花守の竜の叙情詩2 (富士見ファンタジア文庫 あ 5-1-2)
- 富士見書房 (2009年12月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829134696
作品紹介・あらすじ
「これから、俺と君とで旅に出る。捕まれば、命はない」その一言から、二人の長い旅が始まった。囚われの王女アマポーラと、王位継承に敗れた第二王子テオバルト。支配した者とされた者。反発していた二人は、やがて恋に落ちた。だが-旅路の果てに待ち受けていたのは、辛く、悲しい別れだった。忘れられない。傍にいることはできないけれど、あなたのために生きていく。共に誓う二人だったが、テオバルトには生命の危機が、そして、アマポーラには望まぬ婚姻が舞い込んでくる。「テオバルト。愛しているから、あなたを…」無慈悲な運命にあらがい、立ち向かう。強く切ない愛の物語。
感想・レビュー・書評
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エレンが、王様に聞かれたことをはっきり返答する場面が好きです。
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続きがあるらしい…しかして テオの妹は 根っからおかしすぎる… あのキャラを物語に引きずっていくのは しんどい…
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まさかの続編.前巻ではテオとアマポーラは果たして幸せになれたかどうか分からないので,この続編は嬉しい.取ってつけたような感じはあまりせず,むしろ前巻の内容が引き継がれていてうまく物語のキーとなっている.2人がどんどん窮地へ追いやられるのは読んでいて辛く感じたのは,前巻の雰囲気がしっかり残っていたからだと思う.
前巻のラストで突然ファンタジー化したが,そのノリは今巻もそのまま.政略的な要素はほぼなし.ところで,少女マンガっぽいイラストはいいとしても,瞳のサイズが左右で異なるのが無性に気になる. -
花守の竜の叙情詩の2巻です。
正直、1巻の完成度が高すぎたので、2巻に関しては不安でした。
しかし、読んでみると見事にその予想は裏切られましたね。
予想外の展開に涙が溢れました(^_^) -
1巻が綺麗な終わり方をしていたので、続編はどうなるのかと期待しながら読んだがこれは・・・なんと苦しい物語なんだろう。
アマポーラが、テオバルトが、追い詰められていく様子を読むだけで「もうやめてあげて」と言いたくなってしまう。
最後の展開は悲恋ものにとってはありがちとも言えるが、ありがちだからこそどうしようもなく、辛く、切ない。
最終巻はいったいどうなるのか、とても気になる。
どうか、これ以上苦しまずに済みますように・・・。 -
まさかの続巻登場!!
1巻がリアルな結末なら、2巻は理想的な展開。 -
続編。アマポーラの強い想いが心に響く。
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続編出てたのね。面白かった!
けど、再会したと思ったらすぐコレか…!!!
続き楽しみにしてる。 -
1の終わり方的にまさか続編があるなんて思ってなかったので、今月(2010.12)3巻が出るのを知って慌てて買い求めました。
今回も泣けました。自分の記憶が消えてもテオバルトを守りたいアマポーラの想いと、消えたあとで自分の中にぽっかり欠けたものを、水面の月握って思う最後のシーンがもう、ね…。
エレンも相変わらずすごいいい子で、テオバルトがラシェルから真実を聞いたあとの下りもかなり涙腺にきました。
…最後、記憶戻ったりしないかな……?