亭主力: 夫婦円満、家庭円満の新!方程式 (角川SSC新書 14)

著者 :
  • KADOKAWA(角川マガジンズ)
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784827550153

感想・レビュー・書評

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  • これは笑える本。

    愛妻の素晴らしき進化年表1より。
    「食事」
    1年
    ビーフストロガノフなど舌をかみそうなメニューが出る。
    楽しいディナーだ。

    5年
    店屋物が週1回ペースで入ってくる。
    ん!?

    10年
    チンが多くなる。
    総菜も宅配するところがあるんだなあ。

    15年
    夕食がない場合がある。「いつ帰ってくるかわかんないからよ」と逆ギレ。

    20年
    朝は青汁だけ。
    夜はバナナ一本。
    私は猿か。

    25年
    自然食品がいいらしい。
    味は力の限りマズい。

    「風呂」
    1年目は、
    一緒にはいると、胸を隠したりする。
    「ホレ」と言えば
    「キャッ」などと言う。

    15年目では、
    パンツ一枚で
    ターザンのように
    部屋から部屋へ移動する。
    結婚生活の真実を余すところなく描いた本書は、われわれ既婚男性に深い感銘と共感を呼び起こすだろう。それとともに、これから結婚しようとする前途ある青年達に将来の艱難辛苦をあらかじめ指し示すことによって、重たい人生の課題を啓示する良書である。
    ただし誤解のように言っておくと、著者の目的は妻を不当に貶めることにあるのではなく、夫婦の親和と円満を涵養することにある。いや、冗談ではなく。

    老若男女、必読の書。

  • 「ありがとう」「ごめんなさい」「愛している」の3つの言葉を妻に言いましょう。

    亭主関白とは妻は天皇であり、家庭の中では2番目にえらいという意味である。

    妻の尻に敷かれることで家庭内円満となりましょうと言う素晴らしい本です。

  • 痛快である。
    私も妻帯者となり日々嫁さんのご機嫌伺いに必死である。
    天野会長の本著書のおかげで私も全国亭主関白協会へ入会しました。

  • 抱腹絶倒!おすすめ!

  • 最近結婚された同僚さんのオススメ本

    夫は上手く妻の尻に敷かれなさい。
    でも、子供には舐められてはいけない。
    親を舐めた子供は、やがて社会を舐めるようになる。
    とのこと。

    個人的には「非勝三原則」が印象的。
    改めて振り返ってみると、どうしても精神的に優位に立ちたがる。
    そんな自分にとっては、「なるほど。」と気付かされるモノでした。

    しかし、一番の問題は、実践できる相手がいないって事なんだな(´・ω・`)

  • P3〜P5
    もし、この世に神が存在するとしたら、相当ないたずら好きであろう。
    ・・・
     まず、私が密かに疑っているのが、世界中に男と女が何十億人といるのに、一番合わない者同士を"夫婦"にしているのではないか、ということである。
     そうでなければ、愛妻の口から次々に繰り出される罵詈雑言の説明がつきようがない。
    ・・・
     神は、なぜ最も合わない物同士を結婚させるのか。その謎を解いた夫婦だけが、本当の幸せを掴み、永遠の愛を手に入れることが許されるのだ。
    ・・・
     あまりにも未熟すぎる人間に神が与えた、魂の修行の場。それが結婚に他ならないのである。男と女が本当の自分をさらけ出し、どこまで理解し合うことができるか。そして歩み寄ることができるかが試されているに違いないのだ。
    ・・・
    もし、この世に神が存在するとしたら、それは愛妻である、が正しかった。神でなければなぜ、こんなにも毎日毎日、試練を与え続けることができようか。
    ●男と女がお互いに"歩み寄る"ことが愛であるというのは、新しい。これなら機械にはできない。でも、自分を変えて歩み寄って何になるのだろうか?
    →人は生きているうちに、絶えず変化し続けるものである。自分の意思をねじ曲げるのではない。浮気をすれば妻が悲しむ。妻が悲しいならば、自分も悲しい。だから浮気をしない。これこそが妻を思いやることだ。そしてはこの心の動きは間違いなく、私自身のものだ。 (2010/10/08 追記)

