アメリカ医療制度の政治史―20世紀の経験とオバマケア― (南山大学学術叢書)
- 名古屋大学出版会 (2014年3月31日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815807696
作品紹介・あらすじ
オバマケアの挑戦-豊かなはずの国でなぜ国民皆保険の実現が難しいのか。アメリカ医療制度の歴史的展開をたどるとともに、オバマ改革をめぐる動きと葛藤を現地の「声」からヴィヴィッドに捉え、アメリカ政治と医療の行方を展望する。
感想・レビュー・書評
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オバマケアの制度は加入者が増え、コロナ禍を経て廃止を主張しにくくなった。財政負担が大きいという批判は説得力を持つ。日本でも問題になっていますが、薬の過剰摂取(オーバードーズ)などの削減が課題である。
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アメリカだけが他の先進国と大きく違う医療制度を持っていて、明らかに非合理的と思っていた。どうしてそんな医療制度になったのか常々不思議だったが、この本では歴史的な背景を説明されているので、すごく納得できた。オバマケアの成り立ちも細かく解説があり、ありがたい。トランプ政権でも医療制度には動きがあるし、そろそろアップデート版が欲しい。
そして、やはり医療は非営利で誰にでも公平にあるべきだと思ったし、日本の皆保険に一層感謝する気持ちになった。
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