花守の竜の叙情詩3 (富士見ファンタジア文庫 あ 5-1-3)

著者 :
  • 富士見書房
4.20
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本棚登録 : 125
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829135983

作品紹介・あらすじ

「テオバルト。愛しているから、あなたを忘れる」囚われの王女アマポーラと、王位継承に敗れた王子テオバルト。支配した者とされた者として出会った2人は、長い旅の果てに恋に落ちた。だが運命は、二人が互いを守ろうとする気持ちすら弄ぶ。アマポーラのため、テオバルトは人外のものに。そんなテオバルトを救うために、アマポーラは彼の記憶を捨てた。それでもなお平穏は遠く、アマポーラは命を狙われ続ける。懸命に守ろうとするテオバルトだが、彼女はその存在すら拒むのだった…。たとえ同じ時間を生きられなくても、たとえすべてを忘れてしまっても、君を守る-。宿命の愛と冒険の三部作、ついに完結。

感想・レビュー・書評

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  • テオもボーラもエレンも美しくて羨ましい最高の家族だ。
    読んでいて気持ちのいい人間を見せてくれてありがとう。最高のハッピーエンドでした。

  • 凄く好きな物語になったが、少し口説い感じが・・気にならない程だけど

  • 1巻で綺麗に終っていたのに、どうして続刊。
    と思っていたのですが、読んでみて、これでよかったのだという気がします。
    ただ、エリンのお母さんがあんな形で出てきたのは、少しショック。飢えとか貧困とか知らないので、納得がいかないのですが、その立場になるとそうしてしまうかもしれないところが寂しいです。
    次は間違えずに、ずっと一緒にいられたらいいですね。

  • 「テオバルト。愛しているから、あなたを忘れる」
    アマポーラとテオバルト。長い旅路の果てに恋に落ちた二人だったが、運命は二人が互いを守ろうとする気持ちすら弄ぶ。
    アマポーラの為、テオバルトは人を捨て銀竜となった。
    そしてそんな彼を救うべく、アマポーラはテオバルトの記憶を捨てた。
    それでもなお平穏は遠く、アマポーラは命を狙われ続ける。
    懸命に守ろうとするテオバルトだったが、彼女はその存在すら拒むのだった…。

    テオを救うために記憶を対価にしちゃった事で、アマポーラが記憶喪失状態に。
    思い出してほしくても、それすら負荷になると言われちゃあどうする事も出来ない…。
    挙句悪魔狩りを見たアマポーラからは「人殺し」と思いこまれるし…テオがマジで不憫。
    傍にいるエレンも二人の間で板挟みになってて可哀想。
    てか本当にエレンはしっかりしすぎだよ、もっと甘えていいのに。
    アマポーラも記憶の欠落を意識してる以上、想いだそうとするのは仕方ないことだしなぁ。
    でも皆辛かった分、最後は本当に綺麗なハッピーエンドに行きついて本当によかった!
    何だかんだ悪魔倒しても人外のままだと思ってたのに、そこらへんも上手く解決されて。これぞまさにハッピーエンド!
    最後の二人の再会シーンはちょっと泣けました。

  • 元囚われのお姫様と元王子の物語完結編.不運な誤解をしてしまったがために道を外れてしまった悲しい悪魔たちを,自身はじり貧にも関わらず優しさを持って迎え撃つアマポーラが凛々しい.その聖女っぷりは,銀竜という神に一番近い存在をも凌駕して霞むほど.テオバルトはこれから大変だと思う.2千年以上銀竜たちを苦しめてきたという割には,属人的な攻め手のキャンディッドだったけど,最後に愛は勝つってことで.とてもキレイな完結編だった.

  • 花守の竜の叙情詩の3巻です。アマポーラとテオバルトの物語もついに完結です。

    旅を始めた頃は無知だった「エパティーク」は立派な成長を遂げ、とても強い女性「アマポーラ」になったんだと、思わず感心してしまいました。

    感動の物語もついに結末です。その物語は悲しく、温かい物語で、涙が止まりませんでした(^O^)

  • とても綺麗な完結巻だった。

    1巻~3巻までずっと、アマポーラたちが苦しんでばかりだったため、「こんなに苦しみ続けないといけないのなら、1巻のままで終わった方がよかったのではないか」と思ってしまうほど、苦しくて切ない展開ばかりだった。
    だがこの3巻で、悪魔をはじめ、彼女らを脅かす数々の問題を見事に解決していったため、最後の章を読む頃には「ああ、これで安心して家族3人で幸せになれるな」と納得できた。

    願わくば、ラシェルをはじめ他のサブキャラたちも今後すこやかに暮らしていけますように。
    すべてのキャラクターへ幸せを願わずにはいられない、そんなお話だった。

  • 完結編。短いシリーズだったが、とても好きな物語になった。

  • 花守シリーズもこの巻で完結です!!

    結末は希望に満ちたハッピーエンドでした。
    そして主人公をはじめヒロインやその他の登場人物は、幾何の苦境を乗り越えたとき、人として大いにく強く逞しく成長していく様が見所です。
    そして各々の信念・生き様は本当にかっこいい!!

    ラノベにしては設定・展開ともにしかっりとしていて、文章も落ち着いていてストレスなく読めましたし、なによりも楽しめました。

  • 祝・大団円。記憶の穴に焦燥を覚えるポーラと、そんな彼女に負担を掛けないよう距離を置くテオ。何より我儘を言っていい年齢なのにそんな二人を気遣おうとするエレンがけなげでした。少女小説読みの方に是非オススメ。

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