虫といっしょに庭づくり―オーガニック・ガーデン・ハンドブック

  • 築地書館
3.94
  • (18)
  • (12)
  • (21)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 133
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806713654

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 何度も読み返します。虫がついたから、病気にならないかなどと、神経質にならないで、観察しながら、自然にも人にも安心な庭づくりを実行しています。わたしのバイブル。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「自然にも人にも安心な庭づくり」
      虫さんは、チョッと苦手だけど。居ないと世界が繋がらないんだよね、、、
      庭は無いけど、読んでみたいです。。。
      「自然にも人にも安心な庭づくり」
      虫さんは、チョッと苦手だけど。居ないと世界が繋がらないんだよね、、、
      庭は無いけど、読んでみたいです。。。
      2013/06/26
  • fb友達登録させていただいてる、曳地さんの本。虫も生き物だが、仲良くしながら植木も守れたら良いなぁ

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    基礎編(オーガニックガーデンとは/オーガニックガーデンと生態系/庭の虫たちから見る自然/虫の食害への対処法 ほか)/虫編(ナミテントウ/ナナホシテントウ/ムーアシロホシテントウ/キイロテントウ ほか)

  • もう少し虫の種類が多くてもよかったのではないか。
    幼虫の写真のみで、成虫の写真がないものも多く、残念。

  • 植木屋という職業でありながら、こんなに研ぎ澄まされたセンスオブワンダーの心を持ちつづけられることはすごいことだ。
    日頃から「なんだこりゃー!!」と思いながら名前も知らないようなありふれた虫たちの写真と解説が豊富で、苦手な人にとってはまず無理な本だが、興味を持てば大いに楽しめる。
    生き物や自然に対する視線に大きく共感。

  • 〈本から〉
    アブラムシが大量に発生する場合、
    ①化学肥料を施しているために窒素分が多い。
    ➁植物がその庭に適していない。
    ③風通しや日当たりが悪い。
    ④天敵が少ない。
    ⑤木が弱っている。

    アシナガバチはイモムシ、ケムシを噛み砕き、唾液とまぜて肉団子にして、巣へ運んでいく。アシナガバチが庭に多くいてくれると、葉を食害する虫の数はかなり減るはずだ。

    ハチは一度使った巣を二度と使わない。もし、一度つくられてしまったところにもう二度とつくってほしくなかったら、使い終わった巣を取らないでそのままにしておこう。

    アリを嫌う人は多いが、オーガニックガーデンにとって、アリはなくてはならない存在だ。よく死んだ虫を運んでいる姿を見かけるが、アリは自然界のお掃除屋さんといえるだろう。木がうろになっている部分にアリがたくさんいたり、巣をつくっていることがある。アリが木を食害していると誤解する人もいるが、じつは腐った部分を運び出してくれているのだ。

    シロアリは光を嫌い、湿った木材を好む。また、ほかの生きものたちとの接触を嫌う。
    シロアリにはアリという名前がついているが、じつはアリの仲間ではない。祖先はゴキブリに近い仲間なのだ。
    シロアリの天敵はアリで、実際にアリがシロアリを襲って巣穴に運び去るところを目撃したことがある。シロアリ対策のためにも、アリを巣ごと殺すような薬剤を家の周囲に置いたりまいたりしないようにしたい。また、アリをはじめたくさんの生きものがいること、つまりたようであることがシロアリの防除のポイントになる。

    ヤスデは庭の「不快害虫」の代表格で、免罪度はナンバーワンかもしれない。脚がたくさんあるからか、気持ち悪がられる。だが、腐った葉や枯れた葉を食べて分解してくれている。

    ダンゴムシ。(略)だが、人間に危害を加えることはなく、腐った葉や枯れた葉を食べて分解し、土を豊かにしてくれている。

    (ワラジムシもほぼ同様の働き)

    ムカデは肉食性でガの幼虫、クモ、ミミズ、ナメクジ、ヨトウムシなどを食べる。
    (略)噛まれたら、ポイズン・リムーバーで毒を吸い出す。

    モンクロシャチホコ
    約50mm。シャチホコよろしく頭と尻を持ち上げコの字になる。ほかの毛虫たちが新芽を好むのにくらべ、秋を目前にして硬くなった葉を好んで食べる。ふれても人体に害はない。花芽まで食害するので、翌年の版画楽しめないくらいの被害だ。
    幼虫。8月の終から9月にかけてサクラ、アンズ、リンゴに発生する。だが、とくに好むはソメイヨシノだ。割り箸でつまんで捕殺するが、放っておいても天敵に捕食されしだいにいなくなる。木が丸坊主になっても、翌年には新芽が出る。

    アオバハゴロモ(真っ白なのもある)
    約5mm、全身がロウ物質で覆われている。大発生すると、木の美観は著しく損なわれるが、それで樹勢が衰えるようなことはない。日当たりと風通しをよくすれば、翌年からは発生を抑えられる。

    カミキリムシ
    日本には800種近いカミキリムシが生息している。幼虫の俗称は「テッポウムシ」。(略)注意しなければいけないのは、生木を食べるゴマダラカミキリ、キボシカミキリ、シロスジカミキリなど。

    ハバチ類
    バラにつくチュウレンバチ。
    バラはハバチ類をはじめ病害虫にあいやすい。植えるのならば、園芸種のハイブリッド系より原種に近いオールドローズ系のほうが無難だろう。

  • そもそも私は虫が苦手ではない。虫も殺さぬいいオンナである。うちの庭にもいろんな虫がいる。バラの若芽を食ってしまう虫。葉脈残して食い尽くす虫。そしてその虫を食べる虫。殺虫剤など不要。この本を読め!

  • 図鑑的な使い方をするといいと思います。

  • オーガニックガーデンを作っているひきちガーデンサービスの本。145種の身近な虫について知る事ができ、庭の花や木に来て欲しくないな〜という場合の対処法がわかります。オーガニックスプレー(自然農薬)の作り方もありますよ。でもなんといっても一番の対処法は、テデトール(手でとる)だそうです!
    また、生態系のバランスがとれていると虫の大発生が何年も続くことはないということです。

  • 畑で、お野菜を収穫しているときに

    そばに生えていた雑草が虫を寄せているのを見て、

    それ以来、虫と植物の関係に夢中。

    ちょいっと勉強してみます。

全18件中 1 - 10件を表示

ひきちガーデンサービスの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×