形作っていく。
色んなあなたがいるから、私は私の形を確認できる。
谷川さんと長さんのコンビでこの題名だと、「わたし」を思い出します。
この本は、「わたし」よりはちょっと難しい感じですね。
対象年齢は少し上になるように思います。 -
『わたし』がもう少し成長したイメージ。何度読んでもじわっとくる。
-
「ずっとまえ わたしは おかあさんの おなにいた」「でもいま わたしは わたし おかあさんは おかあさん あなたとは よばないけど おかあさんも あなたの ひとり」…他者と自分を認識していく「わたし」。散文のようで哲学的で少し大人向け。中高学年からどうかな。「あのこ」が「あなた」になるという表現、ピタッときました。中高生にもよさそう。同コンビの「わたし」よりは少し難しめ。
-
いまはなき「おおきなポケット」から誕生した絵本シリーズランドセルブックスの一冊。
かがくのとも「わたし」のコンビによる作品。「わたし」の外側にはたくさんの「あなた」がいて、それぞれが「わたし」であるいろいろな「あなた」との関係をとりむすぶなかで生きているのだと、気づかされる。内容としては難しいと思うけれど、こどもにもおもしろく読める。何度でも気が向いたときに読んでいれば、いつかふと腑に落ちるときが来るかな。 -
わたしとあなた。あなたからみたらわたしもあなた。たくさんのあなたがいてわたしは生きている。シンプルだけどまずここ。わたしとあなたから。すてきだ。