アメリカ医療制度の政治史―20世紀の経験とオバマケア― (南山大学学術叢書)

著者 :
  • 名古屋大学出版会
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 28
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815807696

作品紹介・あらすじ

オバマケアの挑戦-豊かなはずの国でなぜ国民皆保険の実現が難しいのか。アメリカ医療制度の歴史的展開をたどるとともに、オバマ改革をめぐる動きと葛藤を現地の「声」からヴィヴィッドに捉え、アメリカ政治と医療の行方を展望する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • オバマケアの制度は加入者が増え、コロナ禍を経て廃止を主張しにくくなった。財政負担が大きいという批判は説得力を持つ。日本でも問題になっていますが、薬の過剰摂取(オーバードーズ)などの削減が課題である。

  • アメリカだけが他の先進国と大きく違う医療制度を持っていて、明らかに非合理的と思っていた。どうしてそんな医療制度になったのか常々不思議だったが、この本では歴史的な背景を説明されているので、すごく納得できた。オバマケアの成り立ちも細かく解説があり、ありがたい。トランプ政権でも医療制度には動きがあるし、そろそろアップデート版が欲しい。
    そして、やはり医療は非営利で誰にでも公平にあるべきだと思ったし、日本の皆保険に一層感謝する気持ちになった。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

南山大学国際教養学部教授

「2021年 『アメリカ政治の地殻変動 分極化の行方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山岸敬和の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×