モブプログラミング・ベストプラクティス ソフトウェアの品質と生産性をチームで高める

制作 : 及部敬雄(解説) 
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822289645

作品紹介・あらすじ

「ワクワク・ワイワイとみんなで楽しく開発する」だけで、「特定の個人に頼らずに、品質の高いソフトウェアを、堅実なペースで生み出していけるようになる」モブプログラミング。そのノウハウと極意をまるごとお伝えします。

本書はノウハウの紹介にとどまらず、「モブプログラミングを始める前」、「始めた後」、「始めてしばらく経った後」、さらには「始めてしばらく経ってやらなくなってしまったとき」など、さまざまな状況でチームやその周囲で起こり得る問題と対処法を丁寧に解説します。

モブプロを初めて知った人はもちろん、導入したい人から、もっとうまく活用したい人、始めたけれど挫折してしまった人まで、あらゆる段階の開発者にお薦めです。


■解説から抜粋
モブプログラミングは、極論すれば、「チームでいっしょに働く」だけのことです。しかし、いっしょに働くだけで得られる学びはきっとたくさんあります。体験する前には想像もしていない学びが得られる機会になるのです。
この機会を効率的に自分たちの仕事に活かし、「特定の個人に頼らずに、品質の高いソフトウェアを堅実なペースで生み出していけるようになる」ことができたら、ワクワクしませんか。私はワクワクします。

■著者
マーク・パール(Mark Pearl)
15年以上に渡ってプロとしてソフトウェアを開発している。2015年からはモブプログラミングコミュニティで活発に活動しており、世界中でモブプログラミングを導入しようとするチームを支援し、類まれな結果を収めている。

■解説
及部 敬雄(およべ たかお)
楽天株式会社の「歌って踊れるエンジニア」。一般社団法人アジャイルチームを支える会理事。アジャイル開発の実践者として最強のチームを作るための活動を続けており、現場での経験知をさまざまな形で発信している。直近では働き方としてのモブプログラミングを現場で実践、そのノウハウを講演・ワークショップ・研修などを通してモブプログラミングを広める活動に活かしている。モットーは「IT業界に金の雨を降らせる」。


■目次
序章
第1章 なぜモブプログラミングなのか
第2章 モビングの始め方
第3章 モビングと人
第4章 モビングの軌道修正
第5章 定期的なモビングのための仕事場の改造
第6章 モビングを定着させるためのチームへの働きかけ
第7章 フロー重視の考え方
第8章 モビング定着後の長期的な展望

感想・レビュー・書評

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  • モブプログラミングに関する書籍として、決定版ではなかろうか。

    なぜモブプロなのか、どうモブプロをやるのか。そういったモブプロのゴールデンサークルを描きつつ、
    モブプロをいかに「続ける」かについてかなりのページを割いて伝えている。
    そう、始めることと同じかそれ以上に続けることは難しいのだ。

    個人的には「モビング」という呼称が大変気に入った。
    実際、モブプロって「プログラミング」以外の側面が少なからずあるもの。

  • モブプログラミング・ベストプラクティス ソフトウェアの品質と生産性をチームで高める

    プログラマーでモブプログラミングの普及に尽力しているマーク・パール 氏の著書です。

    モブプログラミングの入門書です。

    【本書で学べること・考えること】
    - モブプログラミングとは?
    - モブプログラミングの利点
    - モブプログラミングの始め方
    - モブプログラミングの軌道修正
    - モブプログラミングのための環境整備
    - モブプログラミングの定着
    - モブプログラミングの長期的展望

    読んでみての感想です。

    3人以上で行うモブプログラミングは興味がありましたが、やったことがなくどのように導入すれば良いかをしりたくて本書を読みました。
    入門書らしく、平易な表現で、量も少なめで解説されていたので、読みやすかったです。ポイントもしっかり押さえられており、理解が進みました。
    今度、職場でも実験的に行ってみたいと考えています。

  • # オフライン型・モブプログラミングの指南書

    ## 面白かったところ

    * モブプロとペアプロと違いが知れること
    * 始める前、続ける上で大切なことが具体的に書いてあること
    * モブプロを行うチーム単位でのトピックが上がっていること

    ## 微妙だったところ

    * スコープがオフライン型であり、オンライン型のモブプロに関する記述が少ない

    ## 感想

    コロナのご時世ということもあり、現在リモート環境でモブプログラミングを行っている。

    具体的な指南に関しては全く参考にならなかったが、個々の開発者が果たすべき責任やチームのアンチパターン、そして長いスパンにおける開発の進め方などの抽象的な概念はとても勉強になった。

    当たり前のように VSCode の Live Share 機能を利用しているが、当書を読むと世紀の大発明だということがわかった。

    自分が世の中の書籍にすら出回っていない経験を積んでいると考えると、とてもワクワクする。

  • フロー効率を意識して協働する方法。
    ペアからモブへ。
    プラクティスがつまっており、応用ができる点がすばらしい。
    初動から定義から歴史から継続性まで。
    プログラミングの話だが、モブワークとしての考え方がつめこまれている。
    初学者の自己成長を促し、チームの心理的安全性と効率を促す最適な手法に思う。

    モブプロで守破離したいが、モブワークとして実践に取り入れたい内容。

  • 2021.12.24
    「モブ」は「モブキャラ」の「モブ」。群衆という意味。ペアプログラミングが2人によるプログラミングに対し、モブプラミングは、チーム全体で行う。ドライバー、ナビゲーターなどの役割分担。ドライバーがコードを書く。

    ラバーダックデバック

  • チームでのモブプロの成熟段階に応じて、どのような手順を踏んでいったらよいかが記載されていたのでレベルに合わせて活用できると感じました。
    また、モブプロそのものだけでなく

    ・なぜモブプロを導入するのか
    ・モブプロとペアプロの違いは
    ・モブプロにはこんな道具が必要
    ・マンネリ化した時の打開策
    ・モブプロ導入にあたっての上司の説得方法

    など、チーム開発に必要なノウハウも詰まっていました。
    モブプロを導入しようと思っている方だけでなく、チーム開発を改善したい方にもおススメできる内容になっていると思います。

  • モブプロの導入の仕方が丁寧に書かれている。メリットについては頭では理解できたけれど、実際の仕事の場でやろうとするのは、勇気がいるね。ペアプロでさえ尻込みしてしまうからモブならなおさらだ。タイムボックス付きの探求は会社内ので勉強会でもやったことがあって、いきなりただ集まってウンウン唸るよりずっと有益なやり方だと思う。

  • モブプログラミングへの導入書。

  • 前半はモブプロのやり方が細かく説明されていて、後半はモブプロを取り入れたチーム開発について説明されています。導入を本格的に進めていけそうです。

  • モブプログラミングの導入、実践、継続、改善など、モブプログラミングを実のあるものにするためのありとあらゆる術が書かれた本。

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著者プロフィール

15年以上に渡ってプロとしてソフトウェアを開発している。2015年からはモブプログラミングコミュニティで活発に活動しており、世界中でモブプログラミングを導入しようとするチームを支援し、類まれな結果を収めている。

「2019年 『モブプログラミング・ベストプラクティス ソフトウェアの品質と生産性をチームで高める』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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