- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828420011
作品紹介・あらすじ
世界が知られたくない暗黒史を大暴露!
感想・レビュー・書評
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h10-図書館2020.5.29 期限6/23 未読了 新装版を新たに借りて 返却6/3
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●領土に国民がいて、国民を1つにまとめる能力を持つ政府があって、国家と認められます。主権とはこの「国民を1つにまとめる能力」を言います。
●その能力とは具体的に言うと武力。武力とは「正当化された暴力」のことで、国内と国外と2つの方向に発揮されます。
●日本語ではネーションのことを国民と民族の両方に訳することがある。日本が民族=国民の国であるから。
●民族を人種と混同して使っている人が多い。日本人は朝鮮人を人種差別するなと言う感じに。しかし日本人は朝鮮人を民族差別ができても人種差別はできません。同じ黄色人種ですから。人種(レース)は髪や肌の色といった外形的な特徴や、遺伝的な形質で分類される。民族(エスニック)は文化的な背景による分類。
●一言で表すと、武力で争って勝ち、国家と名乗って文句が来ない集団が「ネーション」であり、どれほど国家を名乗ろうとも、他集団の武力に叩きのめされれば「エスニック」です。
●ヨーロッパ主権国家が誕生したのは1648年のウェストファリア会議から。王様土地と人民を所有しつつ、ローマ教皇や神聖ローマ皇帝に治められる対象だったと言う状態。それが国王同士が対等の関係で人を治めると言う体制を承認されるようになった。ローマ教皇は、この条約の無効を宣言しますが聞き入れられない。結局1929年、バチカン市国と言う形で主権を持つことになった。 -
最初に「国民」とは「民族」とは…から始まり、「国家」というものを分かりやすく説明してくれるとともに、他の国はどうなのか、ということを解説してくれた本。外国の国の歴史が面白すぎて、すぐ冒頭の説明が抜けてしまう自分の頭が残念だった。
日本になった途端歴史学会?の文句が始まるのと、少し文章でおかしなところがあるのが残念。 -
倉山先生の本を読むと、あらゆる議論はまず、言葉の定義をきちんと共有しないと始まらないといつも思う。
もっとも、その定義が一般に認められているものと合致しているのかがよくわからないのだけど。
もっとも、だからと言って議論の内容がおかしいとも思えず。
国民国家とはなにか。国民国家になるのに必要な要件はなにか。何が問題か。
そういうことが紹介されている各国の歴史、地政の違いから説明されている。
日本で当たり前のことが、実は当たり前ではない。 -
古今東西自由自在。こんなふうに歴史を語る事が出来たらなあとため息が出る本。
校正が?
神聖ローマ帝国であろうところがローマ帝国だったり。。。
おおっ!知らなかった、そうと知っていればもっとよく理解できたであろうのに。。。と思うところをノートに書き出しているが、あまりの量に手が疲れてきてます。
序章
ネーションとエスニック
エンパイアは「帝国」ではなく「版図」
ローマ帝国の皇帝は制度としては最後まで大統領、である。
(先日、ローマの皇帝はインペラトルではなく、アウグストゥス(第一人者)であるとどこかで目にしたばかり。出典は失念)。
(読み途中) -
明日、新しい時代である「令和」を迎えるにあたり、部屋の片隅に読みかけとして置かれていた本を一斉に整理することにしました。恐らく読み終えたら、面白いポイントが多く見つかると思いますが、現在読んでいる本も多くある中で、このような決断を致しました。
星一つとしているのは、私が読了できなかったという目印であり、内容とは関係ないことをお断りしておきます。令和のどこかで再会できることを祈念しつつ、この本を登録させていただきます。
平成31年4月30日(平成大晦日)作成 -
23頁:領那。
→領邦。著者が手書きしているのか。倉山工房の仲間が,意味も分からず,入力しているのか。
95頁:精華大学の闇学通
→清華大学の閻学通。引用元(『習近平の権力闘争』261頁/この頁も正しいかどうか未確認)が悪い?大学名も人名も誤っている。「闇」という姓は,おそらくない。
161頁:図2を見ていただくとわかるように,
・図には番号がない。おそらく163頁にある,「ハプスブルグ家」の地図(引用『図説神聖ローマ帝国』55頁)のことだろう。これも,引用元が誤っていて,それを尊重・継承している可能性も(控え目に言って)あるが,スペインのところに「スペイス」と書いてある。
192頁:ジョイブレ西ドイツ内相
・Wolfgang Schäubleのことであれば,日本語では「ショイブレ」と,濁らない。
245頁:幕府が何をやったいろんなことの中の一つが国境確定です。
・「何を」は,いらないのではないか。国境なら「確定」ではなく,「画定・劃定」であろう。 -
世界の歴史を各国毎にその成り立ちから現代まで,一気に俯瞰できます。
こうして各国の歴史を紐解いていくと,日本の国家の成り立ちが特殊であることがよく理解できました。
世界史の知識がもっとあれば,この本に記載されていることをより理解できると思いますので,もう少し,基礎的な知識を身に着けて,機会があれば再読したいと思います。 -
憲政史家の倉山満による、主要8か国の歴史について記した一冊。
フランス、中国、韓国、ロシア、アメリカ、ドイツ、イギリス、日本とそれぞれの国について分析しており、とても勉強になった。