- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822249434
作品紹介・あらすじ
アップルはなぜ強いのか?ベストセラー『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』著者がアップルの魔法を徹底分析。
感想・レビュー・書評
-
豊富な事例とそれに対する分析。いかに心地よく、素晴らしい体験をし、それを他者に伝えていくかという話。ディズニーやリッツ・カールトンのサービスの話と併せて読むとおもしろい。長い待ち時間を、どうやってリセットするか。混んだ店内で、自分がきちんと相手にしてもらえていると感じられるマルチタスクはどうやって実現されているのか。非常に興味深い。
さらにアップルらしいと思うのは、Twitterに投稿できるくらいの短さの売り文句や、ソーシャルに共有されることの影響が計算されていることだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Appleがいかに顧客に対して素晴らしい体験を提供しているかをその思想から掘り起こした書。
まずは従業員がAppleが好きでAppleとビジョンを共有できている人を雇うことから始まる。
知識や技術は二の次でいかに情熱を持って顧客と接することができるかという視点で人を雇っていることが興味深い。
そして無理に売ろうとしないアップルストアの姿勢。売らない方が売れるようになるという逆説的な戦略も興味深い。
そしてAppleが好きになってくれた顧客はよき宣伝者となって次の顧客を連れてきてくれるという好循環が生まれ出されるのだ。 -
図書館
-
アップル 驚異のエクスペリエンス
-
学生常勤時代は個人的にAppleへの関心が高かった時期でもあり、その当時に読んだ1冊。アップルの商品や、アップルストアの創り込みに見える、顧客体験の価値。行くだけでワクワクする店舗を創りたい、という思いは、働いている今でも自分の想いとしてある。ブランディングのテキストとしても示唆があるだろう。
-
2001年に出来たApple Storeがなぜ顧客を虜にするのかについて書いた一冊。
全てにおいてアップルが製品を販売することではなく、人々の暮らしをよくすることというビジョンを念頭に置いて顧客と接していることを感じました。
その為に顧客はもちろん、社員に対してや店内の内装や設備についてもこだわり抜いていることも感じました。
社員間での情報共有やビジョンの浸透や権限の委譲など従業員にアップルという会社への愛社精神を作り上げ、顧客に対しては卓越した体験をさせるとともに顧客目線に立った製品価値を伝えたりといった感動体験により顧客から口コミによるバイラルマーケティングが成立し、また新しい顧客へとスパイラルしていく好循環が出来ていて、今のブランドイメージが構築されたと感じました。
また本書では他社でアップルの事例をもとに展開している会社も取り上げており、スターバックスやリッツ・カールトン、ディズニーランドといった企業は顧客に特別な体験をさせるというところで共通点があると感じました。
本書を読んで、アップルが製品でも自分たちの生活に革新を起こすとともにブランドイメージを構築するべく暮らしを良くするという体験を重視したストアの存在によって確固たるものになったことが深く理解できました。
すごく新鮮な感じで読んでいましたが、最後の解説にあったようにこの飽和状態のなかでこのような体験によって製品価値をつくりあげることが日本において当たり前で意識することのなかった価値観を取り戻すことがこの先において重要であるということも感じました。 -
アップルエクスペリエンスの秘訣を知りたくて読み始めたが、サービスの極意やマネージャーの心血をそそぐポイント、採用基準など、学ぶことが多い書物だった。また、訳が読みやすい。社会人なら誰でも学ぶポイントがあると思います。
・暮らしを豊かにするという揺るがないビジョンがある。
・それが社名からコンピュータという文字をなくし、小売に手を出した
・ハード、ソフト、サービスをシームレスに融合
・それらを人間的魅力によって感動とともに伝えたのが成功の秘訣。 -
大崎Lib
-
その製品を買うことでどんな体験を提供することが出来るのかを店員から教えてもらえる。想像できる。そうすると人は買う。
-
「電話を再発明する」のコンセプトが重要。金融商品で、エクスペリエンスを体感してもらう方法は、どうあるべきか。「驚異のプレゼン」同様面白かった。