生理で知っておくべきこと

著者 :
  • 日経BP
4.10
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本棚登録 : 260
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822288921

作品紹介・あらすじ

★生理のことはこの1冊で大丈夫!★
★生理痛とPMSは自分の力で改善できる★
★生理のデータが集まったのは、この本が日本初! ★
★2万人調査の最新データがすべて載っています★
★★はじめてわかった★★
・現在の標準データは「約60年前のアメリカのもの」
・生理痛の痛みを生むのは「肉に含まれる油」なので魚を多めに
・20代をピークに、30代、40代と血の量は減る
・閉経の平均は49.5歳
・卵子の量が少なくても子どもは生まれる

★生理痛は、自分で軽くできる★

婦人科のお医者さんが現在使っている日本女性の生理のデータは、なんと、1962年にアメリカの一地域で取られたデータでできています。国も人種も生活習慣も違う古いデータです。
つまり「日本女性の正しい生理はこれ」と示せるほどのデータは、今も昔もなかったということです。なぜ、これまで誰も「正しい生理」についてデータを集めて、解明しようとしてこなかったのでしょうか。
大きな理由は、生理は病気ではないからです。
もうひとつは、政治の中心がずっと男性だという時代のせいだとも考えられます。
また、生理痛やPMSがひどいと病院に行っても、痛みどめを出されるだけ、という経験はありませんか? これも、生理についてのデータがこれまでなかったから行われていたことだといえます。
しかし最近はA Iが発達してきて、生理にまつわるデータを集められるようになってきました。
生理に関わることは、ようやくデータが集まってきて、解明途中だと言えます。この本は、最新の生理のデータを集めた日本で初めての本です。
正しいデータを知るだけでなく、生理痛やPMSを自分で改善する方法を身につけたり、あるいは「これは病気かもしれないから病院に行こう」などと、正しい判断もできる知識が身につくことを目指しました。2万人の調査のデータを集めた集大成です。
女性は、生理のことを知るだけで、自分の身を守れます。ぜひ、正しい知識を知って、自分の人生を守りましょう!

感想・レビュー・書評

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  • 激推し、の一冊。

    もう、いまの時代、生理に性別とか年齢とか関係ない。(「生理」って言葉使うことも、もうタブーじゃないよ!(大声) )

    人間ならみんなで共有したい情報だと、わたしは思う。

    そして、もちろん、特に女性には激推しの一冊。

    専門家ではないからこの情報が正しいのかは、わからないけど、細川モモさんの伝えてくれている情報をもとに、もう一度、生活の仕方見直していくきっかけになると思う。

    あと、ここに書いてあること、めちゃくちゃためになることがたくさん載ってるのに、始めるのが全然難しくない。

    忙しいひとも、お金が足りないひとも、どんなひともやりやすいように、手がつけやすいように書かれてる。

    とっても有益な本だと思います。

    毎月つらい思いをしてるひとはもちろん、みなさん、ぜひ一読を。!

    (※生理が苦しいひとには、本当におすすめです。)

  • うん、いろいろ網羅的。自分の身体の仕組み、ホルモンの分泌成り立ちなど、
    なぜ?から深掘りされた、わかりやすい読了感。

    この著者さんは人生は食事で守られる的な食事管理の本で知ったけれど、丸の内保健室で、症例を基にしたエビデンスからの論説なので信頼感が今作も高かった。

    夫婦で一緒に読みながら、互いに心地よい関係づくりを目指す、入り口として良さそう?
    PM Sの精神的影響は本当に毎度課題…
    けれど、あそろそろだから、こうしよう。そう未然に自覚できるならば、ホルモンバランスともお友達になれそうかな。

  • 現在の標準は、約60年前のアメリカのデータ?!衝撃的な前書きから始まる本書。最新のデータを使ってロジカルに説明されています。何度も繰り返し読みたい本です。女性の体を持つ人だけでなく、すべての人に読んでほしい。

    NDC 495.13

  • 生理についての気になる情報が満載。
    とても読みやすかった。
    日々の食事がいかに大切か再認識できた。

  • 毎月毎月、生理いらないって泣きながら動けなくなる、そんな生活をやめたくて手に取りました。なぜ生理が起こるのかから始まり、何の栄養が必要なのか、日常生活で取り入れやすい方法まで、やさしく書いてあって、自分を助けられるかもしれない道はあるんだと思えただけでも良かったです。毎日のご飯に少しずついいものを足していって、もう自分を傷つけるのをやめたいです。

