ポストモダン建築巡礼

著者 :
制作 : 日経アーキテクチュア 
  • 日経BP
4.08
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本棚登録 : 117
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822266905

作品紹介・あらすじ

70年代後半からバブル期を象徴する50の建築を、サブカル的ウンチクと"妄想的イラスト"で味わい尽くす。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙からしてカッコいい。中身は写真はもちろんのこと、手描きイラストでも建築が紹介されており、非常にかわいい。また、2人の著者がそれぞれ違う視点で解説してくれるので、とっつきやすい。写真のページに付いているほうの固めの文章でしっかり情報をキャッチして、イラストページのやわらかい感想でクールダウンしながら楽しもう。

  • モダニズム建築の本には載っていないが、ポストモダン建築まち歩きマップの本では説明が物足りない人にうってつけの本。かわいらしいイラストとともに、建物内部の見どころが解説されている。(建築学専攻)

    配架場所:工1B・建築
    請求記号:220-0:I.16

    ◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003077744&opkey=B148057276708201&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0

  • ポストモダンはもういいやと
    思ったけど読んでみて良かった
    振り返るに足る建築の流れだ
    見たい建築が増えた

    今帰仁村中央公民館(象設計集団)
     簡単な建築!

    新宿NSビル(日建設計)
     1階から最上階までの吹き抜け!
     つまり筒なのか!

    盈進学園東野高校(C・アレクサンダー)
     そもそもアレクサンダーの建築が
     あることを知らなかった
     今回もっとも気になった
     見学は難しそうだが

    姫路文学館(安藤忠雄)
     ポストモダンとするのはなんだけど
     姫路城といっしょに行かないと

    輝北天球館(高崎正治)
     そもそもこの建築家を知らなかった
     文章にもあるけどシニカルさがない
     「本気のポストモダン」というにふさわしい
     同建築家の指宿市の「なのはな館」も気になる

    あと長谷川逸子はやっぱりいいなあ

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/60324

  • 建築

  • アーカイブ

  • ポストモダン建築、70-80年代はそれほど興味深くないな、個性が感じられない。90年代からグッとくるの多し。ホテル川久行きたい。

  • モダニズムのあと、バブル景気と重なるようにして生み出され、どちらかというと「負の遺産」のイメージがあるポストモダン建築を紹介した一冊だ。

    機能がそのまま構造になるシンプルなモダニズムに対して、古典の意匠を引用するのがポストモダンらしいけれど、自分の中では「機能的ではないムダなものを付加した建築」という印象が強くあった。

    本作では時系列にポストモダンとされる建築が紹介されていて、その歴史の流れや当時の考え方というものがなんとなく建築素人の自分でもわかるように思え、だいぶポストモダン建築への見え方が変わった。

    バブルの申し子のような建物(ホテル川久・・・行ってみたい!)もあるけれど、名護市役所のような地域性を強く押し出して魅力としている名建築もあり、また梅田スカイビルもポストモダンなのか?!と思うと、その範囲は広く様々でなんとも面白い。

    いまや東京オリンピックの新国立競技場設計を担うまでの有名建築家となった隈研吾がコリント式オーダーのオバケみたいなのがついたヘンな建築を建てているのもはじめて知った。冗談みたいな建築が良いとされる時代があったんだな。

    他の建築紹介本ではなかなかない知識を得られて興味深い。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00517734

  • 写真が少ないと思ったが、
    読み進めると意外とこれ位のバランスが良いと思った。
    イラストと文章、そして写真の配分が絶妙。
    ペラペラと眺めているだけでも何となく面白い。
    一つの建物にも色々ドラマがあるのだなぁ。

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著者プロフィール

文:磯 達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。名古屋大学工学部建築学科卒業。88-99年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。02年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。現在はオフィス・ブンガを共同主宰。桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師。著書に『昭和モダン建築巡礼』『ぼくらが夢見た未来都市』『ポストモダン建築巡礼』『プレモダン建築巡礼』など。

「2023年 『日本のブルータリズム建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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