だるまちゃんとてんじんちゃん (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
3.59
  • (23)
  • (27)
  • (54)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 579
感想 : 40
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834022469

作品紹介・あらすじ

だるまちゃんは青天神ちゃん、黄天神ちゃん、黒天神ちゃんに会い、3人の仕事の手伝いをすることになりました。お米を炊いて、おにぎりを作り、畑に届けます。畑で食べたおにぎりのおいしかったこと!だるまちゃんシリーズの6作目です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ---------------------------------
    【本書より抜粋】
    そして、うちにもどった だるまちゃんは
    おかあさんに きょうのことを
    はなしました。

    おかあさんは
    「おともだちが さんにんも ふえて
    それに おおきな さかなが
    やさいに かわって
    たのしい さかなつりだったわね」と
    わらいましたとさ。
    ---------------------------------

    だるまちゃんに新しいお友だちが増えて喜ぶ、ほのぼのした気持ちと共に、子どもから下記の質問。
    ---------------------------------
    ・天神様って何?
    ・何で〝てんじんちゃん〟は牛を飼ってるの?
    ・おむすびとおにぎりって何で呼び方が違うの?
    →「おにぎりと日本人(増淵敏之著)」p.108より
    おむすびは京都の御所言葉。日本神話のムスヒとの関係。山を信仰対象とした神道の関係。
    ---------------------------------

    子どもと一緒に調べているうちに、親の私自身も「天神様(菅原道真)が学問の神様だとは知っているけど、〝てんじんちゃん〟の両親が農作業しているのは農業の関係があるのでは?」と思い、ブクログを検索。「天神信仰の成立(河音能平 著)」の本でmkt99さんのわかり易いレビューを発見!

    「だんまちゃんとてんじんちゃん」、子どもの絵本と侮っていたら、雪だるま式に知的好奇心が湧いてきた良著でした。

  • 寝る前に子供に絵本を読みますが、だるまちゃんシリーズは読みやすい。

  • 《図書館》【再読】天神さんカラフル。

  • この本は、リズムよく軽快に読める文体がいいなと思う。魚が釣れなかったときに大きからったからねえとなぐさめるところ好き。

  • .

    『だるまちゃんとてんじんちゃん』

    さく : 加古里子



    久方ぶりの『だるまちゃん』シリーズを読みました。
    『だるまちゃん』シリーズは”だるまちゃん”が遊びに出かけて友達が出来て遊んで帰ってくるというお話のシリーズです。
    毎回新しい友だちが出来る天性のフレンドリーです。

    今作は何処か日本的な風情を感じました。

    てんじんちゃん三兄弟の青・黄・黒、
    だるまちゃんの赤、
    てんじんちゃんのおかあさんの白
    各々の色の花と
    赤は赤い釣竿と梅干し、青は青い梅となっぱ、
    黄は黄色い薪と沢庵、黒は黒い牛と海苔として
    印象的に用いられて楽しい仕掛けでした。

    また、日本画らしい絵の描かれ方や
    鳥が木に止まる様子、
    わらしべ長者的なおはなし、
    畑作業とおむすびといった要素が日本的な
    余白のある風情に繋がっているように思います。

    絵本の感想を漢字で書かれると
    ちょっと嫌だなぁと思います。

    おもしろかったです。

    .

  • 3歳3ヶ月

  • 釣りに行っただるまちゃん。
    さかなが大きすぎ、あがらない。
    通りがかりのあおてんじんちゃんが手伝ってくれるができず。
    きいてんじんちゃんも手伝ってくれるが、やはりできず。
    さらに、くろてんじんちゃんも手伝ってくれるが、今度は糸が切れる…
    家に帰るというてんじんちゃん達に付いて家まで行き、一緒におむすびをたくさん作り、畑で働いているご両親と楽しいお昼ごはんに。

  • 4歳6ヶ月 図書館

  • 赤のだるま
    黄色の天神
    青色の天神
    黒色々の天神
    それぞれの役割で
    おにぎりを作る話
    赤梅干し
    黄たくあん
    黒のり
    青なっぱ

  • K
    二歳10か月

全40件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

加古里子 1926年、福井県生まれ。東京大学工学部卒業後、民間会社の研究所に勤務しながら、セツルメント福祉運動、生活文化活動に従事。退職後、東京大学、東京都立大学、横浜国立大学等で児童文化教育論、児童行動論を講義。この間、絵本・紙芝居・物語等の創作と著述を行い、伝承遊びの調査研究を行った。絵本には、『かわ』『ゆきのひ』『とこちゃんは どこ』『マトリョーシカちゃん』『あなたのいえ わたしのいえ』『ことばの べんきょう(全4巻)』『海』『地球』『宇宙』『人間』、著書に『加古里子 絵本への道』(以上、福音館書店)『伝承遊び考(全4巻)』(小峰書店)等がある。工学博士、技術士(化学)。2018年没。

「2018年 『だんめんず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加古里子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
A.トルストイ
エリック=カール
モーリス・センダ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×