nez[ネ] Your Lovely Smell (SHYノベルス)
- 大洋図書 (2015年6月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813012979
作品紹介・あらすじ
燕千里と鷹目兆は相性診断会社CASでコンビを組んでいる。犬並みの嗅覚の持ち主でお調子者でだらしない千里に、公安調査庁に勤めた経験もあるエリートで几帳面で潔癖性の鷹目。最初は犬猿の仲だったふたりだが、一緒に依頼を解決するうちに互いになくてはならない存在になっていた。相手が苦しめば、自分もつらい。相手が喜べば、自分も嬉しい。この気持ちはどこからくるのか-ようやく自分の気持ちを自覚しようとしたとき、ふたりの前に最大の敵が現れて!?大人気nezシリーズ、ついに完結!!
感想・レビュー・書評
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『nez [ネ] 』、『nez [ネ] sweet smell』、『nez [ネ] Smell and Memory』ときて、ついに完結編ですね。
楽しみにしていたシリーズだけに寂しいです~!
「妖奇庵夜話」のあの謎解きプロセスに、ホラーじゃなくてBLが融合していて、事件と恋愛がしっかり絡んでいたのがよかったです。読み応えありました。
空気読まない男と鼻が利く男、という二人のセールスポイントが崩壊してどうなるんだろうと気を揉んだ3作目からのドキドキがさらに加速していて、緊張感ある展開でした。
そうきたかと。
モズの森学園の実態、そこで起きた事件、千里の生い立ちなど、すごい闇の部分が衝撃的でした。
ラブ面では鷹目がめちゃくちゃデレていてびっくりしましたw意外にアツい男だったんですね。千里と出逢って人間的に成長したのかもw
千里のために危険も顧みずに立ち向かった鷹目を、すごくカッコいいと思ってしまいました。千里が一番のプライオリティですね。
でも、相変わらず千里とは小学生並の言い合いをしていて笑っちゃいました。二人のやりとりはどこをとっても面白くてキュンキュンします!
ラブラブになってる甘い二人のHシーンにも大満足でした。エロかわです!
あと、パンドラ・ボックスの秘密にびっくり…!ウィンクにも爆笑です。
「鳥」がどうなったのかそれだけがとても気になりますね。
今後コミカライズされるようなので、楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はー、最高に良かった!!
ドキドキハラハラに、ちょっとホロリ。いろんな感情が湧き立って、ちょっと途中で読むのしんどかった部分もあるけど、無事解決して良かったー。
普通の日本人としては、なかなかピンとこない設定ではあるんだけれども、榎田先生の巧みな描写で風景がまざまざと浮かんでくるので、凄く没入して読んでしまう。
あと、私はやはりケンカップルが好きというのを、本作で改めて感じた。 -
モズの森学園の過去のあらましがわかりホッとした.シリーズ完結.
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鼻が異様に良い相性診断士と元公調の堅物男との話最終話。面白かったーー! 千里がマトモな感覚に育ってて良かった。そしてこの二人のコンビも好き。
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2017-1-30
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完結編。
依頼者のつぐみとその父親の再婚相手が一緒に誘拐された。そして解決するにはcasを頼れと犯人からの支持が。
鷹目と千里以外はその犯人に心当たりがあるらしく…。
事件を通して二人がお互いへの気持ちを自覚するのがいい。
お互いの気持ちが通じあっていくのもいい。二人共、根が素直だからお互いの気持ちが通じあった後はそれを許容している。
甘々です。
犯人の「烏」、死んでないならまた続きがあるのかな?
少し、謎を残した終わりだったので、続きを期待。
湖水さんの絵は、やっぱり、そこまでは上手くないなと思います。 -
シリーズ一冊目から再読しててようやく読了。
一冊目から読まないと設定わからん内容だっただろうなぁと思いつつ、無事着地してよかったです。
千里と鳥の関係が
『眠る探偵』っぽいなぁと思いながらも
こういう特殊部隊が活躍しそうな展開になるとは、です。
そこの鷹目がかっこよくないところがよかったなぁと。
インテリ眼鏡、ですもんね(笑)
そこで突然肉体派になってしまっては、都合よすぎるだろう、だったんですけども。
個人的には『鳥』の異常さ加減が少々ツボです。
彼が求めていたのは我儘な感情なんだろうけど
そこに至った何かが知りたいです。
歪んだ愛情の理由。そういうのがちょっとツボだったりします。
周りが実は…という展開は少々荒業な気がしないでもなく。
ママはそんな気がしてましたけどね(^_^;)
だってアヤシイーじゃないですかーあの体格。
只者ではない感ありありでしたものー。 -
いやぁ、千里って守られてたのね!VIP並みじゃん。ママ達の正体にびっくりだわ~。千里パパの魔の手は一旦引いたようだけど、再び接近してくる心配はないのかしらね?最初は性格的に噛み合わない鷹目と千里が、次第に無二の相手と思うようになる変化がとても良かった。