離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本

著者 :
  • SBクリエイティブ
3.71
  • (21)
  • (26)
  • (30)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 560
感想 : 40
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815601386

作品紹介・あらすじ

もう我慢しない!振り回されない!

ブログ、メルマガで大反響!2万6千人が効果を実感!

もう我慢しない! 誰にも振り回されない!
上司、同僚、夫婦・恋人、家族、親戚、友達……
あなたのまわりにいる理不尽なあの人からの「攻撃」の対処法を、
気鋭のカウンセラーが具体的で実践的な「9つのステップ」で紹介します。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • わかりやすい語り口で、非常にためになる実用書。
    何よりもこの本の最大の長所は「モラハラ対策」を言葉で全面的に打ち出していないところかもしれない。
    自分のことをそうだとは思っていない、本当のモラハラ被害者にも薦めやすいし、「戦わない」実践的な方法は、試してみる価値はある。
    同じようなことを繰り返し述べているように感じられるかもしれないが、モラハラ被害者は洗脳されている状態に近いので、繰り返し同じ対処法を語りかけるこのやり方は、効果的だと思う。
    モラハラに悩んでいる人には、ぜひ読んでもらいたい1冊。

  • 具体的でわかりやすく、脳内でシミュレーションしながら読み進められる。そうするといろいろと辛いことも思い出し場面もあったが、生きていくために必要な本だった。私がお金持ちなら、学校に配りたい。励まされた。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
    なぜ攻撃されるのか
    →攻撃しやすい人に見えるから
    →攻撃を躊躇うような人になろう
    (前提)
    ・攻撃されやすい人=弱い、「個人的に」有害とみなされてる
    ・いつも理不尽に攻撃されているなら、もうそれは、話せばわかる相手ではない
    (わかってもらおうとするのでなく、相手にとって弱くも有害でもなく見えるように持っていく)
    (メソッド)
    1.悪人として相手に接する=エレガントな悪人=底知れぬ怖さ
    ⇒人として正しいか、ではなく、自分を守るために必要なことは、すべて正しい
    2.相手に無関心になる 鳴かぬなら、それはそういうホトトギス
    3.反応を減らす=最低限の反応 目的①自分の人間性は守る②得体のしれない怖さをまとう
    ・普段:いい天気だな、という程度の穏やかな表情
    ・怒られているとき:無念な表情
    4.言葉を減らす→私には理解できなくてもいい、という権利があるし、答える義務むない
    あー、わかりません
    悪人として沈黙する
    悪人として、あえてゆっくり話す。
    短く、穏やかに、言い切る
    5.接点を減らす
    スッと現れ、スッと消える
    6.継続する
    7.冷たい威圧感を出す
    8.こっそりと行動する

  • ①相手の言う事を理解しなくていい権利は誰にでもある
    ②愛よりもまず自分自身の心の平和を獲得すること。その上で自分は何をしたいのか?
    ③心だけは悪人になった上で。

  • モラハラ被害者の中では有名なJoeさんの本です。
    ブログはとても読みやすく、救われる内容がたくさん書いてあるのでお勧めです。

    本書はモラハラ、パワハラとは何なのか、、云々という解説は一切なし。相手の特性、心理状態等の解説もない。
    終始、攻撃に対する防御方法をわかりやすく書いてあります。
    そう、モラハラ被害者ってモラハラって何故起きるの?等々ってところは研究者バリに勉強しているのです。

    だから、本書はとても明快でいい。
    「また加害者のことを勉強しないといけないのかー」と気が重くなることはありません。

    読んで自分の身を守りましょう。もう、相手に振り回されるのは嫌だし、疲れた時の助けに必ずなります。

  • Amazonで本を検索していた時に、
    関連?おすすめ?で出てきた一冊。

    日常で、相手の感情に影響を受けて、
    振り回されてしまうことがあったり、
    相手の顔色を窺ってしまうことが多くて、
    相手に対していつも警戒しているようなことがあり。
    職場のため、逃げるわけにも行かず。
    相手が完全に不調のときは、パワハラのような言動を受けたりしています。
    受け流し続けることもしんどく、何かヒントがあればと思い、手に取りました。

