50歳の衝撃 はたらく僕らの生き方が問われるとき

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822292539

作品紹介・あらすじ

人生100年時代。その中で「50歳」はちょうど折り返し地点です。
まだ半分も「生きる」時間は残っています。
けれど、50歳を目の前に、若い頃にはたくさんあるように思えた選択肢が、
歳を重ねるにつれて、減っていくように感じている人も多いのではないでしょうか。
「50歳」。あなたはここでどんな決断をし、どんな行動を取るのでしょうか。
そして、そこに「正解」はあるのでしょうか。

本書では、様々なビジネスシーンで見聞する事実をベースに、25の葛藤物語を描いています。
どれも50歳前後のミドル世代が直面しやすい、人生を左右する「衝撃的な経験」ばかり。
他人から見たら、たわいもない出来事に感じる話もあるかもしれません。
けれど、どれも現実に自分が直面したら、そう簡単には解決できないのではないでしょうか。
50歳前後で多くの人が、「これからどう生きる?」という人生の課題を改めて突き付けられています。
会社の方針転換についていけずに右往左往し、本意とはいえない職場に異動する人もいるでしょう。
部下の育成に頭を悩ませる一方で、経営陣から強力な目標達成のプレッシャーをかけられる人、
自分の健康に不安を抱える中で、子育てや介護といった家族の問題に奮闘する人もいるはずです。
順風満帆な人は一握りに過ぎません。多くの人は、50歳を迎えて、「自らの未来」があまりにも茫漠と
していることに気づき、そして立ちすくんでいます。
けれど、50歳前後で受ける様々な“衝撃”は、実は貴重な経験でもあるはずです。
そこで生まれた「葛藤」や考え抜いたうえでの「決断」は、必ず明日の糧になります。
50歳になった人にも、これからなる人にも、本書を読めば必ず、何かの力を得ることができるはずです。

感想・レビュー・書評

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  • (個人的な事情ですが)こんなときにこんな本を読むというのも何かのめぐり合わせでしょうか。さまざまなエピソードが満載の一冊、年齢を重ねた社会人には何かしら得るものがある一冊なのではないかと思います。どのエピソードが心に響くかは読み手の置かれた状況により異なると思いますが、ひとつ言えるのは、拗ねず・妬まず・怠けず、自分を信じて仕事をすることが重要であるなと実感いたしました。

  • 色々と参考になる言葉はある。
    が、概ね、今のところで見方を変えてやってく、という方向性が多い?


    ホークスの達川コーチのエッセイは、実に失敗談が多い。キャリアを重ねるとついつい自慢話が多くなる人が目立つ。プライドは心に秘めながらオープンに接していく。

    本当に大切なことは、地位ではなく役割。

    もう一度自分の「大事にしていること」を思い出し、自らの基準を再構築すべきだろう。

    今日、今、自分の力を見せるのが大切

    一つの辞令が良いか悪いかは、すぐには判断できない。

    役職や賃金で報われるとは限らないステージでは、心の持ち方次第で、その人の幸福度は大きく変わっていく。

    「小さな花」を咲かしていく感覚

    すごい!と言われたいという「称賛欲」が満たされなくなって物足りなさを感じたら、「ありがとう」の言葉に着目すると良い。

  • 自分らしく働くとか。もう何が正解なのか分からなくなってきたら、読んでみても良いかも。

  • はたらく僕らの、という言葉が示す通りある程度出世した男性向けの本。自分のような万年ヒラの女性にはなかなか刺さりませんでした。それでも唯一刺さった言葉は、再就職した妻が言った「別に、ものすごくやりがいがあるって程じゃなくても、仕事ができるって、本当にありがたいのよ」というセリフ。やりがいとか出世とか、大きなプロジェクトを成功させたとか、そんなことより毎日仕事をすることができることに感謝しないといけないな、と改めて思いました。この本の登場人物たちは、登りすぎてある意味かわいそうかも。

