- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828422084
作品紹介・あらすじ
コロナの発生源でありながら「被害者」」だと居直り、米欧がコロナ対応に追われる隙に海外での覇権活動を強化し、民主主義の封殺に乗り出す中国。世界で反中感情が高まるなか、米国ではデモや暴徒による破壊活動が拡大しているが、その裏にはトランプつぶしを図ろうとする左翼と親中派の陰謀があるのではないか。世界支配をもくろむ中国と国内の親中派と日本とアメリカはどう戦えばいいのか。果たしてトランプ再選はなるのか、国際政治学者が徹底分析。
感想・レビュー・書評
-
トランプの言動にはこれまで疑問符がつくことが多かったが、この本を読むと真実なら根拠があることがわかる。今、アメリカ大統領選挙が行われているが、本当にバイデンで良いのか不安になる。世界は、アメリカは、日本はどこに向かうのだろうか?
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
P8
【中国政府は、その人権抑圧を批判されるたびに、「アメリカこそ黒人がひどく差別され、警察の暴力が横行する非人権国家だ」と言い返すのを常とする。荒れ狂う反警察運動の実態とそれを取り巻く状況を知ることは、現代アメリカを理解する上でも、中国のプロパガンダに対抗する意味でも非常に重要である。
「黒人差別に抗議」を掲げた極左主導の暴動や略奪が起こるのは、おしなべてリベラル派の知事や市長がいる地域である。「トランプが対立を煽るから暴動になる」が事実なら、トランプ支持の首長がいる地域がまず業火に包まれねばならないはずだが、事態は逆である。なぜそうなるのか。まずしっかり押さえるべきはファクトだろう。
建設的な警察批判は当然あるべきだが、いわれなき誹謗中傷で警察が意気阻喪し、活動を不活発化させれば、最も喜ぶのは犯罪者でありテロリストである。そして最も被害に遭うのはまじめに働く弱い立場の人々である。その中には多くの黒人が含まれる。】
第三章において、ジョージ・ソロスがBLM支援者として最大のタニマチであることが述べられているが、おそらく日本で発売されたBLM本ではほとんど触れられないであろう話題がよく載っているの、別の立場の意見として参考になる。
またアメリカが危機になって、他の事に気が回らなくなると中国が動いてインドや尖閣等に圧力をかける動きを述べていて、アメリカがアメリカ以外を考えられなくなる時がもっとも世界がおそれる瞬間であることなどが述べられている。日・香港(イギリス)・台湾・越・印のラインでいかにバラバラになってしまって各個撃破されないかが問題だろう。
本のタイトルは売るための文句なのだが、逆にこれで手に取る人が少なくなりそうなので、もっといいタイトルはなかったものか。 -
チャイナ共産党が、三年後に破滅する筋書きが書いてあると思いきや、さにあらず!
単なる期待論だった!