- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829626351
感想・レビュー・書評
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『流浪の月』作者さんの本を見つけ、買って読んだらBL小説でビックリ(笑) 初めて読んだわー(^-^)
知らない世界の描写や展開も含めて若干引き気味の自分。面白いかどうかも分からず、でも、最後まで読了! 陽光が頑張ってた。性別を超えた同志なのだろう、うん。読まないジャンルに挑戦したな、うん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良かった。
登場の瞬間から陽光頑張れ!って手に汗握った(笑)。攻めのハンデがデカすぎて圧倒的に届かないところから始まるけど、陽光には輝く星のようなニーナにも深い闇があって、お互いにわかりあえないからもどかしくて、すれ違いながら関係が深まっていく感じとか、すごく怖いけど自分のため相手のために新しい世界に一歩を踏み出していく感じとかは凪良ゆうさんのお得意だと思う。
「美しい彼」に繋がるスピリットが散りばめられてるなーと思った。これまでの軌跡を逆に辿って過去の作品に遡るのもまた楽しい。 -
自分にBLものは無理だとわかりました。ただ、凪良さんの文は相変わらず読み易く、なんとか最後まで読み切ることができました。こういう愛の形があることも理解しなくてはと、頭では分かっているのですが…。
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アーモンドキャラメルみたいだけど悲しいって表現素敵すぎない?
めちゃくちゃ優しい年下攻めと、捻くれていて口は悪いが優しい受け。もうさ…よかった…愛ってこういうことか…って思いました…。
小学生時の、ニーナの病気への無理解から起こったことがすごく心痛い。それゆえに心閉ざし殻に閉じこもってしまった。そんな彼の前に陽光が現れる。名前のとおり陽の光みたいな少年。
ニーナの「しね、ボケ」から恋が始まるところがほんと好き。綺麗なバラのトゲみたいその台詞が陽光の心に刺さって恋が始まる。
好きなひとのために何ができるか。お互いが成長していく様がほんといいの。いい話読んだ。表紙の夜の中で歌うニーナが美しくて好き。
後日談の道に迷って不貞腐れるニーナが可愛いし、それに笑っちゃう陽光も愛しすぎる。二人と1匹でずっと幸せでいてほしい。
ただ唐崎さんだけはこのお話の中で唯一嫌いです。憎めないキャラクターみたいな位置づけだけれど、酔い潰れた人間を未遂とはいえ嬉々としてレイプしようとしたって事実だけで嫌悪感マックス。 -
小学生の頃からのストーリーよかった!
光陽が一途で本当にいい子!ニーナは初め冷たかったけど光陽にだけは心開いてるのが微笑ましい。
何度も涙した作品でした。 -
陽光とニーナ、2人だけの世界だったものがお互いのおかげで少しずつ開いていくのがいい。
これからも2人で、些細な幸せも分け合って、新しいことにも慣れての繰り返しで、ずっと生きていってほしい。 -
絶版で手に入らない幻の作品だったので発売されて嬉しかった。昔の(というほど昔ではないのかもしれないけど)作品のはずなのに、今の凪良さんに通じる道をはっきり感じた。
苦い過去・自分を支える存在…そして今という流れ。受と攻もそれぞれ愛おしい一人の人間なのも、凪良さんならでは。
この作品では特に受が悩んでいる先に、攻が頑張って追いつこうと努力しているのが可愛かった。これぞ年下攻!読めて良かったなあ。 -
旧版既読、新装版で何度目かの再読になりました。
何度読んでも、色褪せずに良い!(泣)
やっぱり凪良ゆう先生の作品は、私には鉄板です。
ニーナの、小さな世界への絶望、陽光への複雑な気持ち、不器用で繊細だけどとてもピュアでひたむきに生きている姿がとても尊いです。
一方、陽光の強くてまっすぐな生き方、ニーナへの変わらない恋心、ふたりはもがいて苦しみながらも成長していきます。
陽光への気持ちが自分でいまいち分からなかったニーナが強烈に彼への想いを自覚する過程があるのですが、切なくて泣けました。
でもやはり、タイトルにもある、真夜中クロニクルが、このお話の根幹であると思います。
情景がまた素晴らしい1冊。
今回の挿絵のyoco先生もよかった。
以前の小山田あみ先生も好きですが、ニーナのイメージはyoco先生のが近い気がします。 -
旧版もち。
書き下ろしのために買った。あとがきのあとに書き下ろしが付いている。
凪良先生のあとがきに、旧版で完結してるからそこに入る余地はなかったとあり、あとに入れたとのこと。
ニーナが東京に引っ越しした当日の話。そのままの流れで話は続いていました。
ニーナはやっぱりニーナで、突然「家に帰る」は、郷里の家に帰る、で、東京の人は青い血が流れてるそうで。笑
いい味出してました。
「バカ、死ね」は「美しい彼」を彷彿とさせられました。原点なのかも。