BLACK BLOOD BROTHERS9 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 黒蛇接近― (富士見ファンタジア文庫 あ 2-3-9)
- 富士見書房 (2008年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829132999
作品紹介・あらすじ
「人と吸血鬼は共存することができると思いますか?」ミミコは問いかける。もしそうならば。手を取り合うことができるならば。いや、そんな未来が来ると信じるからこそ。頑張れる。たとえひとりぼっちでも。明日はきっと、ひとりじゃないって信じてるから。十年前の香港で。今このシンガポールで。再び蘇る赤き血と黒き血の戦い。特区ではリンスケやバドリック、そしてサユカが、絶望的な状況の中、戦いを続ける。そんな中カーサたち『九龍の血統』は遂にシンガポールに上陸。狙いは今や『乙女』として世界の要となったミミコ!ミミコの危機にジローは間に合うのか。
感想・レビュー・書評
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面白過ぎる~~~~~~~。第3部に入ってから、ますます面白さに磨きがかかってます。
オールドブラッドたち、カンパニーと十字軍、九龍兄弟たち、そしてジローとコタロウの兄弟とミミコの関係を描きつつ、世界と人物が絡み合い、一つの潮流になっていく様が的確に描かれていて、目を離す隙もありません。
あと2巻で完結だそうですが、本当に完結するのでしょうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
引き続き燃え上がり中
全方位でぼこぼこの九龍のかたがたに同情
吸うと吸血鬼化はブラムストーカー的に普通なのに -
ミミコさんに迫る黒蛇の影! 月下の住人たちにも変革が起きて…。
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『真祖混沌』ら伝説の吸血鬼が大集合ですごいことに。
一方、シンガポールに襲撃したカーサとアンヌの対決から、香港の真実を語る次巻「聖戦前夜」へと繋げる展開が絶妙。 -
登場人物が本当に魅力的。
敵サイドでは特にカーサが好きですね。
話は盛り上がってハラハラしながらも、憎いと思うキャラクターがいません。 -
ミミコの頑張りに、なぜか涙が出そうになる。
そしてそれを支え続ける人たちの頑張りにも泣きそうになる。
あーもうホント、気が抜けないな!(笑)
吸血鬼と人がだんだんとひとつになっていくのがもうたまんないです。
世界観が本当に好きだー -
何が凄いって登場人物全員が魅力的だということですよ。敵も憎めないんですよ。素晴らしい。そしてこのシリーズは一巻につき必ず泣くが会長のシーンが泣かせどころだなとやはりうるっときたのが前哨戦、さすがあざの先生、ジローさんの涙に轟沈でした。残りあと二冊…!(もう一冊追加される気が猛然とするが…!)全力で待っていようと思います、彼らの行動とその結果の先を。
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やべぇ…ワイン、うぜぇ…。
バウワウ公は可愛いです。ゼルマン様が嬉しかったです。サユカこれからも頑張れ。 -
今、ラノベで一番続きが楽しみなシリーズかも。
2部の終りがとんでもなく盛り上がったのですけれど、3部は状況が変わりながらその盛り上がりが継続しています。
主人公たちが離れ離れなのですが、そのことが逆に絆を感じさせるんですよねぇ。ミミコの危機に対するジローの反応が特にぐっときました。