ひぐれのお客 (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
4.18
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本棚登録 : 112
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834025637

作品紹介・あらすじ

さみしくてあたたかく、かなしくてでもうれしい、すきとおるような味わいの童話集。"ひぐれ"の憂愁とあたたかさにつつまれたいまひとたびの安房直子の世界。いっぷう変った動物どもが、ひとりの時間を過している子どもや大人たちを、ふしぎな世界へといざなっていく、六篇+エッセイ。小学校中級から。

感想・レビュー・書評

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  • >一風変った動物どもが、ひとりの時間を過している子どもや大人たちを、ふしぎな世界へといざなっていく。
    さびしくて、あたたかい、すきとおるような味わいの童話集。

    「白いおうむの森」「銀のくじゃく」「小さい金の針」「初雪のふる日」「ふしぎなシャベル」「ひぐれのお客」とエッセイ「絵本と子どもと私」収録。

    ちょっと怖くなったり、かわいらしい感じに癒されたり・・・どの物語も幻想的な雰囲気でとても好みでした。
    MICAOさんの刺繍も物語に合っていて素敵。

    特に気に入ったのは「小さい金の針」「ひぐれのお客」

    『ひぐれのラッパ』も読みたいと思います。

  • 再読。学校図書館にあるのですが、なかなか手に取られにくい。でもしっかり異界モノ。そしてかなり怖い。時代と女の子よりのアイテム満載なので、惜しいんだけど、またそこが安房さんの持ち味なんですよね。

    • はぴさん
      はこちゃん、こちらでは初めまして^^
      読メでお世話になっているはぴです。
      お引っ越しされたんですね!
      こちらでもよろしくお願いしますね...
      はこちゃん、こちらでは初めまして^^
      読メでお世話になっているはぴです。
      お引っ越しされたんですね!
      こちらでもよろしくお願いしますね。

      この物語前から気になっていたんですが、かなり怖いんですか・・・
      怖がりなので読むのに気合いがいりそう(笑)
      2013/11/16
    • はこちゃんさん
      はぴさ〜ん(´౪`)
      見つけてくださったんですね、嬉しいな♥︎
      こちらこそこれからもよろしくお願いします♪
      この物語、本の読める3年生...
      はぴさ〜ん(´౪`)
      見つけてくださったんですね、嬉しいな♥︎
      こちらこそこれからもよろしくお願いします♪
      この物語、本の読める3年生の感想では「怖くなかったよ」とのこと、あらぬ想像をしてしまうのは大人だけなのかしら?なので、かなり怖くはありませんので、よかったらぜひ(^_-)-☆
      2013/11/26
  • ちょっと不思議、ちょっとホラー。目次のページの挿し絵(刺繍)がステキ。

  • 2022.09.10

  • 奇妙な世界、どこかでありそうでないような、いそうでいないような、お客さま

  • 赤は赤でも薪ストーブの赤か

  • 安房直子、あったかくて物悲しい、そんなファンタジー。

  • 結末が想像出来なくて、先を読むのが怖く、決してハッピーエンドで終わらないお話たち。
    全6話の内、主人公が子供なのは2つのみ。
    歳をとっても「不思議」に対して楽しめたらいいな。

    「小さい金の針」では、真っ暗な部屋の片隅に青く光る針箱を見たおばあさんの描写が素敵。(引用あり)

  • すてきな不思議なお話がつまった童話集。

  • 安房直子さんの短篇童話です。
    挿絵が刺繍作家のMICAOさんで、素敵な一冊です。

    ファンタジーですが、ハッピーなものというより
    どこか物悲しく切ないお話。
    でも、柔らかい光に包まれたような心地よさがありました。
    絵の雰囲気もあるかもしれませんね。

    巻末のエッセイは、お子さんとの読み聞かせのことが
    書かれています。
    息子と毎晩読んでいた頃を思い出しました。
    親子の楽しい一時ですね。

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著者プロフィール

安房直子(あわ・なおこ)
1943年、東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。在学中より山室静氏に師事、「目白児童文学」「海賊」を中心に、かずかずの美しい物語を発表。『さんしょっ子』第3回日本児童文学者協会新人賞、『北風のわすれたハンカチ』第19回サンケイ児童出版文化賞推薦、『風と木の歌』第22回小学館文学賞、『遠い野ばらの村』第20回野間児童文芸賞、『山の童話 風のローラースケート』第3回新見南吉児童文学賞、『花豆の煮えるまで―小夜の物語』赤い鳥文学賞特別賞、受賞作多数。1993年永眠。

「2022年 『春の窓 安房直子ファンタジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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