東大よりも世界に近い学校

著者 :
  • TAC出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813285977

作品紹介・あらすじ

人生はガチャじゃ決まらない! やりたいことが見つかれば成績も上がるし、人生なんとかなる!

偏差値50のごく普通の学校から、そして偏差値「判定不能」にまで陥った経営不振の高校から、多くの海外進学者を出した「日本一失敗できる学校」の校長が教える、「2050年」を生き抜くために必要なものとは?

いまの日本の学校は限界にきています。はっきり言ってしまえばオワコンです。ミライを担う人や、そのような人を育てる人が、意識しなければならないのは2050年です。VUCAな時代に世界が求めているのはどんな人材で、そのためにはどういうことを学校で身につけなければならないか。

「成績が上がらない」「なんでこんな勉強をしなきゃいけないの?」「普通がいい」「どうせ自分なんて」「こんなはずじゃなかった」と多くの人が思っています。しかし、勉強も大学も就職先も、目的ではなく、自分のやりたいことを実現するための手段です。そのためには、自分と向き合い、自分の世界観、つまり「あんたはだれやねん?」に答えられることがなによりも大事です。

本書では、そんな2050年を生き抜いてくれる、そのような未来を切り開いてくれる「勇者」たちに向けて、世界はどう変わっているのか、何を考えたほうがいいか、何をめざして成長していけばいいのかなど、日ごろぼくが口うるさく言っていることをまとめました。

【内容】
●日本の学校は時代に取り残されたオワコンだ
●日本の偏差値38は世界平均だったら50以上! 日本と世界の「いいとこどり」が教育の最適解!
●日本の教育に足りないのはオーナーシップ、対話、そして心理的安全性
●英語を全く話さない英語の授業で点数アップ!? 日本人が英語をできないたった一つの理由
●留年寸前の子が起業家に「英語は下手だけどアメリカのコンテストでも3位くらいになれるよ」で一念発起
●「普通の幸せ」から抜け出して、「英語は苦手科目」でも海外トップ大学へ
●「松竹梅コースをつくって」生徒の提案から生まれた29800円の留学体験
●海外トップ大学がわざわざ説明会に来校、唯一来なかったのは東大
●「直さんの話はワンパターンで飽きた」の一言で生徒が学校説明会をジャック
●少年野球の監督が大乱調のピッチャーに伝えた衝撃の一言
●成績を上げる第一歩はロッカーを整理すること
●振り返りは反省じゃない、自分との対話はその日の感情をノートに書き残すことから
●日本人が世界で通用するのは「変態力」と「まあまあ力」 ・・・ほか

感想・レビュー・書評

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  • なおさんの考え方、日本中にもっと広まってほしい!

    オーナーシップとパーパスの欠如。
    オーナーシップとは、責任を自覚し、果たすこと


    学校で身につけるべき3つ
    知識
    スキル
    マインドセット、こうだからこうと考えること

    スピーキングが苦手なのは、思考力、社会力、即興力。自分で考える力、それを論理的にわかりやすく他者に伝える力のある、他者との議論を通じて自分の考えや意見を深めたり高めたりする力。さらには短時間で仮説を立ててそれを検証、改善する力!

    勇者になれ。必要なのは、世界の行末を的確に予測し、生き抜くために必要な最低限の知識と、ロジカルシンキング、プレゼンのスキル、オープンマインドでチャレンジし続け、どんな問題も自分のこととして考えることができるマインドを身につけること。

    大切なのは、信念を突き通すこと、絶対に諦めないこと、フィードバックを受け入れ否定しないこと。

    自分は何者か、何をしたいか?それを知ることは、天命を知ること。→ 自分の社会での役割やなすべきことがわかる。

    It’s more fun to be a pirate than to join the navy.
    By Steve Jobs


    〈ナオさんの言葉〉
    1. 本を読もう 年間3万ページ
    2. 深呼吸をしよう、辛い時は立ち止まり一歩下がる
    3. 旅に出て視野を広げよう
    4. 素直でいよう 叱ってくれる人を大切にしよう
    5. できない理由より実行するための方法を考えよう
    6. 礼儀と感謝を大別にしよう
    7. 下積みを大切にしよう
    8. チャンスは一度しかこないから大切にしよう
    9. 思い込みらレッテルを貼らないようにしよう
    10. 人生は逆張り みんなと違うことをやる、変人と呼ばれてみる、常識を疑ってみる!

  • 子をもつ親
    よく言われてもいる近い未来の予想される問題を知ることになり 強さや不安さえ感じる。
    2050年問題を 幸せに生きられるか?
    これからを生きていく子供たちに必要な心構えと行動が具体的に書かれている。
    今の当たり前に流れて生きていて大丈夫だろうか。

    自分とは何者かに答えられるようになること
    主体的に人生の主人公となってチャレンジしていく

    十代の子や親、色んな世代に読んでもらいたい。

  • 学校はオワコンか…まあ、一理あるよね。受験勉強なんてどんだけやってもいずれきれいに抜けていく。一生使える知識や教養、そして学び続ける意欲。それこそが求められている。と、思うけど。

  • 帯の「いまの学校はオワコンです」に惹かれて手に取りました。小学生の頃から漠然と学校が嫌いだったこともあり、そのもやもやの答えを見つけられるのではという思いもありました。内容はいまの学校に対する批判的なものではなく、教育のあり方、学校の役割、大学の考え方など読み手へ疑問を投げかける、考えさせられる内容でした。たくさんの失敗を経験すること、主体性をもつこと、学び続けることの大切さを教えてくれる1冊です。学校に対して疑問を持っている人や学生、子育て中の方には特におすすめしたいです!

  • 世の中の移り変わりを敏感に感じ取り、いち早く仕事に落とし込むのも教育現場の役割だと思います。これから社会を担っていく生徒に、再現性のあるスキルを教えていくのも教員の仕事です。著者は、勉強はコストパフォーマンスに優れていると述べています。私もそう思います。また、教科を学ぶことはもちろんのこと、学校とは、本来はきっかけを与え、可能性を広げる場所であり、大切なのは人生の選択肢の幅を広げることだとも述べられています。まさにその通りだと共感できます。前作の【なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか! ?】に続いて読み終わった後にやる気がみなぎってくる内容です。教育関係の皆さんに是非読んでいただきたい一冊でした。

  • 子供を持つ親として、知っておきたい内容が書かれていた。日本国内だけを選択肢にせず、世界中の人と働ける力をつけられるような選択肢を与えたい。今の教育現場や今後についてもっと知りたい。

  • 面白い。進路的な本としてじゃなくても、人生を俯瞰してチャレンジするマインドを鼓舞してくれる

  • 現場の教員だが、「まさにそう!」と膝を打つ場面が多かった。変わらない、変わる気のない業界を、そろそろ変えて行かなければならない。そういう気持ちのある教員たちが少しずつ増えたら、子どもたちも教員も、もっと生きやすくなるのにな。自分にできることをコツコツ頑張ろうと思えた。

  • 2023年度の最高作品!!学生はもちろん、市政の人々も、とにかく読め!読めばわかるさ!

  • 「いまの学校はオワコンです」そんなフレーズから始まる「東大よりも世界に近い学校」の作り方。教育関係者は必読です。

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