転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815608033

作品紹介・あらすじ

キャリアの常識は180度変わった
今すぐ、転職のOSをアップデートせよ!

〝キャリアのオピニオンリーダー″として、いまメディア最注目!
LinkedIn日本トップの著者が、
「望み通りのキャリア」を手にするための、
これからの転職の新ルールを指南する。

「今の仕事にやりがいはあるけど、上司とのそりが合わない……」
「会社の方針に疑問を感じてきたけど、転職して次の会社がブラックだったらどうしよう……」
「給料はいいし将来安泰な会社だけど、裁量が少なくてやりがいがない……」

やりがい、年収、人間関係、ワークライフバランス……。
何かを得ると何かを失う。転職とは〝トレードオフ″なもの。
何かを妥協しながら働くのが当たり前。

それがかつてのキャリアの常識だった。

しかし、新しいメガトレンドの登場によって、日本人を取り巻く環境は大きく変わった。
そんな新時代には、「正しい転職の価値観」と「正しい転職の方法論」を知れば、これまでの経歴に関係なく誰もが〝我慢しない自由な働き方″を手にすることができるのだ。

それを実現するのが本書で提唱する「転職2.0」。
転職のOSをアップデートすれば、
やりがい、年収、人間関係、ワークライフバランス……すべて同時に手に入れられる。

本書は、今起こっているメガトレンドを読み解き、
新時代に求められる5つの転職の思考・行動様式を、
「転職1.0(旧型のキャリアの価値観)」から「転職2.0(新型のキャリアの価値観)」へのシフトという形で解説する。

★「転職1.0」から「転職2.0」へ

・【キーコンセプト①目的】:「1回の転職の成功」→「自己の価値最大化」
・【キーコンセプト②行動】:「情報収集」→「タグ付けと発信」
・【キーコンセプト③考え方】:「スキル思考」→「ポジション思考」
・【キーコンセプト④価値基準】:「会社で仕事を選ぶ」→「シナジーで仕事を選ぶ」
・【キーコンセプト⑤人間関係】:「人脈づくり」→「ネットワーキングづくり」

感想・レビュー・書評

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  • 世間体や知名度、高額な給与に惹かれて入った会社でも、会社の力が強すぎるが故に、自分のペースに合わなかったり、プライベートを優先できなかったりする。なぜこの仕事をしたいか、この仕事ではなくてはならない明確な理由をもって働ける職場こそが自分にあった職場なのかもしれない。帝国データバンクの2020年7月発表の調査によると、正社員が不足している企業の割合は30.4%であり、日本でも平均3.4回転職する時代が来ると考えると、転職はもっと簡単に思える。「いそうでいない人」をタグ付けしてPRするのもなるほどなと思った。

  • キャリアについて学ぶべく読書。村上臣氏の本。

    メモ
    ・自分のこれまでのキャリアをポジション、スキル、業種、経験、コンピテンシーに分解すること。それらを掛け合わせて希少性を知ること

    例えば法人営業✖︎テレアポorインサイドセールス✖︎中小企業相手or売上3倍✖︎コミュ力、主体性、チームワークなど

    ・転職2.0 自分の市場価値を高める手段
     ある期間に成し遂げたいことを明確にすること

    ・ポジション思考 目指すポジションが先にあり、そのためにスキルを得たり、そのための会社に転職したりする思考

    ・レジュメを更新する。タグを意識する。
     自分の職種をコンピテンシーに分解する。
      →行動特性の部分

    ・他己紹介からヒントを得る

    ・既に持っているタグとかけ離れたタグを掛け合わせる

  • 転職するしないに限らず、自分自身のキャリアや強みを発見するきっかけになる本
    自分が持っている5つの属性タグ(経験、コンピテンシー等)の掛け合わせからキャリアを見直すという手法がシンプル且つ効果的だと思った!

  • 買った時はキャリコンの勉強前で積ん読にしていました。キャリコン勉強後に改めて読むと納得感でいっぱいです

  • 転職という意味付けが時代と共に変わってきてるよ、は賛同。だが、転職のススメ、では無いことをよく理解して読んだほうがよい。

    蛇足だが、本書の後半では、ベンチャー企業の特徴を紹介していて、何故かベンチャーに転職する前提の雰囲気になってる。すなわち、前半で語られたジョブホッパーでない、転職とはベンチャーのみでない、と自己矛盾。単に筆者の転職経験がベンチャーに偏ってるだけかもしれないが、これでは転職市場が偏ってるように見えるので、この部分を大幅カットして、こんな分厚い本じゃなくすれば良かったのに、と思ってしまうんだが、厚くないと定価が上げられず印税に影響するのか。とにかく、無意味に分厚くしてる本が多すぎる気がするんだが。。。

  • 転職を決めこれからを考える自分にとって良い本に巡り会えた。さあ、始めるよ。

  • 冒頭の東京都副知事である宮坂さんに教わった株式会社俺の考え方がピークであった

  • 転職する・しないに関わらず、自らのスキルのタグを増やす事が重要か。そしてそれが今後の人生を変える。

  • 転職を決めた時、経営者や経験者からたくさん話を聞いたが、概ね同じことが この本に書かれていてびっくりした。
    経営者の方々も自分の経験分野や得意分野から it 企業に入り、経験を積みながら転職や役職を得ることで賃金を上げるということを おすすめしていたのを思い出した。

    タグ思考の話が興味深かった。
    フリーランスのエンジニアになってからも、自分の価値を最大限にするためにはどのタグが必要なのか、そのためにどの現場を選ぶべきなのかを考える基準になった。

  • ・5種のタグ分類表が特に有用だと感じました、職務経歴書に反映できそうです(1.ポジション、2.スキル、3.業種、4.経験、5.コンピテンシー)

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著者プロフィール

村上 臣(むらかみ・しん)
LinkedIn(リンクトイン)日本代表
青山学院大学理工学部物理学科卒業。大学在学中に現・ヤフーCEO 川邊健太郎らとともに有限会社電脳隊を設立。日本のインターネット普及に貢献する。
2000 年にその後統合したピー・アイ・エムとヤフーの合併に伴いヤフーに入社。2011 年に一度ヤフーを退職。
その後、孫正義が後継者育成のために始めた「ソフトバンクアカデミア」で、ヤフーの経営体制の問題点を指摘したことを機に、当時社長の宮坂学など新しい経営陣に口説かれ、2012 年にヤフーへ出戻る。弱冠36 歳でヤフーの執行役員兼CMO に就任。600 人の部下を率い、「爆速経営」に寄与した。
2017 年11 月、米国・人材系ビジネスの最前線企業・LinkedIn(リンクトイン)の日本代表に就任。欧米型の雇用に近づきつつあるこれからの日本において、ビジネスパーソンが生き抜くための「最先端のキャリア・働き方の情報」を日本に届けることを個人のミッションとする。
複数のスタートアップ企業で戦略・技術顧問も務める。

「2021年 『転職2.0』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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