ブルックフィールドの小さな家 (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834017274

感想・レビュー・書評

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  • 人との関わりが濃密ですね。
    家族と、近所の人と、同じ地域に生きる、様々な人たちと。

    それは、そうしないと生きていけないからなのでしょう。
    家族は助け合わないと、家庭は立ち行かない。
    地域の人々は助け合わないと、それぞれ生きていけない。

    だからこそ、強い結びつきが、関係が生まれる。


    私たちも、今の私たちも、本当は同じなのだけど、一人では生きていけないのだけど、それを忘れかけている。

  •  キャロライン5歳,ジョセフ12歳,ヘンリー10歳,マーサ8歳,イライザ3歳,トーマスは赤ちゃん。お父さんを失ったクワイナー家が厳しい冬を乗り越え,翌年の6月にキャロラインが初めて学校へ通うようになるまで。
     ローラが「大草原の小さな家」シリーズを書き始める前,伯母さんのマーサに子ども時代の話を尋ね,マーサが応えて沢山書き送った手紙に基づいて書かれたキャロライン・クワイナーの子どもの頃の物語。

    ホットケーキにシュガー・シロップ/ホッグとメンドリたち/お洗濯の日/駅馬車/雑貨店/早霜/カボチャのピクルス/ふたつの誕生日/見知らぬ人からの贈り物/クリスマス・ブレッド/ワゴン・パイ/すばらしいごちそう/ケーキと燭台/教会のドレス/靴の穴/不安/学校/ずいぶんお急ぎだこと

  • 大草原の小さな家でお馴染のローラ・インガルス・ワイルダーのお母さん、キャロライン・インガルスの少女時代の話。

    ローラの一家同様、キャロラインの両親も東部の都会から未開拓な西部へ移住し、そこで開拓生活を送るのだが…キャロラインがまだ幼い頃に、お父さんは湖で荒波に浚われて転覆し、帰らぬ人に。

    兄もまだ、ようやっと小学生の中学年から高学年になりましょうか?と言う年齢ならば、末っ子のトーマスは生まれたばかりの乳児。幼い子供を6人も抱え、一家の大黒柱をいきなり失った生活は、さぞかし大変であろう事が伝わって来る。

    が、キャロラインの亡きお父さんは、なかなか人付き合いの良い人であったらしく、畑の作物収穫前に霜にやられるわ、肉類は父さんがいない為に狩猟がままならず、全く備蓄は無し。餓死寸前の所を、生前、お父さんが仲良くしていたインデアンが鹿肉を持って来てくれます。

    人は常に行いを良くしていれば、自分の後も、自分の残された家族を救う事にも繋がる事を実感。

  • 父親が亡くなった後、母と子供、おばあちゃんがけなげに、明るく、力を合わせて生活しているのがえらい!

  • ローラのお母さん、キャロラインの話

  • 知らない間にローラの母、祖母、曾祖母の物語まで出版されていて驚いた。娘世代の話は読んでいたんだけど。それぞれのキャッチフレーズがなかなか面白い。
    アメリカの建国から20世紀中盤にいたるまでを、5世代で描けるということに改めて気付いた。みじかいんだ、この国の歴史は。神話の時代というものはないんだ。
    (アメリカへの最初期の移民を描いた本といえば、ほかに「魔女の血をひく娘」を思い出したけど、あれはまた視点がちがうよね)

    というわけでこれはローラの母キャロラインのおはなし、まだ小さくてかわいらしい。

  • 「大草原の小さな家」シリーズのインガルス家のお母さんの幼少時代のお話です。

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