    P12〜P13
     そもそも「亭主関白」とは何ぞや。
    ・・・
     関白は天皇に次ぐ2番目の位なのだ。天皇を補佐し、たまーに具申するのが関白の仕事であった。そう、家庭内ではカミさんが天皇であるから、亭主関白といえど、妻を補佐するだけの役目、ということになる。
     しかも、「亭主」の語源もそれを裏付けている。お茶をたしなむ人ならおわかりだろうが、茶を振る舞う側を亭主と呼び、亭主は、もてなす人という意味である。
     つまり亭主関白とは、妻を補佐し、チヤホヤともてなす役目である、というのが正しい意味だったのだ。
    ●なんという驚愕の事実!
     まぁ、実際は天皇の次に偉いというような意味だと推察されるが、この心構えは面白い。

    P16
     国家の危機管理、企業の危機管理と世の中かまびすしい。確かに国のエライ人たちや、頭のいい人、声の大きい人たちが言うことは立派であり、スジが通っている。が、なぜか日本はちっともよくならない。
     どうせたいしたことの出来ない私達のような亭主にも、本気になればひとつだけできることがあるではないか。それは、妻から笑顔を引き出すことだ。
    ・・・
     仕事はあなたがいなくても回っていく。が、妻の笑顔を引き出すことができるのは、亭主である、あなただけなのだ。亭主が変われば、妻が変わる。妻が変われば、家庭が変わる。家庭が変われば、日本が変わる。
     というのは案外、本気だったりする。

    P31
    六段は(妻の話を真剣に聞くことのできる人)はより難しくなり、全国に数十名しかいない。なぜなら、「ねぇ、ちょっと聞いてよ」から始まる妻の話は、いつ、どこで、誰と、何を、などの主語述語がないことに起因している。とにかく、いきなりである。
     たいていの場合「ホラ、行ってきたのよ」が口火だ・どこに?誰と?などと質問しようものなら、「あなたは、ちっともわかっていない」とケンカのタネになったりするのだ。
     ただし、全亭協六段以上になれば、3つの言葉で約1時間の会話が成立する大ワザを習得している。
     何か話話しかけられた場合、すかさず、「まじーっ」と相槌を打つのだ。話の中身などなんでもいい。「ねぇ、ちょっと聞いてよ」には、「まじーっ」である。これによって敵の、じゃなかった愛妻が、一番話をしやすい環境が出来上がる。月が出た出たぁ〜月が出たぁ〜、よいよい、の、「よいよい」に当たり、ヤーレンソーランソーランの、「ハイハイ」のようなものである。
     話が転がっていけば、適当なところで、「てか」を入れよう。「てか」とは、若い子たちがよく使う言葉で、「そうは言っても」みたいナ。これを多用しておけば、話が転ぶ転ぶ。そして終わりになった頃に一言。「だよね」である。
     そう、これが全亭協奥義のひとつ「まじ、てか、だよね」の法則であり、このワザは長年門外不出とされてきたが、つい調子にのって発表してしまった。

    P33
     いきなりなぞなぞである。オヤジ達が、家の外ではよく使う言葉だが、家の中ではまったく使わない言葉はなーんだ。って急に文体が変わってしまった。失礼っ。
    ・・・
     考えるヒマもなく答えよう。それは、「ありがとう」「ごめんなさい」「愛してる」である。しかし、この3つの言葉こそ、妻に使えば、絶大な効果がある、まさに魔法の言葉であることが判明している。
     妻からの突然の三行半の理由のほとんどは、亭主がこの3つの言葉を何十年もの間、妻に対して口にしたことがないからである。断言してしまうのもなんだが、当たらずとも遠からずであろう。
     もちろん、結婚する前、そして結婚してしばらくは口に出していただろう。が、5年経ち、10年経っていくうちに何故か忘れる言葉でもある。その理由はひとつ。釣った魚にエサをやらない、つまり、妻を当たり前の存在、自分の分身、身内くらいに考え始めるからに他ならない。
     どんな些細なことにでも、「ありがとう」。自分が間違っていると思えば、「ごめんなさい」。そしてことあるごとに「愛してるよ」を多用すべきということだ。

    P170〜P173
     「10秒のキス」
    ●これはぜひ実際に購入して読み返したい。

    ☆きっかけはロイターの書評を見て。


    読了日:2010/07/28

  • 2008/05/15

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