- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834019346
作品紹介・あらすじ
頑固者で人づきあいの悪いアルムじいさんのもとに、あるひ、孫娘のハイジがやってきます。アルプスの草花のように健やかなハイジは、たちまち人びとを魅了してしまいます。
感想・レビュー・書評
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2017.8月。
いいなあアルプス。読んでるだけで素晴らしい景色が浮かぶ。人は自然の中で生きるということ、そしてその喜びをハイジが教えてくれる。しかし、どうしてもアニメの人たちの顔を思い出すな。ペーターがちょっとキャラが違って驚く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Eテレ「100分de名著」を見て、『ハイジ』を再読。子どもの頃は物語の筋を追いかけるだけで、物語の意味まで読み取れていなかったと、改めて実感。
この年齢だからこそわかるテーマがあちらこちらに散りばめられており、興味深く読めた。 -
『絵本のなかへ帰る』で出てきて。
話の詳細を知らないまま大人になった。(CMのイメージ、アニメに宮崎駿監督が関わってたくらいの知識)
ハイジはみんな惹かれちゃう存在ってことはじめて知った。スイス アルムの情景が浮かぶ描写がよい。いつかスイスに行くことはあるのかなあと考えてた。 -
好きなところは書ききれないけど、ささやかなところでいえば、ハイジが夢遊病になったためにフランクフルトから帰るとき、クララがハイジに白パンをたくさん持たせてあげたこと。そして後日、クララのおばあさんが「のみものも入用でしょうから」とコーヒーも送ったというクララからの手紙。
なんてことない書き方なのに、この部分を読んですごくコーヒーが飲みたくなった。
それはアルム山の人々にとってコーヒーや白パンが貴重で有り難いのがわかるからでもあるし、クララとハイジの優しさがよく伝わるからでもある。
そのコーヒーは、作中に登場するアルムのハムやチーズと同じぐらい食欲をそそるのだ。
アルムの風景の美しさはおそらくグーグルアースで旅するよりずっと、作中の文章のほうがより深く味わえるし、その美しいアルム山で食べるソーセージやチーズがいかに美味しいかということはハイジたちのセリフを通じて、念入りに書かれている。
それなのにさらっと書かれた「コーヒーも送りましたから」というおばあさんの言伝が、それに匹敵する芳しさなのだ。
作者のシュピーリがいかに天使の心の持ち主だったかがわかる、今の時代にぜひとも読みたいお話。 -
アニメの「ハイジ」と比較しながらアルプスの自然の中でのびのび生活するハイジに感情移入してしまうような作品である。
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アルプスの少女ハイジというフレーズだけは知っていたが内容は知らなかった。
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明後日から、スイス、ハイジに会いたい!ハイジのお医者さまの心境・・・
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アニメも好きだけど原作も大好きだった!
スイスに行って山を見て、「ああ、これがハイジの世界か・・・」と納得。 -
ハイジが放蕩息子のはなしをよんできかせるところがクライマックス。おじいさんの涙にこっちもうるっとくる。
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読んでる間も、読み終わった後も、とても幸せな気分にさせてくれる一冊。ハイジの無垢で純粋な言動は、物語の中の人々を魅了するだけでなく、読み手も楽しまさせてくれます。ゼーゼマン氏、その母、アルムじいが素晴らしい!傷心の医師、貧しいペーターやおばあ、彼らの痛みをきちんと描いており、ちゃんと救いがある。そして病弱なクララに起こる奇跡!登場人物と美しいアルプスの山に心を洗われる、そんな素晴らしい本でした。読んで良かった。