最高の仕事ができる幸せな職場

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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822251253

作品紹介・あらすじ

原始人の知恵を生かす、失敗を積極的に認める、子どものように考える
最新研究と豊富な実例に基づく「最高の職場」のつくり方

ダニエル・ピンク、マーシャル・ゴールドスミス、デヴィッド・アレン絶賛

職場に幸福を感じる従業員は生産性、創造性が高い――最新の研究により、その事実が世界中の企業に突きつけられている。しかも、どうすれば従業員のエンゲージメントを高められるか、どんな職場であれば従業員が幸せに働くことができるかも、心理学に基づいて明らかにされているのだ。

遊び、運動、休憩を組み合わせることで創造性が高まる。
オフィスに日光が入ると、満足感と生産性が高まる。
会社・仕事に不満を持つことで、より幸せを感じられる。

社会心理学者の著者が具体例をもとに、予算が少なくても、どんな業界でも実践できる職場づくりのコツを解説。
幸福な職場は業績アップのカギとなる! 洞窟での生活が心の安定を高める? ゲームを仕事に取り入れるためにすべきことは? 社内に親友をつくるのが素晴らしい理由とは?   
企業も従業員も幸せになる、最高の職場のつくり方。

感想・レビュー・書評

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  • こういった職場を目指します。
    割と経済行動学、心理学の寄せ集め的感じです。

  •  企業の幹部とか管理職向けだと思うけど、そこそこ楽しめた。組織の中で社員が誇りとやりがいをもって、「幸せ」に仕事をするにはどうしたらいいかを難しい専門用語を使わずにわかりやすく解説。
     個人的には、脳は無意識のうちにも考えている、だから散歩・運動・遊びは大事で、創造性を重視するときはむしろ雑音のある喫茶店で、集中力をたかめたいときは静かな環境で、というのはすごくためになった。それから環境と模倣の影響をよく理解すべきことも、よくわかった。何より、収入増と幸福感とは比例しない。むしろ、自主性を重んじることが大切というのは、仕事だけでなく人生全般につながることかなと思った。

  • ☆遊び、休憩で創造性が。日光で生産性アップ。
    ☆社員の誇り:大きな物語。際立った特徴。社会貢献。すべてのメンバーが大切(仲間)

  • 巷では「働き方改革」が流行っているが、議論の主体は、働く時間を減らすこと、に留まっている。真の働き方改革とは、働き手が、どんな働き方をしたいか、ということに尽きると思うのだが、それを考える機会をいかに与えるか、ヒントをもらえる一冊。一見、こんなことしても、と突っ込みたくなりそうだが、印象的なフレーズも多く、読後、改めて購入した。

  • 自身の仕事の取り組み方、マネージャーとしての両面で得るものが多かった。エンゲージメントに関してはよく耳にするがその理解が深まった。先ずは自身の仕事の取り組みとして朝の3時間にReactiveな仕事しない事、休息をしっかり取る事実践したい思いました

  • 最高の仕事ができる職場といえば
    google facebook SAS など世界的な企業が挙げられる
    「自分の職場もこうあってほしいなぁ・・・」と
    本を読みながら思っていても、実行できないことが多いのが
    こういったビジネス本の痛いところ・・・。

    でも、この本では「これならできそうだ!」ということが多かった印象です。
    おそらくそれは、
    「人間の心身」に着目しているから。
    「他者と自分」に着目しているから。
    ・・・だとおもいます。

    全て行うのは難しいかもしれません。
    これらの一つだけでも、
    グループ全員よりもまずは自分自身で
    やってみると何かがちょっと変わるかもしれません。

    そして、これは職場だけではなく
    家庭でも役立つと思います。
    ぜひ何かを変えたいとおもう方、必読です。

  • うーん、書いてあることがいちいち納得感あるなーー。経営者がみんなこういうの理解すれば、もっと社会はよくなる気がするなー。
    まさに一番最後にかいてあるように、「もし工場の誕生がなければ、従業員が同じ時間に出勤することを望んだり、8時間自分の持ち場にいることを強要したり、上司の命令を聞くのがいい従業員、というのが広く認められることがなかったかも。だが私たちはそうしている。」と。ほんとうに、多くのおじさんは前時代的な考えにしばられているよね。そういうひととは関わりたくないよね。「現代の職場の多くの面が、時代遅れで、生産性を妨げ、心理的に有害でさえあることがわかってきている。」
    うーーん、ホントそう思います。

    p88 スティーブジョブズ「想像力とは結び付きを見つけることに過ぎない。創造的な人々は、どうやったのかを尋ねられたら、少し後ろめたい。なぜなら、実際には何もしなかったから。ただ、みただけ」

    p92 おそらく昼寝が軽視される最大の理由は、働く時間と生産性を同一しているせいだろう。がんばって働きさえすれば、成果が上がると考えている。でもそれは工場のはなし。

