小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考
- SBクリエイティブ (2022年12月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815616472
作品紹介・あらすじ
・「売上を上げたい」「なんとかしたい」… 漠然とした考え・目標を達成するために、30代で会社を十数億で売却し、その後100億の売上を達成した著者の思考法
会社では「売上をあげろ」「●●をなんとかして」というミッションも出てくるものですが、目の前の解決策に飛びついていないでしょうか? 著者によると、そうした解決策の多くが「間違っている」だけでなく、目の前の目標をより困難にするだけではなく、長期的に見ても解決にはつながっていないことも多いようです。「頑張る」だけの繰り返しでは、いつか疲れてしまいます。
そうしたときに著者がやってるのは、ただ「分解」していくだけ。
大学にも行かなかった著者が実践する誰でも簡単に結果を出せる「思考法」を紹介します。
・仕事だけでなく、自分の漠然とした目標も叶え方がわかる
また、個人でも、「ふわっとして何が言いたいのかわからない」と言われたり、「こんなことがしたい」と思いつつも、明確な言葉にできず、方法もわからない、ということは多くあります。最近では解像度を上げてとか言われるようにもなりました。こんな時にも「分解」は使えます。仕事にも、自身の人生やキャリアにも役立つ考え方です。
・ロジカルシンキングの本を読んでもいまいちわからない人のための、超実践的で結果の出る解説!
本書のベースにあるのは、「ロジカルシンキング」ですが、実際に現場で使いこなすとなると難しい面もあります。本書では、事例や、フローチャート、図版、分解例などを入れながら誰にでも使いやすい内容にしています。
感想・レビュー・書評
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マーケティングの仕事をしていない者には初めはピンと来なかった。
ただ、読んでいるうちに細かく分けて考えていくや反対ではどうなのか?って考えるクセをつけると他人の意見も納得しやすくなるのでは?と思った。
こうなりたいっていう理想の人を挙げて行って
その人の何を理想としているのかって言うのをやってみようと思う。これは、プライベートの事でも出来て自分と向き合うことが出来そう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何事も細かく分けて考えていくといいということがわかった。
わかったけど、実践できるかな。
私の業務でどうやったらいいのかまでそれを落とし込めてないと思う。
でも、いつどこで誰が何をという視点を持ち、小分けしてみよう。 -
問題も目標も、なんでも小さく分けてみることで、対象を絞り込むこと、検討の幅を広げることができる。漠然と悩んでる時に役立ちそう。
135冊目読了。
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・理想や目標は大きければ大きい方がいい (※視点を上げて大きく考えるほどあなたは世の中から必要とされる)
社会視点:「もっと多くの人に役に立つにはどうしたらいいか」
↑
業界視点:「自分の業界を社会に役立つ業界に変えたい」
↑
会社視点:「会社を業界No1に」
↑
事業視点:「この事業で売り上げを増やそう」
↑
個人視点:「今日疲れたな、もっと楽になりたいな」
・仕方がないと思っているのは「仕方を考えていないから」です。 -
最近こういうタイトルがうまい本が多いな
基本、ロジックツリーの本
ロジックツリーがどうたら
というタイトルだったら
読まなかっただろう
ロジックツリーなんて知ってる
という方も
概念は知ってても
具体的に仕事や思考に落とし込めていない人が
多いように見えます
は耳が痛い…
その点で、
具体例も沢山入れて
なんとか使えるようにという思い
が入ってるのは好感
読む人次第で評価は変わると思うので
ニュートラルに★3にしときます…
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この本で言いたいことは上司と方向性を合わせる、アウトプットイメージの明確化、ステップに分けて考えるために小さく分けて考えることが大切とのことです。これらは仕事の基本中の基本だと思う。Objectives Key Results、もうちょっと効率よくやる方法は無いか、フローチャートに落とし込む、マトリックス図を作る、目的とゴールを意識する、チームで自分たちで考えて答えを出すクセを付ける、今年一番のベスト書であった。
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年始の隙間時間でも簡単に読める内容でした。イノベーションを起こすことよりも、フォロワーシップで再現性のある方法に焦点を当てた内容という印象です。成功している企業や憧れの人を要素分解し、着実に近づいていくための方法がまとまっています。
正直、あまり学びがない内容だなと感じたのですが、最後にこの本が「自分のように学びの機会に恵まれず、学ぶお金がない人にも届いてほしい」といったことが書いてあり、納得しました。
この本を「学ぶことがない」と批判するより、学ぶ機会のある私は、より高い目標を自分に課して、結果を出していくことにフォーカスすべきだ、と言われてるようでした。
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著者の「分解思考」は、エンジニア時代の「問題を切り分けて考える」がベースになっているのが面白い。全部試している時間も予算もなかった、というのも、今の「ローコストで即答えを求められる」状況に合っているのかも。
事例も豊富だが、ほぼ企業での問題解決の話なので拾い読み。
著者が自分のキャリアをどう考えて構築したか、が一番印象に残りました。
問題を解決したくても、ふわっとした策しか思い浮かばない、という人にいい本。