花守の竜の叙情詩2 (富士見ファンタジア文庫 あ 5-1-2)

著者 :
  • 富士見書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829134696

作品紹介・あらすじ

「これから、俺と君とで旅に出る。捕まれば、命はない」その一言から、二人の長い旅が始まった。囚われの王女アマポーラと、王位継承に敗れた第二王子テオバルト。支配した者とされた者。反発していた二人は、やがて恋に落ちた。だが-旅路の果てに待ち受けていたのは、辛く、悲しい別れだった。忘れられない。傍にいることはできないけれど、あなたのために生きていく。共に誓う二人だったが、テオバルトには生命の危機が、そして、アマポーラには望まぬ婚姻が舞い込んでくる。「テオバルト。愛しているから、あなたを…」無慈悲な運命にあらがい、立ち向かう。強く切ない愛の物語。

感想・レビュー・書評

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  • エレンが、王様に聞かれたことをはっきり返答する場面が好きです。

  • 「これから、俺と君とで旅に出る。捕まれば、命はない」
    その一言から、二人の長い旅が始まった。囚われの王女アマポーラと、王位継承に敗れた第2王子テオバルト。
    反発していた二人はやがて恋に落ちる。しかし、旅路の果てに待ち受けていたのは、辛く悲しい別れだった。
    忘れられない。傍にいることはできないけれど、あなたのために生きていく。
    共に誓う二人だったが、テオバルトには命の危機が、そしてアマポーラには望まぬ婚姻が舞い込んでくる…。

    前巻で悲恋ながらも綺麗に終わっていたので、続きはどう進めるのかと思いきや、思った以上にファンタジー色強めで始まりました。
    テオが銀竜になったことで別れ別れになった二人ですが、お互いに想い合いながら懸命に生きようとする姿がいい感じ。
    特にアマポーラはお姫様生活しかしてないのに、いきなりエレンと一緒に見知らぬ土地に置き去りスタートという難易度の高さ。
    それでも一生懸命仕事を覚えようと奮闘する姿は純粋に応援できる。エレン共々引き取ってくれたテネレッサ夫妻は本当にいい人達だ。
    だからこそその二人を盾にされてしまったアマポーラは身動きが取れず不憫。ガエタノは最初から怪しいと思ったよ…。
    一方でテオの方はものすごいファンタジーな展開になってた。
    銀竜が数千年でたった三人ていう事実が衝撃的だったけど、他二人がすごく好感もてる人達で良かった。
    でも悪魔とか虧月の竜とかいきなり出てきて若干混乱。
    銀竜伝説の聖女様はもっと清楚な人かと思ったら、思いっきりアクティブな人で予想外。全然気付かなかった…。
    今巻の最後は前に輪を掛けてさらに事態が悪化したような気もするけど、盛り上がったからよし。
    ガエタノからアマポーラを庇ったテオは素晴らしかった。

  • 続きがあるらしい…しかして テオの妹は 根っからおかしすぎる… あのキャラを物語に引きずっていくのは しんどい…

  • まさかの続編.前巻ではテオとアマポーラは果たして幸せになれたかどうか分からないので,この続編は嬉しい.取ってつけたような感じはあまりせず,むしろ前巻の内容が引き継がれていてうまく物語のキーとなっている.2人がどんどん窮地へ追いやられるのは読んでいて辛く感じたのは,前巻の雰囲気がしっかり残っていたからだと思う.
    前巻のラストで突然ファンタジー化したが,そのノリは今巻もそのまま.政略的な要素はほぼなし.ところで,少女マンガっぽいイラストはいいとしても,瞳のサイズが左右で異なるのが無性に気になる.

  • 花守の竜の叙情詩の2巻です。

    正直、1巻の完成度が高すぎたので、2巻に関しては不安でした。
    しかし、読んでみると見事にその予想は裏切られましたね。

    予想外の展開に涙が溢れました(^_^)

  • 1巻が綺麗な終わり方をしていたので、続編はどうなるのかと期待しながら読んだがこれは・・・なんと苦しい物語なんだろう。
    アマポーラが、テオバルトが、追い詰められていく様子を読むだけで「もうやめてあげて」と言いたくなってしまう。
    最後の展開は悲恋ものにとってはありがちとも言えるが、ありがちだからこそどうしようもなく、辛く、切ない。
    最終巻はいったいどうなるのか、とても気になる。
    どうか、これ以上苦しまずに済みますように・・・。

  • まさかの続巻登場!!
    1巻がリアルな結末なら、2巻は理想的な展開。

  • 続編。アマポーラの強い想いが心に響く。

  • 続編出てたのね。面白かった!
    けど、再会したと思ったらすぐコレか…!!!
    続き楽しみにしてる。

  • 1の終わり方的にまさか続編があるなんて思ってなかったので、今月(2010.12)3巻が出るのを知って慌てて買い求めました。

    今回も泣けました。自分の記憶が消えてもテオバルトを守りたいアマポーラの想いと、消えたあとで自分の中にぽっかり欠けたものを、水面の月握って思う最後のシーンがもう、ね…。

    エレンも相変わらずすごいいい子で、テオバルトがラシェルから真実を聞いたあとの下りもかなり涙腺にきました。


    …最後、記憶戻ったりしないかな……?

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