- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834025781
作品紹介・あらすじ
ありえないようでいて、ほんとうかもしれない-夢うつつのあわいをゆく童話集。小学中級からおとなまで。
感想・レビュー・書評
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久しぶりに児童文学を読んだ。
1980年代の作品だが、どれも色褪せない。
素敵な世界観を持つお話ばかり。
そして、挿絵はmicaoさんの刺繍である。
読み終えてみると時間を忘れて、お話の世界に没頭していた子どもの頃に返ったような気がした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安房直子さんの短編集。
安房さんの物語はよくも悪くも無難、と思っていたけど、
意外にもほのかにおかしみのある話し、なんとなく不気味な話しなどがあることを発見。
自分が食いしん坊だからか、「うさぎ屋のひみつ」が一番好き。
超あやしいウサギと1度食べたらやみつきになるようなおいしい料理との組み合わせがツボにはまる。
安房さんの物語にはウサギとキツネがよく登場するような気がする。 -
再読。怖いよ。ラッパを鳴らすのは豆腐屋さん。いまどきの子ども達、理解できるかな?日常に潜む、ゾクリとする恐怖を、内包している児童書。
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2022.09.07
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小学生のころに出合った「うさぎ屋のひみつ」「春の窓」をもう一度読みたくて借りました。穏やかであったかく、不思議な世界が広がっていて大好きなおはなし。これからもずっと大切にし続けたいです。
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キツネやウサギがでてくる、センチメンタルなお話しのイメージが強かった安房直子さん。
この短編集は、ちょっとゆーもあもあって、どれも面白かった。幻想奇譚と言う感じも。
最初に収められた『猫の結婚式』なんかは、ぼくの語りがすごく自然で、ユーモアある文体が好き。猫の結婚式に招待されるなんてほんとかよ、と読みながらも、一緒に階段を降りていってしまう。。最後はやりきれなくって。。
これ、井戸の中に入って行く、村上春樹スタイルだわー。って。
豆腐屋シリーズは最後の猫じゃらしが好きだけど残念ながら違うものが3作。
そして『うさぎ屋のひみつ』も好きです。うさぎにアクセサリーを売って、夕ご飯を宅配してもらうお話し。
ご主人がなかなか素敵。
「春の窓」
これも切なくなっちゃうけどいいです。
猫と暮らし始めた貧乏画家が、猫の魔法で温かな窓のある暮らしを手に入れる。でも、その窓の向こうが…
「トランプの中の家」
またまたウサギ。ウサギはいつも料理上手。
トランプの中に入り込んでしまうなんて、まるでアリスのせかいですねー。
どれも不思議なスパイスが効いて、なんだか大人っぽいおはなしでした。 -
これ前に読んだ気がするぞ。
ねこが出てくる話がいい。飼い猫におよめさんの心配されるとか、飼い猫に出会いを提供してもらうとか、へたれな若者がいっぱいでてくるね。
うさぎ屋のひみつはちょっともやもやするわ…ネックレスとか指輪とかもーえーんかいな…。
春の窓みたいな話がいい。はっきりと「むこう」が描かれててわくわくする。 -
どのおはなしも、ぐっとその世界に引き込まれた。今更だけど、安房直子さんってすごいなぁ。
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2010.12.9. 懐かしい、優しい気持ちになれる。