火の国、風の国物語11 王都動乱 (富士見ファンタジア文庫 し 1-1-11)

著者 :
  • 富士見書房
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本棚登録 : 137
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829135839

作品紹介・あらすじ

「私は私にできることを、すべきことをする。それだけのことだ」赤神は表舞台に舞い戻った。己の弱さと向き合い、そして迷いを断ち切って。目指すは王都ヴァンフィール。王女クラウディアに再会し、振るうべき剣の矛先を見定めるために。智神は決断する。次代の王が何者になろうと、せめて自分の仲間たちだけは救える力を手に入れようと。黒王は覇道を突き進む。悪しき力を行使し、恐怖をもって国を支配し、ベールセール王国の王となるために。想いは違えど、大志を抱く三人の英雄たちがぶつかり合う刻、壮大な歴史絵巻の最終章がついに紐解かれる。

感想・レビュー・書評

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    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    アレスのフィリップの戦いが始まるのかと思っていたが、もう一人の主役ジェレイドの率いる反乱軍へと視点は移り変わる。
    王と皇太子が死んだことで王国が方針変更する可能性を考慮したジェレイドは城塞都市オルガスタを謀略で手中に収め、戦力を充実させる。
    しかし、パンドラの加護を受けたフィリップはそれをあざ笑うかのように反乱軍の裏をかく。その結果、ジェレイドは病状を悪化させてしまう。
    一方でアレスは暗い雰囲気の王都へと侵入し、自分の名を叫ぶ王女クラウディアに再開し、フィリップと対峙する。
    最終的にはクラウディアの名で重症を負ったカルレーン侯爵を連れ、王都を脱出する。脱出した先でカルレーン侯爵が語るベールセール王国の衝撃の建国秘話はこの物語の終着点を示す結果となった。後はどのようにエンディングを迎えるかということだ。

  • 小物ではなくなったフィリップの話は面白い、というか悪役のやる事だけど爽快感がでていて良い

    しかし、アレスが目前に現れると小物化・・悪役だから仕方ないが
    アレス現れるシーンは、痺れたけど相変わらずの支持待ち

  • 話は少し戻ってアレスが遊んでいた間の話
     妖精さんの助言でやりたい放題のフィリップ君
      エロメガネも一敗地に見えます。
     王都の反乱ではいいところに登場!!
      お話ですが、萌えますね。

     最後の話でラストの方向性が見えてきました。
      これからは団体戦?

  • 復活したアレス。ベタな展開だが、やはりアレスが活躍し始めると心躍る。

  • もう1人の主人公ジェレイド、しっかりして欲しい。
    知能と武力のぶつかり合いなんだろうと思っていたのに、
    完全に悪役のフィリップに持っていかれている。
    憎めない敵であったジェレイドと違い思い切って憎める相手。
    同情できるものが見当たらない、
    それだけの悪役は珍しいかもしれない。

    その一方でアレスが本当の意味での完全復活を果たした感じがする。冷静さを身につけながらも、主に対する態度は変わらない。それだけに、クラウディアの存在が大きすぎる。
    条件反射に返事をするアレスの忠犬っぷり。
    アレスとクラウディアのやり取りは微笑ましい。
    だからこそ、ミーアは切ない。

    アレスは恋愛要素とかまだ考えられないだろうから、
    ミーアの気持ちに気付いてはいないのだろうけど、それなのに大事な話をする時に同席させたり。
    ミーアは本来敵の立場なのに、この信頼感。
    女心には少々複雑な行為だと思われる。

  • 最終章に入るらしい。ベールセール王国をたてなおすために三人の英雄がそれぞれの思いをぶつける。アレスがでてこないと物足りないのだがやっと最後のほうにでてくる。少々まわりくどい。早く続きが読みたい。

  • 超がつくほどの王道ファンタジー。早く続きが読みたい。 
    今回はアレスが一番格好いいところを持って行ったw

    第4の勢力が生まれつつある気がするんだけど・・・。
    それともアレスが合流して、3つどもえになるのだろうか。

  • ドワーフやエルフ、魔法などが存在するいわゆる「剣と魔法のファンタジー」の世界を下地にした架空の戦記で、架空の大陸「グリア大陸」の南西に位置するベールセール王国を主な舞台とし、王国軍と王国に反旗を翻した反乱軍との戦いを描く。生まれ持った剣の腕と精霊から与えられた力により一騎当千の実力を持つ王国軍の騎士アレスと、優れた智略を駆使する反乱軍の指導者ジェレイドの、対照的な特徴を持つ2人の主人公の視点で物語が進行する。(Wikiより)

    王道ファンタジーの11巻目です。
    あまりにも王道すぎて先の展開が読めてしまうことがあるのが困りものですが、その分安心して読めます。
    ロードス島戦記等が好きな人にはお薦めの本かもしれません。

  • 2010/11/20

    いいまわしがくどくかんじる。

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著者プロフィール

第2回富士見ヤングミステリー大賞〈準入選作〉「タクティカル・ジャッジメント」でデビュー。代表作に「火の国、風の国物語」や「僕と彼女のゲーム戦争」(電撃文庫)などがある。

「2020年 『人生∞周目の精霊使い 無限の歴史で修行した元・凡人は世界を覆す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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