    P94 ジムで1日中バーベルを持ち上げたりしない。筋肉には限界があることを誰もが認める。だが、知力については認めない。知力もつかれれば低下するのでは

    p94 つながった状態には中毒性がある。必要とされている、情報に通じている、生産的だと感じさせてくれる、しかし、代償も。常に緊急にあるような感覚が引き起こされ、脳は絶え間なくストレスに。電源を完全に落とすことができなければ、完全に復旧することはできない。

    p99 オバマも週のうち6日は運動から始める。4年間で、131日、毎年、平均して1ヵ月以上の休暇をとった。

    p101 マネージャーであるあなたが1日に12時間、机の前に座り、週末にも次々とメールを送信しているなら、「ネットに常に接続していなければいけない」という明らかなメッセージをおくっているようなもの。チームの力を最大化するのは、従業員にエネルギーを回復する余裕を与えなければいけない。

    p107 カジノは、勝っていないときでも勝っているとプレーヤーに思わせようとするのか?それは、不規則に、たびたび勝ち金を払えばプレーヤーは勝っているという感覚を抱いて、さらに賭けを続けるから。
    要するに、リスクの許容度を高めて、さらに賭けをしようという気にさせる心理的テクニック

    P113 楽しいことが続くと満足できなくなる。好きなものを楽しみ続けるにはときにそれを失う必要がある。旅行が有意義なのはそのためだ。

    p132 人間関係の難しさによっておこるエネルギーの無駄と生産性の損失⇒プロセス・ロス。気難しい同僚がいるとしたら、それをじかに経験したことがあるだろう。

    p136 最強の条件は類似性。共通点が多いほど、相手を好きになる。

    ★p182 全従業員を同一のスケジュールに従わせながら、最善の仕事をするよう要求するのは、人間の基本的な本質に関する事実を無視していると言わざるを得ない。

    p191 給与の額は満足度にほどんどつながらない。私たちは驚くほど速く収入の水準に慣れてしまう。

    p220 医師は必ずしも医療ミスをおかしたのではない、コミュニケーションでミスを犯したのだ

    p225 パッシブリスニング⇒セレクティブリスニング⇒アクティブリスニング。相手が発する言葉一つひとつに注意を払う。今日の昼食のこととかを考えながら、上の空で聞かない。

    p231 絆を強め、対話を生産的にするために、PEARLSを使う。
    ■協力(Partnership) あなたと取り組みたい、一緒に解決策を見つける
    ■共感(Empathy) 熱意が伝わってくる、心配しているのがわかる
    ■承認(Acknowledgement) がんばたね、努力したね
    ■尊敬(Respect) 創造性はすばらしい、あなたは詳しい
    ■正当化(Legitimation) 誰でも苦労するよね、だれでも不安になるよね
    ■応援(Support) 力になりたい、成功を願ってる

    p291 ポジティブなユーモアとネガティブなそれとは根本的な違いがあるといわれる。どちらも一時的に気分を高揚させるが、状況にほとんどあらがえないときに、ネガティブなユーモアをいうことで優越感を抱く。候補者がやたらと皮肉をいうのは、彼らが無力感にとらわれていしるしで、リーダーとしての能力が低い

    p312 肩書のインフレ。最初は満足するが、すぐにさめる。報酬がみあっていないと感じ始める。

  • ■書名

    書名:最高の仕事ができる幸せな職場
    著者:ロン フリードマン

    ■概要

    原始人の知恵を生かす失敗を積極的に認める、子どものように考え
    る。どんな組織・社員でも実践できる生産性とやる気が劇的にアッ
    プする職場のつくり方。
    (From amazon)

    ■気になった点

    ・難しい問題に取り組むとき、頑張りすぎるのは逆効果。
     遊びが問題解決を容易にする。

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著者プロフィール

モチベーションを専門とする社会心理学者。フォーチュン500企業やオバマのリサーチ・チームを含む政治家など、幅広いジャンルのコンサルタントとして活躍。

「2015年 『最高の仕事ができる幸せな職場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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