- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834026665
作品紹介・あらすじ
みたかしゃしょうくのしゃしょうさん、あすはいちばんでんしゃのじょうむです。いちばんでんしゃにのるまえに、どんなことをするのでしょう?みたかえきからとうきょうえきまで、でんしゃとえきとで、することは?車掌の仕事のすべてが見える。元車掌が描きだす一番電車のものがたり。
感想・レビュー・書評
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三鷹車掌区で中央線の車掌をしていた竹村宣治さんの文。絵は大友康夫さん。
本文(*注釈以外の部分)はおよそ14分で読めます。
年齢的には少し高めかな。小学校中学年くらい,電車好きなら,低学年でも読めると思います。
中央線の一番電車の車掌さんの本。
車掌さんの,やまなかすすむさんが前日に車掌区に入るところから始まります。乗務員向けの自動起床装置で起床するところも。
三鷹発東京行きの一番電車。
さまざまな点検などを経て,実際に乗務した車掌さんのお仕事が次々と出てきます。
時計がそばに描いてあって,時間の流れもわかりやすいです。時間を追って,どんな事が起こるのかなあとわくわくします。
ときには,イレギュラーなことも。普段見かけない車掌さんの仕事に,こんな事もやっているんだと驚かされます。
とにかく正確な絵。そして電車なんだけれど色鉛筆主体の優しい絵。
よくよく見ると,ペンでの線画も,機械的にまっすぐではなくて,人の手で描いた微妙な震えがあります。
電車という無機質なものを,すごく柔らか描いている絵でいいなあと思います。
児童向けだけれど,大人が読んでも読み応えがあるというか,車掌さんはこんな仕事もやっていたんだ~というのがよく分かります。
注釈が多いので,普段あまり目の当たりにしないさまざまな機器類などについてもくわしくなれます。
三鷹発東京行きから,折り返しの東京発三鷹行きまで。一緒に電車に乗っているような気分。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中央線の一番電車に乗務する車掌さんの前日からの様子が詳しく書かれている。
各ページに時計の絵もあるので、時間にも注目させたい。
続編「いちばんでんしゃのうんてんしゅ」
2年生ぐらいにおすすめ。 -
一番電車の車掌さんの仕事ぶりが思いの外詳しく描かれていました。東京の地元の人には、更によくわかった事だと思いました。
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絵からは想像できないくらい電車のこと細かく載ってるーー!4歳息子には早かったかな?と思いきや楽しそうに見てくれました。
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「一番電車の車掌さんは前の夜から泊まり込みます。寝過ごさないように「自動起床装置」のアラームをセットして一眠り。制服に着替えて出勤するのはなんと午前4時前です。車掌かばんの中身や、運転士さんとの交信、出発合図の「レピーター信号」など興味深いディテールが詳細に描かれています。電車が安全に、時間通りに走るよう確認しながら、小さなハプニングを一つずつ解決していく車掌さんのお仕事拝見!」
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自動起床装置には驚かされた。
作者が元国鉄ということもあり、とても詳しく書いてある点に驚きました!
文章が長い点が......(笑) -
3歳〜
電車が大好きな息子には大ヒット
うんてんしさんの方も好きだがこちらの方がよくリクエストされました。
車掌さんの真似をしてアナウンスしています。
中央線の駅名も出てきたり、ちょっとしたトラブル対応などリアルな内容もあり親も楽しめました。 -
でんしゃをじかんをまもってあんぜんにうんてんするのは、とてもたいへんなことだとおもった。
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中央線始発電車に乗務するため、前泊する車掌さん。
寝過ごさないための「自動起床装置」、すごいなぁ。 -
2歳にはまだ早かったかな。。親は楽しく読めた。
2022.7再度借りた。
4歳長男も2歳次男も大喜び。やまなかすすむさんの真似をしている。