父、坂井三郎-「大空のサムライ」が娘に遺した生き方-

  • 産経新聞出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819111720

作品紹介・あらすじ

2012年、13回忌を迎える伝説の零戦パイロットが実の娘に授けた日本人の心とサムライの覚悟。今こそ生きる「坂井三郎の武士道」。

感想・レビュー・書評

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  • 零戦パイロットとして戦った坂井三郎の娘道子さんのエッセイ。

    ガダルカナルで自身を撃ったアメリカ人との再会、生活の中での危機回避の心構えや問題解決の基本など、「大空のサムライ」と平行して読んでみてとても興味深かった。

    この頃からブロック塀の弱点に砲火を浴びせていたとのこと、リスク管理はさすがですね。

  • チェックシックス 真後ろを確認しろ。死角に気を配れ。

  • リスク管理という点で大切なことは「同じ過ちを繰り返さないこと」である。「気づく」ことは「変わる」ことを意味する。人は気づいた瞬間に変わっているのだ。時々、何度注意しても同じミスを繰り返す者がいる。周囲や時間に与える影響を理解していないのだろう。前頭葉に問題があるのかもしれないと本気で思う。
    http://sessendo.blogspot.jp/2016/04/blog-post_2.html

  • 坂井三郎氏の子女、道子氏が、お父様から受けとった言葉、教育、考え方。
    坂井三郎氏が戦後早い時期に「坂井三郎空戦日記」を執筆され、それが「SAMURAI」として米国で発刊されたことで有名人となり、沈黙を良しとする旧海軍の関係者から時に誹謗を受けただろう、そのいきさつについても読み取れる。
    坂井三郎氏自身のその後の著作にも、人としての生き方、処世術をテーマにしたものがあるが、本著は娘さんがきめ細かく受け取った言葉、態度、しつけ、身の処し方、等々が綴られており、わたしの中で、とかく零戦の操作に対する詳細な記述を世に残したこととして評価が固まっていた坂井三郎氏の評価を多いに高めるものです。
    娘がこんな風に人生を切り開いてくれたら親として本望だろうと思う、理想像があります。
    是非、女性にも読んでもらいたい。

  • 太平洋戦争時に零戦のパイロットで、撃墜王だった著者の父の生き方を書いた本。厳しい戦場での経験から、戦後の生活でも常に真剣だったエピソードが面白い。

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