- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834018059
作品紹介・あらすじ
本書は、『十五少年漂流記』の名で親しまれてきた作品の初の完訳本。夏の休暇を、スクーナーでニュージーランドの海岸を一周して過ごすことになっていた十五人の少年たちが、思いがけない事故のため、無人島に漂着する。ときに反目しながらも、さまざまな困難を乗り越え、彼らは島での生活を築きあげていく。小学校中級以上。
感想・レビュー・書評
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ヴェルヌが唯一少年向けに書いたという冒険小説、確かにとても楽しいものでした。
イギリスの植民地、ニュージーランドはオークランド市にある、裕福な家庭の子どもたちが通う、チェアマン寄宿学校の8歳から14歳の少年たち(イギリス人、フランス人、アメリカ人)。
夏休みにニュージーランドの海岸を1周する航海を予定していたのだけれど、
子どもたちだけが船内にいる間に、不幸にも漂流し、嵐の最中へ…
漂着した島での、2年間の生活ぶり。
よく訓練された機転の利く少年たちの、とってもワイルドで危険がいっぱいだけども、読者にとっては痛快なエピソードの連続!
少年時代に読んだなら、どんなにこの少年たちに憧れたか…(ドリトル先生が好きだったんだから読めたよなぁ)
たった1人見習い水夫のモコ(開拓者の家に仕える黒人の家族の子)が、船のことをよく知っているのだけど、彼を信頼し好感を持っているフランス人のブリアンと、黒人に好感を持つなど恥だと思っているイギリス人の少年たちとの違いなど、興味深い描写があちこちに…
ただ、ラストの教訓張り付けには辟易とさせられましたが、この時代の児童文学奈良ではなのかもしらません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小学生の時に何度も読み返した本。通称『十五少年漂流記』の完訳版。子供のために買ったが、久しぶりに読んでみた。もうかなり前のものなのに全く色あせない面白さがある。ぜひ子供にも読ませたい。
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無人島に漂着した15人の少年たち。
最年長でも14歳。
国籍の違いから起こる偏見・反目・葛藤を乗り越え、生存の危機に敢然と挑む・。
何度も仲間割れの危機に遭いながら、決してあきらめない最年長のゴードンの思慮深さが好き。
邦訳「15少年漂流記」として有名なジュールベルヌの傑作ですね。
子供向きに書かれた本を読まれた方多いのではないでしょうか?
原文に忠実に完訳された本が福音館書店から出ています。 -
無人島に流れ着いた15人の少年たち。思慮深いゴードンの統率の下、力を合わせて生きていく。
人種も年齢も違う少年たちだから、その個性を発揮してうまく行く時もあれぱ仲違いしてしまう時もある。それを乗り越えられたのは苦境に陥った時の態度だ。おのずから気持ちは伝わるものなんですね。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99783785 -
子供たちのアグレッシブな姿に感動する。
話変わるけれども、2年間休暇を取ることは世間的に非難を浴びるのかな? -
15少年漂流記とも言う。絶対に面白い。
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少年たちが無人島での困難を乗り越え、島での生活を気付いていく話。子どもが少しあこがれるような感じがする。
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昔読んでいるんだけど、話をほとんどおぼえてなかった。
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十五少年漂流記。
面白いというか懐かしい。