ネコのタクシー (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (88ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834017595

作品紹介・あらすじ

のら猫のトムはついに、飼い猫になりました。が、ある日、飼い主のランスさんが大怪我をしてしまい、トムが代わって稼ぎに出ることに。仕事は、自慢の足をつかったネコのタクシー。運賃は一ポンド。タクシーは、たちまち町の評判になりました。ケーキを運び、救急車になり、泥棒を追いかけ、トムのタクシーは大忙しです! ネコ専門の獣医さんが書いたほのぼのとしたお話です。ユーモラスな挿絵の、ネコの魅力いっぱいの幼年童話。

感想・レビュー・書評

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  • かわいいし、楽しいし、まわりの人々は優しいし、全体的にポジティブでとても素晴らしい本。
    作者が獣医ということに驚き。文章はとても優しく、一般的な作家以上だと思う。
    ネコの生態が織り交ぜてあるところも現実味があってよい。
    このような最高の本をもっと見つけたい。

  • ★★★
    ノラネコのトムは、タクシー運転手ランスさんの飼い猫になりました。怪我したランスさんの代わりにネコのタクシーを始めてランスさんをお手伝い。町のネコを魚市場まで乗せたり、おばあちゃんから孫娘への誕生ケーキを運んだり、強盗を目撃したり…
    ★★★

    10章に分かれた童話。イギリスの海辺の町の描写がとてもよく、文章では大人も満足できます。続編「ネコのタクシーアフリカへ行く」があります。

  • のら猫のトムは、飼い猫になるという夢を持っていた。
    タクシー運転手のランスさんの飼い猫になることができ、ランスさんが足のケガを負ってからはネコのタクシーの運転手として働くこともできた。トムには「だれよりもはやく、遠くまで、つかれないで走る」という特技があったので、これを活かすことのできるピッタリの仕事だった。
    トムがタクシー運転手として働く中で、いろんな人やネコを助けることができて、ほのぼの暖かいおはなしだった。
    トムが灯台に閉じ込められて、灯台の光がネコもようになるところ、楽しいポイントです。

  • 「まったくおどろいた。トムが、お金をかせいでくるなんて。わしは自分の考えを変えなくてはならないようだな。ネコもタクシーができるんだ。」

    タクシー運転手のご主人がケガをしたのをきっかけに、
    飼い猫トムはネコのタクシー運転手になりました。
    エンジンはついていなくて、自分の足で走ります。
    小さいタクシーなので人間は乗れませんが、
    トムのタクシーは大忙し。

    よく練られていて面白いお話だった。
    ノラネコたちはお金なんて使わないけれど、お金の落ちている場所はよく知っている。これは本当にそうかもしれないなぁ。

    トムの、人(ネコ)役に立つ喜びや働く喜びが伝わってきて
    わくわくする。

    1年生~3年生向け。

    作者の南部さんは、キャットドクター、ネコ専門のお医者さん。ネコのことはよーく知っている。だから、読んでいて楽しいんだろうなぁ。

  • 自信をなくしかけたとき、自分を無条件に受け入れてくれる人に出逢い、その人のために役に立つ喜び。
    満たされる。。。。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/730157


    ケガをした飼い主の代わりにタクシー業を始めた猫のトム。
    乗車賃は1ポンド。トムの車にエンジンはついてないのでトムの足で動かします。
    日常にファンタジーが溶け込んだ素敵な世界観。

  • 可愛らしい主人公が一生懸命に自分の役割を果たそうとする姿に、見ていて元気が出ます。

  • とても面白い本でした。
    ネコの絵が愛らしいです。

  • 表紙でジャケ借り(図書館)しました。
    印象通り働くねこが一生懸命でかわいかった!
    挿絵が多くて絵本の発展版みたいでした。
    読み聞かせをするのにも自分で読むのにも良さそうで、買って甥姪にプレゼントしました。
    自分用にも買おうかなと思ってます。

  • 4歳には長かったかなと思って、少しずつ読みたした。明日は4からねと、長いのは長いので、続きがあって楽しんでました!

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著者プロフィール

1960年、東京生まれ。獣医師。北里大学獣医学科卒業後、
アメリカ合衆国カリフォルニア州アーバインの「THE CAT HOSPITAL」で
研修し、帰国後、猫専門の病院を開業。現在、千駄ヶ谷「キャットホスピタル」で
猫の診療にあたる。NPO法人東京生活動物研究所研究員。
絵本や童話の執筆にも積極的に取り組んでいる。著者に『ネコのタクシー』(さとうあや・絵/福音館書店)、
『おばけむら』(田島征三・絵/教育画劇)など。

「2022年 『ルイの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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