春夏秋冬 雑談の達人

著者 :
  • プレジデント社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833421942

感想・レビュー・書評

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  • 私は俳句を作らない(作れない)けれども、テレビで俳句番組を観るのは好き。
    本書は3月まで俳句番組のひとつに出演されていた先生の著書。
    先生出演の最後の回で紹介されていた。
    本書はとても読みやすいし面白かった。
    章立てが一応四季ごとになってはいるものの、どうしても所々他の季節の季語が混ざってしまうのだが、歳時記ではないし構成上それは仕方ないと思う。
    本当に俳句を作る人は歳時記をお持ちだろうし、私のような俳句鑑賞素人には本書は軽く読めて丁度良い。

  • 読みやすくて、わかりやすくて、親しみ深くて。私もこよみと共に、日々を大切に生きたいな。

  • 俳句が好きで思わず手に取った。
    若者向けに俳句への誘いがテーマか?
    サクサクと、とても楽しく読めると同時に
    姿勢が正される感じでもある。
    登場人物の構成がもうちょっと
    一癖あったらなー。

    春は「うららか」で秋が「さわやか」とは
    初めて知った。
    確かに春と秋では、
    空気の湿り気具合が違う。

    四季折々の表情をもつ日本の風土
    その精妙な季節感を感じ取る日本の人の心
    失いたくないもんだ。

  • とにかく日本に四季があってよかった。四季の移ろいを感じて言葉にして生きるのって豊かだな。俳句って豊かだなとしみじみした。本自体はめちゃくちゃさくっと読めます。

  • この本に出会って"俳句"をつくるようになった。入り口は川柳だったけれど、俳句へと一歩踏み込んで作り始めると想像以上に楽しい。歳時記を購入し、旅行に行くと一句、季節の変わり目に一句など、俳句を通して自然や四季をより深く感じられるようになった。

  • 令和に次の元号が決まり。改めて日本人でよかったなぁという思いから気づいたら手に取っていた本。四季を愛でることのできる日本は本当に素敵な場所。次日本に戻ったら四季の巡りを日々体感しながら過ごしたい。歳時記がいま欲しい。

  • 季語には日本人の感性や生活風習、伝統といったものが凝縮されている。その季語の集大成である歳時記は、雑談ネタの宝庫。

  • 雑談の達人というタイトルは誇張しすぎてるな~(笑)

    春夏秋冬の季語を覚えるのにはいいんじゃないかな。
    物語調になっているので、小説好きな人は読みやすいと思う。

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著者プロフィール

俳人。俳句結社「蒼海」主宰。二松学舎大学非常勤講師。2016年度、2019年度「NHK俳句」選者。著書に句集『熊野曼陀羅』(文學の森)、又吉直樹との共著『芸人と俳人』(集英社文庫)、『俳句の図書室』(角川文庫)、穂村弘との共著『短歌と俳句の五十番勝負』(新潮社)、『NHK俳句 ひぐらし先生、俳句おしえてください。』(NHK出版)、『桜木杏、俳句はじめてみました』(幻冬舎文庫)、『散歩が楽しくなる 俳句手帳』(東京書籍)など多数。
自選一句「耳は葉に葉は耳になり青葉闇」

「2021年 『東京マッハ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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