- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815611590
作品紹介・あらすじ
さとりをひらいた犬
感想・レビュー・書評
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犬のジョンがハイランドを探し求めてどんどん変化していく。
抵抗せず、判断せず、執着せず、ただひたすら、ありのまま、自らの心を観照し続ける。
ジョンが素直でどんどん吸収していくのが愛おしい。
すべては1つ、というのが1番腑に落ちた。
というか、本当の意味でそう落とし込んで考えられるようになれると、日々の物事も穏やかに受け止められそう。
時々読み返して、自分の生き方について向き合いたい本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いや~まいった!素晴らしかった!今年1番の一冊
猟犬として飼われていたジョンがある狩りをきっかけに自由を求め主人のもとを去る。様々な冒険をし成長していく姿が、人の生き方に重なり涙が溢れる。恐怖とは?魂とは?エゴとは?物事は偶然ではなく必然であること。そしてすべてことで最強なものは何か?めちゃくちゃ心に響いて勉強になりました。私が生まれてきた意味は何か?魂の声を聞きながら永遠のテーマとして自問自答していきます。-
2023/07/16
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犬のジョンを通して、本当の自由、本当の自分を探す物語。
章立てを見ると哲学的な色合いが強く感じるが、物語にすることで、柔らかくなっている。
生きていく上で、身体・エゴ・魂 の三つがある。エゴに支配されず魂の声を聞くとは、本当の自分はどうしたいのか、自分自身に問いかける事らしい。あちらの世界など垣間見える表現があり、宗教的な面を強く感じる。
考え方としては参考にはなる。物語としてできているので、啓蒙しやすいように感じた。
私には理解はできるが、抵抗を感じてしまった。 -
人間に飼われていた元猟犬ジョンが、ひとり旅に出て、「ほんとうの自分」や「ほんとうの自由」を知るためにハイランドを目指す。
大人向けの読み聞かせ絵本のような、そんな哲学的なお話。
「身体」と「自我(エゴ)と「魂」が三位一体になっている自分。
身体の声、魂の声に耳を傾ける。
そして、自分はこの世界とひとつであることを悟る。
百田尚樹氏の「カエルの楽園」を思い出した。
私にとっては、新しい気付きのようなものはなくて、ぼんやりしており、物足りなく感じた。 -
お勧めしていただき。
このままではいけないという思いが強いのか
ジョンが迷い苦しんだり
だんだんと視界が拓けてくる感覚を一緒に感じて
自然と涙が溢れてくる
ファンタジーだけど、真理だと思う -
エゴと魂の違いが分かりやすく描かれている。
最後の方は話が壮大すぎて悟りをひらいた人しか分からないような無我の境地になっていたけれど、精神世界、または仏教にも通じる内容で興味深かった。
とにかくマインド=エゴに振り回されずに客観的にとらえ、心は、魂は何と言ってるかを体現すること。
エゴは幻想にしかすぎないこと。
ハイランドはそもそもなくて私自身がハイランド。
自分自身から自由になることが本当の私を生きること。 -
なんで犬がさとりをひらくの?
それってどーゆーこと??
という気持ちでポチり。
早く読みたい。
物語の展開が気になって一気読み。
すんなり腑に落ちた。
私の生き方の中でずっとずつと
探し求めてた、大切にしていた、こだわっていた
どれもしっくりこないけど
いつも心にあるキーワード「自由」
きっとこういうものじゃないかな、と漠然と
浮かんでいたものが言語化された感じ。
ここ数年の「問い」に対する「解」が
はっきりとした感じがした。
あ、やっぱそうだよなぁという腹落ち感。
二元性、DoingとBeing、エゴと魂の声
Fight or Flight 、自分とは何か、
学んだり、経験してきたことが凝縮してる一冊。
主人公の犬を自分に置き換えて
新たな物語ができるのではないかと
思ったくらい。
ハートを開いて、魂の声を聞く
頭で考えるのではなく自分の感覚を信じる
何もしなくていい、
ほんとそうだなぁ〜
また読み返してもいいかも。
登場人物(動物)の名前が時折わからかくなった
記憶できない自分、ま、いっか。 -
自由とは何か考えさせられる本。
自由を得ることのリスクと恐怖に立ち向かうためには、どうすればいいのか。
また、自分とは何かを深く考えさせられるます。
物語形式でとても読みやすくジョン(主人公)も好きになれます。
僕自身も自由を求めているので、とても為になる小説でした。 -
本当の自分、本当の自由って何だろう。それを探しに主人公の猟犬ジョンは、今までご主人様の元で何の疑問も持たず暮らしていた囲いの外へ飛び出し、途中出会う助言者達の言葉で成長する。
スピリチュアル色が濃いめではあるが、毎日、漠然とした生きにくさを感じる人は何か光が差すかもしれない。でも一読では完全に理解は出来なさそうなテーマ。
読後に、スキマスイッチの「ボクノート」を思い出す。