- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806715139
作品紹介・あらすじ
太古より「最もミステリアスな魚」と言われ、絶滅の危機にあるウナギ。
ポンペイ島のトーテム信仰から米国のダム撤去運動、産卵の謎から日本の養殖研究まで、世界中を取材し、ニューヨーク・タイムズ紙「エディターズ・チョイス」に選ばれた傑作ノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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ウナギと人間の関係を示した解説書ではなく、ウナギと人間の物語が書かれた小説と思った方が良さそうな内容です。
外国人が外国のことを書いている(一部、日本のことも書いてあるが少ない)ので、地理的状況がまるで分らないのに
地図とかがまるでないので、今一ピンと来ない。
本を読みながら、いちいち地図を開いて調べるのもねぇ。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/472425888.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ウナギに魅せられた男が世界のあちこちでウナギに関わる人を追う。
日本であれだけ食されているウナギだが、実はどこで産卵してるのかはっきり分かってない。
作者はそんな謎だらけのウナギを巡って世界中の人に会うのだが、ウナギと関わる人達もまた不思議でとらえどころがなく魅力的だ。
マオリやボンベイの人達の中ではウナギは数多くの伝説を持った存在である。彼らはウナギがどこから来ることにあまり関心を持っていない。むしろ、何でも知らないと気が済まない西洋社会に対して疑問を抱いている。
ウナギの本だけにとらえどころがないが、そこがいい。 -
日本のうなぎの本はよく読むが、この本は世界のうなぎ事情がよく分かる。また、うなぎのことを語るばかりではなく、うなぎと人間の関係について、アメリカで、ポンペイで、日本で、各地の取材を通して語る。