  • 30代半ばから40代前半あたりの人は今が読むタイミングだと思います。

    『50歳』は別れの季節の始まりでもある

    「おわりに」の冒頭に綴られていたこの一節が頭の中でぐるぐるしています。

  • 2023年11月5日読了。会社勤めを続けて50歳前後となり、様々な変化に戸惑う男女のモデルケースを多数挙げて「あなたはどうする?」と問いかける本。50歳ともなると自分の健康や考え方も20代の頃とはいつの間にか大きく変化しているものだし、家族など親しい人との関係性の変化・会社での人間関係や会社自身の変化・世界情勢や技術動向の変化なども含め、実はずっと変わらずそのままであるものなんて何一つない、ということなのだろう…自分の仕事のやり方だけ変わらずにそのままいける、なんてありえないことだ。モデルケースを挙げるのが主目的で教訓めいたメッセージは控えめだが考えさせられる。しかし、ケースに登場するサラリーマンたちはみんな同じ会社に新卒からずっと勤め続けている人ばかりのように思えるが…そういう人が日本では圧倒的多数派なのだろうな。

  • 違う人生が始まる

  • 40代、そろそろ自分の着地点も考えておくべきとして、手に取った。

    これくらいのフォント⚪︎、そして様々な体験談のショートストーリーで読みやすい。

    ⚪︎今日、今、自分の力を見せるのが大切
    ⚪︎「貧乏くじ」も見方によっては「当たりくじ」に
    ⚪︎「すごい!」に物足りなさを感じたら「ありがとう」に着目するといい
    ⚪︎50歳とは「真の自立」のために必要な時期なのではないか
     すっかり組織に甘えてしまってないか
     50歳近辺の様々な「別れ」も真の自立のための自然な過程なのかも

  • なんとなく昭和の価値観が根底にあるように思えました

    なぜか文章が読みづらく感じました
    なんでかな〜。。。

  • 【生き方】50歳の衝撃 / 20210215 / 山本直人 / (21/861)/ <262/138282>
    ◆きっかけ
    【生き方】働くことについての本当に大切なこと/ 古野庸一 / 2020125 (5/842)/ <280/133921><R>から、

    ◆感想
    ・タイトルに偽りあり、何が衝撃だが分からない。が、除々にサラリーマン人生の終わりが見えてきて、それに備えて、自分を見つめ直し、この先どうするかを考えるきかっけとしては良い。

    ◆引用
    ・自分を再起動できる人は、必死に考え、時に学び直し、人の話に耳を傾けて行動に移す
    ・道は自分で切り開く
    ・いい意味での自分勝手な基準で生きていれば、ストレスはかなり少なくなる。誰かが決めた基準にしたがって行動していることが多く、その基準に達しないから悩んだりする。
    ・好き勝手なことばかりやっている=自分で考え働ている
    ・とりあえずここが頂上
    ・相当の凝り性
    ・タモリ、ガツガツした感じなく、マイペースで楽しんでいる
    ・プライドを心に秘めながら、周囲にはオープンに接していく
    ・幸せな人とは、現実から目を背けずに、機会を探っている人。
    初志を思い返す。貫徹しなくとも、個人としての生き方を見直すには何らかの視点・判断基準が必要。
    キャリアゴールに向けて自分を上手に着地させていく
    ・自己認識の再定義
     -時間:ひまになってから取り組むのでなく、意識的に、自分を客観視
     -空間:会社と自宅以外の自分を緩めるための場所を持つ
    ・タフな人:複眼で回りを見ている、一歩距離を置いた客観性
    ・人事の真の理由を探る
    ・行きつけの店を持つ。使うお金の上限を決めておく。その方が店での居心地がいい。
    ・50歳は分かれの季節の始まり(親、子供、仕事の一線を離れる)+真の自立の為に必要な時期(会社組織に頼らない)。

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著者プロフィール

山本 直人(ヤマモト ナオト)
コンサルタント/青山学院大学経営学部講師
1986年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同年博報堂入社。コピーライター、主席研究員、ブランドコンサルタント、人事局ディレクターを経て2004年9月独立。多くの企業にてマーケティング、ブランディング、および人材育成トレーニングをおこなう。2006年より青山学院大学経営学部マーケティング学科非常勤講師としてキャリア開発、マーケティング、メディア等を担当。著書に『グッドキャリア』『マーケティング企画技術』(以上、東洋経済新報社)、『50歳の衝撃』(日経BP)、『世代論のワナ』(新潮社)他多数。

「2021年 『数学的に話す技術・書く技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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