  • 快適な生理のために。
    全ページ2色刷でなにげに見やすい。イラストは無いよ。

    ・マグネシウム…PMS緩和に不可欠なセロトニンなどを作るために必要。主食は胚芽米やライ麦パンなど精製されてない茶色い物がよい。アーモンドや納豆、豆乳、シラスや味噌醤油にも。1日290mgが理想。大体50mgだとアーモンド10粒、納豆1パック、豆乳200ml、しらす大さじ2.5など。お風呂に「にがり」を入れて皮膚吸収も。

    ・カフェインは敵…マグネシウムや鉄、カルシウムを排出してしまう。コーヒー1杯150mg、紅茶30mg、ウーロン茶や緑茶は20mg、麦茶は0!麦茶はタンニンも入っていないのでおすすめ。どうしてもカフェインを飲みたいなら食事中は避ける。

    ・プロスタグランジン…子宮収縮が生理痛の原因。この痛み物質は油でできている。オメガ3系と呼ばれる油は、魚やエゴマ油、亜麻仁油に含まれていて、生理痛を軽くするが、意識しないと取りにくい。加熱に弱い(煮る焼くで15%減、揚げると50%)ので刺身がおすすめ。サプリも良いが3ヶ月は続ける事。オメガ6系はバターや肉や牛乳サラダオイルで、意識せずとも取り過ぎてしまう。オメガ9系はオリーブオイルやゴマ油やアボカド。

    ・セロトニン…心の安定担当。材料はトリプトファンとビタミンB6そして炭水化物。これらが多く含まれるのは、魚、バナナやキウイなどの果物、納豆などの大豆、ナッツなど。1日あたり豆なら30粒なので納豆でおけ。ナッツは7〜10粒程度。糖質をとるとセロトニンが増加するのでご飯食べると落ち着く。PMSの時はセロトニンが低下する。


    ・朝の散歩…セロトニンは食べるだけではダメで、太陽(朝日)を浴びないとセロトニンがでにくい。プラス歩いたり噛んだりのリズム運動でよく出る。納豆ご飯か、ヨーグルトバナナを食べたら15分歩こう。逆に汗かくほどのハードな運動を30分以上すると減る。

    あとは女性に絶対的にたりない鉄分を取るには鉄玉子!鯛の形の紐付きのを買ったよ。氷やアイスが好きな人は鉄分が足りないらしいので。

  • 読了。
    現代日本データから生理をみる、らしい。提示された情報に相関関係がどこまであるのかよくわからん。

    内容とは関係ないのですが、装丁が苦手、好きになれない。本屋だったら手に取りにくそう。
    カラーインクいっぱいで匂って気持ち悪くなる。

  • 令和に出されている女性の体についての本

    論文ベースに話がされていて安心感。後ろに参考文献も載っている。
    実践しにくそうなことも、ハードルを下げたやり方を提示してくれていて、とても良い。
    これを機に魚料理を2回、牡蠣料理を2回した!
    たくさん食べて髪と肌をキレイにします!

  • もはや内容は食事の本。
    その点に関しては面白かった。

    ただアンケートを取っている人数が少ない割に、そのアンケートを根拠に断言しているので、その点は△

    たとえば朝食を食べた方が生理痛は軽い。と断言されているけれど、正確には【人による】が正解。
    なのでこの本が絶対正解!と考えるよりも、あくまでも目安とした方が良い。

  • PMSは生活習慣の改善が有効

    「栄養を溜めなさいという指令を出すのがプロゲステロンです。PMSの時期はプロゲステロンの分泌が続くことでむくみやすくなります。  また、プロゲステロンにはインスリンの働きを悪くさせる作用もあります。インスリンとは、血糖値を下げるものです。これが働きづらくなるということは、血糖値があがるということ。そうなると、食欲が暴走したり、これをとめようとして分泌されたアドレナリンにより攻撃的になったりイライラしたりします。」

    「PMSにはホルモンの低下も関係します。詳しくは次の項で説明しますが、「セロトニン」というホルモンが低下してしまい、疲労や不安、抑うつ、イライラなどを感じるようになります。  こうした変化は正常に生理が来ていればすべての女性の身に起きていることです。」

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著者プロフィール

予防医療コンサルタント、一般社団法人ラブテリ代表理事。栄養アドバイザーの資格を取得したのち、09年に医師・博士・管理栄養士などの13種の専門家が所属する「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を発足。株式会社タニタとともに2011年より世界一の美女を目指す候補たちの医療・食事サポートを担当し、“美人になる生活習慣”のメソッドを確立。著書に『タニタとつくる美人の習慣』『成功する子は食べ物が9割』『整理で知っておくべきこと』などがある。

「2023年 『疲れと不調にサヨナラ! 体と心をラクにする 鉄分貯金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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