- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812490266
作品紹介・あらすじ
様々な理由で捨てられて、殺されることを待つ命があります。そんな命をひとつでも多く救うことができないか…考えた結果、女漫画家・柴田亜美が保護犬預かりボランティアをはじめてみました。
感想・レビュー・書評
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捨てられた犬を、別のご家庭の家族として
送りだす、橋渡し。
たまにイベントなどで里親を探している人達を見ますが
こういう事もしているのか、と。
どういう状態で仮親になるのか、どう引き渡すのか。
どれぐらい引き受けられて、どう引き受けを見つけるのか。
色々、謎な所が解明されていきます。
しかし、捨てられる時期にも理由があるのに驚きです。
命あるもの、という認識が甘いからこそ、な
状態だといえなくもないですが。 -
保護犬の一時預かりのボランティアをしている柴田亜美さんのエッセイ漫画。すごくサラっと描かれているけど、こういうことを知るきっかけはこうでなくちゃね!
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代表作『南国少年パプワくん』『カミヨミ』で知られる女性漫画家である筆者が飼い犬と預かり犬との愉快な生活との日々をつづったエッセイコミックです。昨今のペットブームの「裏」の部分を垣間見る気がします。
僕が保護権預かりボランティアという存在を知ったのは作家である町田康氏の愛犬であるスピンクが書いた日記からで、彼自身もまた、彼の弟であるキューティーも町田氏の家族として迎えられる際にはこういったところを通じてのことだったのだそうです。本書は「南国少年パプワくん」などで有名な女性漫画家の筆者が自身で行っている保護権預かりボランティアの様子や、彼女の元にやってくる保護犬と、彼女の元にいる犬たちとの日常を描いたエッセイコミックです。
ペットブームの裏で「生産」された彼らが飼い主の都合、もしくはもろもろの要因で捨てられ、運がよければまた新しい家族の下に旅立っていくのですが、最悪の場合は「処分」という形で殺される、という現実を淡々と描いており、「生き物を飼う」ということはいったいどういうことなのか?ということを改めて考えさせられました。
印象に残っているのは筆者が過去に虐待を受けた犬を引き取ったときのことで、まったく表情がなかったり、散歩をしているときも前の飼い主と似た風貌の人が近くを通りかかったときに過去の記憶を思い出して固まってしまう、という箇所は本当に読んでいてつらい気持ちにさせられました。今のところ僕は犬を飼うつもりはありませんが、もし、彼らと縁があるときはペットショップだけではなく、こういったものも参考にするつもりで、そして彼らと暮らすには「最後まで面倒を見る」という覚悟が常についてまわるんだなと、そういうことを読みながら思ったしだいです。
最後に、ここに描かれている「蛍」というチワワのおばあちゃんが他界されたということを彼女のブログで知りました。謹んでご冥福をお祈りします。合掌。 -
「捨てられた犬を家族にしてみませんか?」
ペットを家族の様に想う方には辛い内容かも知れませんが、
是非読んで欲しい漫画です。 -
カフェ・エルグレコのマスターからお借りした保護犬のコミック
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「ヘイ彼女!マンガ描かない!?」で、マンガ家になったという著者(南国少年パプワ君 1巻参照)が描く「犬本」。
大好きなわんこ達との、幸せな生活を・・・・ではなく、人間の都合で行き場をなくしたわんこと新しい家族をつなぐボランティアに参加する著者と「保護犬」たちとのお話。
読み終えた後、「今の私にできることはなんだろう?」と、考えてみました。 -
犬が好きな人、ペットショップで犬を買った人には是非読んで欲しい一冊。犬はショップで買うものではないんです。