新宿二丁目の文化人類学: ゲイ・コミュニティから都市をまなざす
- 太郎次郎社エディタス (2015年7月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811807843
作品紹介・あらすじ
新宿二丁目に生起する人びとの関係を、ていねいで鋭い観察により、生活世界として描きだす。
セクシュアリティ研究、都市論、歴史学の領域を交差させたパイオニア的研究!
感想・レビュー・書評
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新宿二丁目にスポットを当て、都市論的なゲイコミュニティ論を読む機会がなかったのでとても興味深かった。
その歴史や背景、現状のあり方を論文のように学術的視点で書かれているので読みやすくもあった。とくに二丁目の成り立ちは知らないことが多かったので勉強になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019I223 384.7/Su
配架場所:C2 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/710309 -
文化人類学の観点から新宿二丁目について論じた本。
著者は学者さんで、この本は東京大学大学院博士課程の博士論文をまとめたものらしい。
当然ながら、極めてまともな内容。
扱う対象であるゲイコミュニティについては、ともすれば色眼鏡をかけて色々な形で論じられてしまうだろうけど、この本は著者の真面目な研究成果をきちんとまとめたものに仕上がっている。
逆にいうと、ちょっとお堅い感じなので、すべてをきちんと消化するのはちょっとつらい。
もう少し書き下した内容にしてくれたら…!