ぼくとガモフと遺伝情報

  • 白揚社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784826901178

作品紹介・あらすじ

分子生物学激動期の熱い日々を歯に衣きせず語りつくす。待望の『二重らせん』後日譚。

感想・レビュー・書評

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  • 話はDNAの二重らせん構造の発見後から始まり、どうやってタンパク質合成の為の遺伝情報を伝えるのかを暗中模索する…トコは飽くまで通奏低音。
    カクテルパーティにドライブ、山登り、あっちの講演、こっちで会議と年中飛び回ってて、移動中ちょいと思いついたアイデアをバババーっと検証して論文書いて、みたいな生活。果てはRNAクラブを結成して揃いのタイやタイピンを作ったり。象牙の塔のギャッツビーさながら。高校生以下が読んだら誤解するのではなかろうか。
    エピローグの最後の最後でようやく結婚する辺りはまあ微笑ましいとしておこう。
    分子生物学に物理学者がどうやったら絡んでくるのか未だに理解できないんだけど、カルテクが出てきた時点で、アメリカでは工科大学で生物もやるのかって思った。あ、日本でもなのか?文系の私にはこの辺の棲み分けがサッパリわからん。中間子論に悩むファインマンがモデル用テーブルを訪ねて来たりする。あと、タイトルに入れるほど、ガモフは絡んでこない印象だし、巻末のガモフ書簡も本文とそぐわない違和感がある。

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