川瀬巴水作品集

著者 :
  • 東京美術
4.55
  • (21)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 120
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784808709693

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 川瀬巴水作品集

    川瀬巴水〔画〕 清水久男著 出版社名 : 東京美術
    出版年月 : 2013年4月
    ISBNコード : 978-4-8087-0969-3
    税込価格 : 3,150円
    頁数・縦 : 199P 30cm

    商品の内容[目次]
    第1章 画家としての目覚め、版画との出会い
    第2章 関東大震災からの復興
    第3章 新境地の開拓、そして晩年へ

    最近人気の出てきた(?)版画家さんです。
    私もNHK「日曜美術館」の特集ではじめて知り、一目ぼれ。
    図書館の順番待ちでやっと画集を見ることができました。
    川瀬巴水の画集って少なくてあともう一種くらいしかめぼしいのがでていないのではないでしょうか。
    両方見比べて発色のよいほうを購入しようかと思っています。
    叙情的な作風の広重も好きですがこの人の風景画はさらにそれを推し進めた風情。
    日々の生活の場が昭和、大正期にはこんなにのどかで趣のある景色だったんだ..と気づかせてくれます。
    水の表現が上手い版画家です。
    欲しいなあホンモノの摺り版画..
    スティーブ・ジョブズじゃないから無理か..
    満足度★★★★★

  • 斜め読みだったので、また後で読んでみよう。
    版画とは思えない。
    そして、時代が見えてじんわりくる。

  • 先日、実物を見てその雨と雪の表現に改めて感銘を受けた。解説が詳しく、30以上もの版木を重ねて刷ることによって、あの表現になるのだとわかった。

  • 質・量共に圧倒的な、川瀬巴水の作品集。
    生涯と画業と照らし合わせながら楽しめます。
    巴水の描写の美しさ・・・雪や雨の表現、月明かり、水、
    遠近法が味わえると共に、
    彫師と摺師の卓越した技術にも感嘆!
    また、版元の渡邊氏との強い絆も感じられました。
    うん、美術館で実物を鑑賞したくなります(^^♪

  • 川瀬巴水の版画集。芝増上寺、三菱深川別邸と切り取られた景色はノストラジックな昭和初期の東京です。夜、雨、雪を好んで描く情景は叙情美の極致ですね。「越後氷見光照寺」はちょうど去年あの辺りを歩いたのですが、私にはあの景色は見えていませんでした。残念なことです。自慢したくなるような日本の美しさ溢れる版画集です。

  • 烏兎の庭 第五部 書評 4.17.16
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto05/bunsho/kiyo.html

  • TV番組「開運!なんでも鑑定団」の版画鑑定士の渡邊版画店が版元として携わった作品も収録された川瀬巴水の版画集。全国各地の様々な風景を切り取った構図、自分の出身地や出身県を描いた作品は、いつか現物を手に入れたいという衝動に駆られる。特に、絶筆の雪の金色堂の凄さは、この画集からも伝わってくる。

  • 昨年12月にNHKのEテレで、美術系の番組の中で川瀬巴水の版画を紹介していたのを偶然に見た。細かさと色合い、作品からにじみ出る物語に圧倒されてしまいました。その名は存じ上げていなかっただけに衝撃的でした。
    今年になってインターネットで検索し、作品集があることを知り、ようやく買いました。
    番組では紹介されていない作品もあり、買って良かったです。
    昭和初期までの東京の風景は、もう見ることができない。美しく、風情のある景色が、川瀬巴水の作品に遺されている。写真とはまた違う味わいがある。

  • 前々から、気になっていた川瀬巴水の作品集(のうちの一冊)をやっと購入。表紙から最後まで、すべて何度でも眺めてしまいます。
    お値段も、画集にしては、お手頃で助かります。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1949年(昭和24)、東京に生まれる。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。日本学術振興会奨励研究員、法政大学非常勤講師を経て、世田谷区総務部美術館建設準備室学芸員となる。世田谷美術館開館後は、学芸部教育普及課長、資料調査課長等を勤める。現在、法政大学非常勤講師、跡見学園女子大学非常勤講師。

「2017年 『土方久功正伝 日本のゴーギャンと呼ばれた男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

清水久夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×