本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812219270
作品紹介・あらすじ
ビーズは現生人類の最初のアートと呼ばれる。その素材や細工は地域や時代によって多種多様。富や威信、集団の象徴など社会的役割も担ってきた。本書では、ビーズの誕生した約十万年前から現在まで、地球全域をフィールドに、ビーズを軸にホモサピエンス史をたどる。
感想・レビュー・書評
-
図書館で借りた本。先に借りて読んでいた『アイヌのビーズ』と多少ネタかぶりがありつつも、図版などはこちらの方が多いような?
ただし本文の図版は白黒。
翡翠ビーズ遺跡出土分布図は産地と生産遺跡も載ってて良かったです。
ヨーロッパとアフリカを繋いだトレードビーズ、子供の成長の無事を祈ったお守りとしてのビーズ、貝貨としてのビーズ、台湾のオオスズメバチの頭部を使った護符…。
クック船長がオセアニアの島々を航海しつつビーズなどと交換で食料を得ていた記録では、島やその中の社会階級によってビーズの価値がかなり違ってくるのが興味深いところ。
ニューカレドニアでは鉄は欲しがられたけど、ビーズの評価は低かったと書かれていて、流石戦闘民族と。
現代の日本のビーズについてはさらっとしか触れられてなくて残念。
ビーズバッグはなんかもう今は昔って感じですしねぇ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第14章 東アフリカ牧畜社会の若者文化( 東洋大の中村香子さん著)が特に興味深かった。
全3件中 1 - 3件を表示