- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820747901
作品紹介・あらすじ
思考のクセに気づく!考え方の筋道がわかる14のケーススタディ。問題解決力が加速する地頭の鍛え方。
感想・レビュー・書評
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ラテラルシンキング=水平思考は初めて知った。類推とかで他のヒントから思考を立てる方法。
個人的にはクリティカルシンキングができるようになりたい。認知バイアスに引っかからないように頭に入れたい。認知バイアスの内のハロー効果、コンコルド効果、リスキーシフト、バンドワゴン効果についてはファストアンドスローの中にもでてきた。
ハロー効果→1つの特徴だけでその人の全体を印象付けてしまう。あの人は野球が得意だから、スポーツ全体なんでもできる。
コンコルド効果→損失分を補おうとして、さらに深みにはまっていく。ギャンブル全部に言える。
リスキーシフト→他の人がやっていることに同調。赤信号でもみんなが渡っているから渡っちゃおう。
バンドワゴン効果→みんながあいつのことをああいう風に言っているから、俺もそう思う。自分の意見を持たずに周りの空気に流されること。
事例を参照に進めていくのは面白かった。簡単に読めるが全ての内容を理解・暗記するのは難しく、何回も読むべき本。とても勉強になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナイスハーベスト社という架空のパン会社で働く3人。それぞれロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングが得意で、各フレームワークを用いてケーススタディしていく。知ってても使えなければ意味がないということで、実際の話をわかりやすくパン会社に当てはめた想定がでてくる。例えばカップヌードルとか、楽天球団とか、スタバとか、コダック社とか、ローズベルトの大統領選勝利とか、TPP交渉とか。わかりやすくてよく勉強になった。
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フレームワークを知っていることは大切なことだが、
そもそもの考え方、アプローチ法が分かっていないと
宝の持ち腐れだし、いざというときに使えない。
本書はビジネスにおける課題解決に向けたアプローチ法を
ケースも含めて説明してくれています。
意外とラテラルシンキングのような考え方は出来ていないと
自分でもやってみて感じました。
【勉強になったこと】
・問題解決の根幹をなす3つの思考法
ロジカルシンキング:
論理的に物事をブレイクダウンする垂直思考。
複雑で大きな問題を前にした時、単純な単位に問題を
切り分けるにはどうしたらよいかと地道に考える。
ラテラルシンキング:
結果に至るプロセスの多様性に着目して最も効果的な
解決策を見出す水平思考。もっと簡単に出来るやり方は
ないか、似たような事例はないかと、様々な可能性を考慮。
クリティカルシンキング:
状況を疑い、Why/So Whatの両面から、本当に達成
すべき目的に対する解決さくを示す探求思考。
本質的な問題は何か、もっと実践的なやり方はないか
と与えられた情報に対して主体的な課題設定を行う。
・クリティカルシンキングのうち、弁証法では、検討素案
となるテーゼをまず示し、これに対するアンチテーゼを
議論の中から取り出す。これらからジンテーゼ(折衷案)
をまとめる。
・課題解決に向けたアプローチ手順
①クリティカルシンキングで状況を疑う
②ラテラルシンキングで周囲から類似事例を探す
③ロジカルシンキングで問題をブレイクダウンする
④総合的に物事を捉える
上記を何度も繰り返すことが大切。
・各思考法で使うフレームワーク
ロジカルシンキング:
広がり :MECE、ベン図
深さ :ロジックツリー、ピラミッドストラクチャー
並び :IPO、TOC、ストーリー法
つながり:因果関係・相関関係、親和図法
ラテラルシンキング:
ひらめき:ブレインストーミング
ムリヤリ:欠点希望点列挙法、SCAMPER
マネ :ミメーシス・ミミック、シネクテクス法
クリティカルシンキング:
見える化:ヒストグラム、BATNA/ZOPA
対比 :プロコン、フィットギャップ分析、ジレンマ
思い込み:PAC思考、オッカムの剃刀、認知バイアス
・説明変数は多ければよいというものではない。
少なくても説明が成立出来るのであれば、可能な限り
そぎ落とすこと。そうすることで相手にも伝わる。 -
ロジカルシンキング
リテラルシンキング
クリティカルシンキングとは
どういう考え方のことで、
問題にはどんなアプローチの
仕方があるのか教えてくれる。
深入りし過ぎてないので
読みやすく、入門には良い。 -
親近感のわくイラストとケーススタディの豊富さでロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングについて知ることができた。
ビジネス思考に興味があれば誰でも楽しく読める。
他店で人気のパンがなぜ売れ残るのか?に対する3つの思考法のアプローチの違いを講評付きで解説してあったり、カップラーメンの逆転の発想を元にしたパン屋のケーススタディが示してあったりして興味深い。 -
ストーリー仕立てのケーススタディつきで、バカで感情的な人間にも分かりやすかった。
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★ケーススタディを通じて、ロジカル、ラテラル、クリティカルシンキングの使い方が学べる良書である。
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No.570
ロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングの関係と具体的な使い方がよくわかる。