社会学用語図鑑 ―人物と用語でたどる社会学の全体像

制作 : 田中 正人 
  • プレジデント社
4.15
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本棚登録 : 705
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833423113

感想・レビュー・書評

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  • ゆるっとしたイラストで人物やキーワードが表されていて、視覚的にもわかりやすい。
    解説も過不足なく理解しやすい。
    論者の生きた時代でざっくりと3章(近代の幕開け、近代から現代へ、未来へ)と時系列になっている構造。

  • マルクス、デュルケーム、ミード、フロム、フーコー、マクルーハンなど名の知れた学者しか知らなかい程度の浅学だが、だからこそ1800年代から通して社会学を俯瞰してみていけるのは素晴らしい。深くまで突っ込んで、というわけには当然行かないが、それでも、社会の変化とともに社会学がどのように変わってきたのかを理解でき、それがまた現代社会の様相の捉え方が確かにそうだ、と腑に落ちるところもいい。現代の社会学を知っておくことは大事だ。とりわけ、近代から現代へ、ブルデュー、ネグリ、ライアン、デギンズンといった知らない人ばかりの洞察には、刺激いっぱいでぜひ読んでいただきたい一冊だ。

  • 社会学に初めて触れる人にも優しい解説と図解。社会学の入口を優しく広げるようなイメージ。
    今まで社会学の定義が分からなかったけど、身近で面白いんだなぁ。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1237750

  • ・1回通読。社会学の成り立ちがスッと頭に入ってくる。同著者の哲学より軽め、心理学より重めの印象
    ・パーソンズのAGIL図式をベースにした、マートンによる中範囲の理論の展開、ルーマンによるミクロ観点の導入が、腹落ちかつ目から鱗だった
    ・上述のマクロ社会学、社会システム論の考えに、ミードのアイとミー、客我と主我の考え方を重ねると、自身の捉える現実の社会に近いと感じた

  • 心理学用語図鑑と同じ編集者田中正人の1冊。出版社は違う模様。
    こちらも時代別で人と用語が並べられていて知りたい用語や人物がパッとわかるので、他の書籍を読んでいるときにそばのおいておきたい。
    1ページにまとまっているのでわかりやすい。

  • 哲学版が良かったので購入。社会学用語を1,2ページのイラスト付きで解説。イラストがわかりやすいのと関連する用語への参照(P○○も参照、など)も丁寧で良い。こういう本を学部一年の時に読めていたら大学の頃の勉強もだいぶスムーズだったろうなぁと思う。哲学版続編も買うかな。

  • 76人の社会学者と社会学に関連する用語300語以上を図を用いて解説している。

  • 社会理論の概念・キーワードが見開き2ページで完結。かわいいイラストが理解の助けになる。

    これらが歴史順に並んでいる(社会学の誕生→社会学の確立→様あんな理論の展開→今日の社会学へ)ので、社会学史の変遷も概観をつかみやすい。

    また登場人物の生誕年表がついていて、同時代人にどういう人がいるのか、誰が誰の先輩か、後輩か、誰の考え方がその後どんな人たちに影響しているのかもボンヤリつかめる(ボンヤリでいいでしょう)。

    ちょっと空いた時間にパラパラ見返して、忘れかけていた概念・キーワードの復習ができる。手に取る回数が一番多い入門書。

    概念・キーワードについておおよその意味をつかんだら他の入門書も読んで、原著にあたるといい。

  • 社会学の歴史と人物を俯瞰するのにめちゃ良い!

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著者プロフィール

田中正人(たなか・まさと):1944年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士課程満期修了。専攻、フランス史・政治史。愛知大学名誉教授。

「2023年 『ナチズムの美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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