    ・相手が、あなたを「弱い」と見なしている
    ・相手が、あなたのことを「有害」と見なしている
    ・反撃が怖くない
    ・我慢ではなく無関心になること
    ・感情の起伏を限りなく平坦にすることで、相手の「こいつはコントロール可能」という認識を外す
    ・あなたには、あなたの目の前の人が望むペースで話す義務はない
    ・短く穏やかに言い切る

    攻撃してくる相手の気持ちを萎えさせる方法として、
    具体的な方法が書かれています。
    なるべく表情や言葉のトーンに気を付けて、必要以上に反応しない、媚びない、ということが大事。

    たまにこの作者の言い切り方や断定の言い方に、いらっとする文章がありました。苦笑
    でも、具体的な方法がとても参考になります。
    日常の中で使えるようなことが。

    朝倉未来選手も言っていましたが、
    動じない、怒らない、客観性は本当に大事。

  • 「離れたくても離れられない」相手から、自身を守る方法が書いてある。本書では、目指すのは「平和」であると何度となく繰り返される。

    しかし、書かれている方法が、本当に本人にとって「平和」な未来を築く方法なのだろうかとボクは疑問に思った。
    その理由は、相手は変えられないのだから、自分が変わるしかないという、よくある結論から始まるメソッドだったから。つまり、結局、自分が頑張るしかないということになる。

    そもそも相手が攻撃してきているのに、なぜこちらが一方的に相手からの防御手段を考え、しかもかなり多くの策を巡らせなければならないのか?
    結果として、相手に自由を奪われている事態は変わらない気がする。いかに策を巡らせて相手を萎えさせようとも相手のために人生のかなりの時間を奪われている時点で相手にコントロールされている気がしてならない。

    いじめられるのは、いじめられる側にも問題があるという主張には一定の共感者がいるが、これは強者の理屈だとボクは思っている。いじめられる側に問題があれば、いじめることすら正当化されるのか?「離れたくても離れられない」相手側が萎えて自然と離れるまで、攻撃されている側は待たなくてはならないのか?それは結局、我慢ではないのか?
    少年期にいじめられる体験をしたボクには、もう最後まで読んでもほとんど納得は出来なかった。

  • 「いつも攻撃される人の多くは、自分の言葉に自信がなく、語尾が消え入るように話したり、最後に曖昧に笑ったりしがちです。」
    には思い当たるところがある。言い切るのが大事だと思う。

  • DVなどに悩んでいる方向けの具体的アドバイス。
    医師免許を持つ者にはこのアドバイスはできない

  • 職場や家庭で理不尽なモラハラを受けている人に向けた対策本。攻撃者は、もともと攻撃的な性格であったり、相手を支配したいがために攻撃してくるだけなので、攻撃されても自分が悪いと落ち込む必要はない。攻撃者から上手に距離をとり、自分の人生を取り戻す心構えやノウハウがつまっている。参考にしたい。

  • 本当の自分見せずに反応を減らす。言葉を減らす。笑うときも歯を見せずに微笑む。私の個性死んじゃう!私には難しいけど、なるほど!と思いました。依存心捨てて単独者として生きるという心構えが大切なんだなあ、一人で生きていくという強い気持ちが大切なんだとわかりました。

全40件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

モラハラ対策カウンセラー
1976年生まれ。典型的なモラルハラスメントの関係にある両親の元に生まれ、幼少期を過ごす。その経験を通して、モラルハラスメントをする人・される人両方の心理を知り、同様の環境にある人にモラハラ対処のアドバイスをするようになる。
現在は、自身の経験も生かした「無理に許さない・我慢しない・ありのままを目指さないJoeメソッド」を伝えるため、個人カウンセリングや各地での講演等の活動を行うほか、ブログ・メルマガなどでも活躍中。
「相手との関係が変わった!」「モヤモヤした気持ちが晴れた!」と反響を呼び、これまで救ってきたクライアントの数は約30000人にものぼっている。
クライアントの中には、彼らが抱く「被害者意識」がモラハラを招いているケースも少なくなく、本書はそうした「他人の言葉や行動に傷つきやすい」人に向けて書かれた。
著書に『離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本』(SBクリエイティブ)、『私を振り回してくるあの人から 自分を守る本』(WAVE出版)ほか。

「2022年 『「嫌われたかも」「私がいけないんだ」「なにかと不安になる」 “落ち込みやすい自分”が劇的に変わる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

Joeの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×