ズボン船長さんの話 (福音館文庫 物語)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 89
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834019179

作品紹介・あらすじ

ケンは4年生の夏休みに元船長さんと知り合い、大事な宝物にまつわるお話をきくことになります。七つの海をかけめぐっての、おかしくて、ちょっぴり切ないお話の数々。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったんだけど何故か飛び飛びに眠気が来たみたい、2度聞いたけどなんだか面白いけどいまいち私には心躍らない内容だったかも。なんでかな?

    幽霊を治療する話とか、カーニバルで一緒に行った男の子が実はもう亡くなっていたとか、ちょっとホラーなところもありつつも、暖かくまとまっている本だった。

    冒険心の溢れた小学生におすすめしたい本。→誰。

  • 喘息持ちで体の弱いケンが夏休みを過ごした海の近くの家に引っ越してきたズボン船長。

    海は広いなの口笛をきっかけに友達になったケンとズボン船長。
    スボン船長の日々日々船の形に近づいていくお家で
    彼がまだ若さ溢れる船乗りだった頃の航海の話をしてくれたこと。

    海賊と勝負したこと。
    ドードー鳥の秘密。カーニバルで男の子と演奏したこと。
    魔術師のワニがこしょうよりも好んだパパイヤの種。
    幻の消えた島に出会ったこと。
    幽霊の腰痛を医者と一緒に治療したこと。
    黒猫のフィフィとの出会い。
    サーカスの女の子とショーをしたこと。

    カーニバルの男の子実はもう死んでたってちょっと悲しい。

    最後よくわかんなかったけど、スボン船長はまだ現役ってことでいいよね?
    黄泉の国に航海に出ることにしたっていうのは考えすぎかな。

  • 明るい話の中に寂しさもあり。

  • ミュージカルと同時進行の読了でした。
    たくさん、冒険の世界へ連れていってもらえました。

  • ケンは夏休みに海辺の別荘へ行き、そこでズボン船長さんと知り合う。船長さんの机の上には過去の航海で手に入れた宝物が並んでおり、船長さんはケンにそれぞれにまつわるお話をしてくれるのだった。
    実にワクワクする物語です。ぜんそくの治療のために海辺の町にやって来たケンは、船長さんと出会うことで積極的になり健康になっていく。それは船長さんの語るお話に魅了され、自分も何かを成したいと思うようになったから。船長さんのお話によって目覚めた冒険心が、ケンの中で育っていく様子が素敵です。
    船長さんの宝物も、オレンジ色の鳥の羽根のようなもの、柄の取れたなべ、コップに入ったどろんとした緑色のものなど、はっきりしないものばかり。そこからドキドキとワクワクの冒険譚が飛び出てくるのだからひき込まれずにいられません。
    最後に新たな冒険へと出航した船長さん。色々と深読みすればできるのでしょうが、船長さんが旅立った新たな海は、ケンがこれから出航していく未来なのでしょう。未来への力強い一歩が感じられるラストでした。

  • 冒険譚を聞きながら、自分もそれを目撃した気分になり、子供の頃の昂ぶる好奇心を思い出してはワクワクする。「世の中には卵を飲み込むように丸ごと信じた方がいいこともある」という魔術師の言葉が好き。ミュージカルで登場していた「不思議は不思議のままでいい」が見当たらず。このミュージカルに関しては、年明けの新国立劇場にご注目あれ。

  • 大人になっても楽しめる、イイお話がいっぱい。
    マジシャンが連れている片目の子猫や、
    藻のおふとんなど素敵な単語が満載。

  • 子供の頃に何度も繰り返して読んだ本。この本を読んでから船乗りを夢見ました♪

  • 大人が読んでも面白いんじゃないのかな〜。歳なんか関係ない、男同士の友情☆
    小学校四年生の身体の弱いケンがズボン船長さんと知り合って、今までの航海の話を聞き・・・物語に引き込まれていきます!さすが角田さん!

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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