「畳み人」という選択 「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833423502

感想・レビュー・書評

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  • 「「畳み人」とは、経営者やプロジェクトリーダーの突飛なビジネスアイデアを着実に実行し、形にできる人のことを指します」
    これを見て、自分のことだな~と思ったから読んだ。というか、SEは毎日あたりまえのようにこういうことをしている。書かれている内容はかなり基礎的な内容なので、若手向けだと感じた。
    『「畳み人」という選択』だが、最終的には広げ人になることについて書かれている。自分自身は、畳み人のような存在で居続けるのが向いていると思っている。広げ人も経験したことがあるが、やらなければならないことがまるっきり変わり、とんでもなく苦労して、嫌になった。しかし、畳み人で居続けることは最良ではないようだ。そして、畳み人を経験していないまま広げ人になった人を今まで何人も見てきたが、その人たちには人はついてきていなかった。

  • 「畳み人」という選択 「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書
    著:設楽 悠介

    「畳み人」とは、経営者や上司の突飛なアイデアを、実現可能な状態まで設計し、着実に実行に移す人。時にはいちプレイヤーとして、変幻自在に活躍するビジネスパーソン。リーダーの傍にいる名参謀や右腕、様々な部署・取引先から信頼されている、プロジェクト実行のためにはなくてはならない存在の人。

    本書の構成は以下の5章から成る。
    ①畳み人が求められている理由
    ②畳み人の仕事術
    ③畳み人のチームビルドとマネジメント術
    ④畳み人になるための仕事の基礎
    ⑤畳み人こそ、最強の広げ人になれる

    大風呂敷を広げる人とその風呂敷を畳む人。発散と収束も似たような概念でもある。ゼロからイチを生み出すことは大切ではあるがそのイチをヒャクやセンに育て上げる。そこまで持っていくことも非常に大切である。本書は縁の下の力持ちでもある後者にスポットライトをあてとりあげている。

    どちらも大切であるが、どちらも難しい。役割でもあり、バランスでもある。

    そして、どちらも飛び抜けたセンスがある人は別にして多くの下積みが必要となる。生き方やビジネススキル、その積み重ねでその役目を行うことができる。

    畳み人は基本の下積みの積み重ねがないとできない。そして、ゴールではないが、選択する道として畳み人が風呂敷広げ人にもなることができる。もちろん逆もしかり。

    どちらもかっこいい。
    自分自身も色々な点で広げたり、畳んだりと狭い範囲ではあるものの行ってきた。その苦労も楽しみも広がりも成長も理解できる。そのプロセスなりがストンと腹落ちしたような感覚をいただいた一冊であった。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 畳み人が求められている理由(「風呂敷畳み人」とは何か?/なぜ「畳み人」が求められているのか? ほか)/第2章 畳み人の仕事術(広げ人のアイデアを「はじめは」一緒に面白がれ/アイデアの共犯者になって、軌道修正できるポジションを取れ ほか)/第3章 畳み人のチームビルドとマネジメント術(仲間を集める時は、スペックより「伸びしろ」を最優先に考えよ/チームメンバーの働く目的を理解せよ ほか)/第4章 畳み人になるための仕事の基礎(あいさつ&お礼こそ働くうえで「コスパのいい武器」である/報告や説明にはくどいくらい主語をつけよ ほか)/第5章 畳み人こそ、最強の広げ人になれる(畳み人として評価を得てくると、次第に「広げなさい」というチャンスが来る/畳み人は複数の広げ人を一番近くで見て、インストールできる立場にある ほか)

  • タイトルからして、地味な裏方の、いぶし銀の仕事のありかたを書いた本なのかと思ったら、全然そうではない。
    著者は、コミュニティは作っちゃうし、クロスカウンターを狙えとか、最終的には広げ人になるための作法とか、今はコンサルをやっているとか、全然普通に前に出たいし出れる人なのである。
    エキセントリックな天才肌のマネジャーにもなれるし相手が凡庸なら広げて牽引する側にも回れる、バランスが良く器用な秀才ということだ。

    P52 (広げ人は)プロジェクトを動かす前から否定的だったりする人に対して(こいつこのアイデアのすごさをわかってないなと)感じることが多いものです。反対意見や何らかの提案をしたいなら、まずは面白がって相手のアイデアの共犯者になること、それが畳み人としてまずとるべきポジションです。

    P57 そこに費やした時間がもったいないとか、以前そういっていたではないかと言う感情を入れるべきではありません。メンバーが費やした準備が無駄になることは、少なくとも市場や顧客には関係のないことだからです。

    P77 普段から選択肢を複数想定する習慣を身につけることが大切です。【中略】日々の些細な仕事でもできるだけ選択肢を多く想定する努力を重ねること、さらにいざというときに信頼できる取引先との関係をこつこつつみあげておくこと、これらをして、ドラえもんのように、広げ人にとって頼りにされる存在をめざしましょう。

    P125 マニュアルは動画で作成することをお勧めします。普段使っているパソコンで作業する様子を、口頭で説明しながらスマホで撮影するだけで十分です。なぜ動画を進めるのかと言えば、マニュアル作成に時間を取られてしまうという落とし穴があるからです。

    P154 あなたから報告や説明を受ける人は、基本的にその事柄について情報を持っていないと考えてください。

  • 企画を実行に移していくところで活躍する人「畳み人」。企画を作る人を「広げ人」と呼んでいる。確かに実行を着実にやる人の方が企画を作る人よりも引っ張りだこな気がしている。


    アイデアの面白いところを探す。共感できるポイントが見つかれば、大いにそれを面白がる。懸念事項を持って止めないこと。

  • (要約のみで読了)
    気になりポイント:
    ・広げ人になりたい人はなるべく若いうちに、強い広げ人の元で畳み人を経験してみるべし

  • 畳み人の役割は広げ人の戦略を実行可能な単位に落とし込むこと、経営層とチームメンバーの間に立つ伝道師で翻訳者であること。
    自分の夢を達成するのも勿論だが、夢を持った人の夢を広げられる人間になりたい。

  • 広げ人と仕事をする上で大切なメンタル面での向き合い方について知ることができた。

    これから一緒にパートナーとして仕事をしていくこのタイミングでこの本に出会えてよかった!

    最も大切なのは、広げ人のワクワクに共感しつつ熱量を落とさないように持っていくか。
    知らず知らずのうちに自分の考えが全て正しいと思っていたが、これを読んで、人の話、相手のストーリーを想像する気持ちがもてるようになった。

  • よい

  • 『「畳み人」という選択 「本当にやりたいこと」ができるようになる働き方の教科書』 設楽悠介 #ブクログ
    http://booklog.jp/item/1/4833423502

    畳み人とは、アイデアマン(広げ人)が出した突拍子もないアイデアを実行に移していくために、リスクの洗い出しやメンバーとの橋渡しとなってアイデアを実行に移していく人のこと。

    チームにいる広げ人の役割や気持ちみたいなのが理解できて、いまは畳み人として、広げ人のアイデアをリスクを潰しながら実現する人になりたいと思える本でした~!
    また、場合によってはアイデアを広げる立場にもなるので、
    チームのなかで使い分けたいなとおもいます。

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