儲かるオフィス

著者 :
  • 日経BP
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822246860

作品紹介・あらすじ

不機嫌な職場の原因は、オフィスにあり-。儲けたければ、まず、知を生む空間を創れ!企業経営の命運を握るワークプレイス・デザインの新潮流。

感想・レビュー・書評

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  • うーむ。わざわざ文章だけで一冊にする内容か?よー分からん。

  • セカンドライフを取り上げ、事例にしている点で微妙としか言いようがない。もうひとつ参考にならない。

  • 事例は多いのだが、コンセプトちっくな話が多く具体例に乏しい。話が冗長。知識創造のためのワークプレイスというコンセプトには同感。

  • 日本の社会は、かつてのように製造業を中心としたものから知識経済社会へと転換している。
    このような知識経済社会では、イノベーション(知識創造)が不可欠となり、オフィスの作り方それ自体が、イノベーションの成否を握っている。
    知の創造や組織の変革を担う人々の日々刻々と変化する動的な関係性が共有された意味空間を「場」といい、この「場」の創出という視点が、これからのオフィスづくりには不可欠である。
    「場」を言葉で定義すると難しいが、要は、自然発生的に社内の人たちがコミュニケーションをとれる場所を、社員の同線などを考えて確保して行くということになろうか。
    社内コミュニケーション促進のためのツールとしてITなどを導入する企業が多いが、結局はフェイストゥフェイスのコミュニケーションに勝るものはないということで、これを自然に発生させ、イノベーションへとつなげていこうということであろう。

    本書の概略はいま述べた通りであるが、もう少しオフィスの作り方などの具体的なノウハウが書かれていると、実務的にもより参考になったと思う。どちらかというと、学者の方が書いたオフィス論の印象が強く、やや抽象論的な部分が多く、わかりにくい部分も一部あった。


  • ポパーの3つの世界のレンズを通して読んだ。

    フィジカルと知性的世界での「場」創りに終始。
    人の心についての考察が甘いんじゃないか?
    おそらくそもそもの前提に、新卒正社員システム
    という既に壊れた共同幻想を置いているのだろう。
    従って、これを真似してもそれなりに良くできた
    「ハコもの」の域を出ないのではないか。
    肩書きや雇用形態ではなく、個人としてその人を見る
    オープンなメンタリティーが備わっていてもまだ
    厳しいと思う。アイデンティティーがその会社には
    無い人が既にたくさん存在するのだから。
    ただ、知性的世界での将来像の部分は良かった。

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著者プロフィール

紺野 登(コンノ ノボル)
多摩大学大学院教授
1954年東京都生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博報堂などを経て、現在、多摩大学大学院教授、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、エコシスラボ株式会社代表。博士(経営情報学)。イノベーション経営を加速支援する一般社団法人Japan Innovation NetworkのChairperson理事、Future Center Alliance Japan代表理事、日建設計顧問などを兼務。約30年前からデザインと経営の融合を研究、知識生態学の視点からリーダー教育、組織変革、知識創造の場のデザインにかかわる。主な著書に、『イノベーション全書』『ビジネスのためのデザイン思考』(ともに東洋経済新報社)、『幸せな小国オランダの智慧』(PHP新書)、野中郁次郎氏との共著に、『知力経営』(日本経済新聞社、FT最優秀マネジメント・ブック賞)、『知識創造の方法論』『知識創造経営のプリンシプル』(ともに東洋経済新報社)、『構想力の方法論』(日経BP社)などがある。

「2021年 『失敗の殿堂』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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