現在窮乏、将来有望―評伝 全日空を創った男美土路昌一

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419253

作品紹介・あらすじ

それは「失業者救済組織」から始まった-終戦直後、今よりもっと厳しい時代に国に頼らぬ純民間航空会社を創った毅然たるリーダーの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 全日空の設立者、美土路昌一についての評伝。
    戦後、パイロットや技術者の雇用を日航(JAL)は政府のコネを使って行い、その他大勢の技術者を「社団法人 興民社」で預かり、全日空の前身、日ペリの設立、全日空の設立の経緯やその理念が書かれている。

  • 純粋にANAという会社に興味を持ちました。その成り立ちを知り、今までのイメージが一変します。NHのコードの意味をようやく知ることができました。

  • GUEST 019/コナカ 社長・湖中謙介:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2010/11/post115105.html

  • 強い意志と空へのロマン。理想を貫く熱い意志がある。

  • 野中郁次郎『経営は哲学なり』では、現在窮乏、将来有望を解説!!

  • 全日空の創始者、見土路氏のANA創生前の苦しみ時代から軌道に乗せるまでの、赤裸々な内容。ここに全日空の歴史があります。

  • 全日空の創業者。創業期の様子がよく描かれている。日航が第二組合を作る経緯と、その時の美土路の判断が今日まで続く大きな差異に繋がっていると実感した。自分のポリシーを貫くことが大切。

  • 新たな会社を興すときの創業者の覚悟、信念、執念が伝わってくる作品。

  • 全日空の最初が、ここに書かれている。
     政財界からの圧力にも屈せず、給料が安くて労働時間も長かった。しかし、現在は日本航空を抜き日本の代表する企業へと躍進した。常に、社員に言い続けた言葉が題名になっている。一時代の作る強さが感じとれた一冊でした。

  • @shinya8520 さんに紹介いただいた全日空を創った美土路昌一さんの半生を描いた「現在窮乏 将来有望」を読み終わったなう。

    美土路さんの半生に加え全日空の創業主要メンバーの中野さんという方にも注目した。中野さんは法政大学OBで在学中は応援団長、そして応援団を辞し航空研究会を創設した。

    早慶や東大に対抗するには、当時存在していない航空研究会をつくることで、法政の名をあげようというものであった。

    素晴らしい、進取の気象ではないか。

    そして美土路さんのいる朝日新聞に誘われ、さらに全日空の前進である日本ヘリコプター創設時のボードメンバとして輝かしい業績を残した。

    ・閉塞感を打破するには、どうしたらいいか。リーダーである政治家や企業経営者がそのロマンで社会を照らし、人々に希望を与えて元気づけるほかないのではないか。

    本書では、美土路さん、中野さんという大所高所から現在と将来を見据える理想的な経営者像を知り得た感がある。

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