感動する! 日本史

著者 :
  • 中経出版
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本棚登録 : 138
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806146841

作品紹介・あらすじ

現在日本が直面している“逆境”、あるいは個々の人がそれぞれ直面している“逆境”、それらを乗り越えるヒントは「日本史」の中にある!空海や高杉晋作、正岡子規など誰もが知る英雄・天才から、自らの使命を全うした知られざる偉人まで、総勢20人の先人達の人生から、感動と明日への活力が得られる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 日本史というより、歴史上の偉人の方々のエピソード集
    恥ずかしながら知らない方々が多いです(笑)

    本書で語られている方々は
    吉田松陰
    黒田官兵衛
    上杉鷹山
    御木本幸吉
    岡野喜太郎
    八田與一
    永井隆
    正岡子規
    高杉晋作
    立花宗茂
    高橋紹運
    大山捨松
    山岡鉄舟
    島津斉彬
    まつ
    細川幽斎
    クラーク博士
    塙 保己一
    の18名

    これらのエピソードの中でぐっときたのが、
    真珠の養殖に成功した御木本幸吉
    スルガ銀行を立ち上げた岡野喜太郎
    そして、台湾のインフラを立ち上げた八田與一
    御木本幸吉以外は知らない方々でしたが、ここで語られるエピソードでは力をもらえました。

    しかし、残念なのが、18人もの方々を語っている分、一人あたりのエピソードが短いところ。
    もうちょっと掘り下げても良かったかも..

    とはいえ、様々な偉人たちの生き様を知ることが出来る物語でした。

  • 本当に感動する。

    日本人の歴史を何も知らないのがもったいないと感じた。

    立派な人たちが今の日本に作ったんだなあと
    感謝の気持ちが湧いてくる本。

  •  吉田松陰:あきらめず、執着もせず、与えられた環境を受け入れ、ご縁をいただいた人たちのためにできる精一杯のことを行う。
     上杉鷹山、細井平洲:「治者の務め」治者に父母としての愛情を求める一方、人民の側にも、子として学問の道に勤しみ、国家有用の人材となることを期待する。
     御木本幸吉:どんな花を咲かせるかは、種がその未来を内包しているように、どこまでいけるか、それは「動機」という種が内包しているから。なんのために、誰のために、それをするのか?その思いこそが、あなたを遠くに運ぶ種子なのではないでしょうか。
     正岡子規:本当の覚悟とは、いついかなる時でも平然と死ぬことではない。どんなに痛くても、どんなに苦しくても「いま」という一瞬一瞬は生かされているのだから、その生かされている「いま」を平然と生きることこそが本当の覚悟だ。
     高橋紹運:子供は親がいくら口で言っても言われた通りにはしません。その代り、子供は親がした通りにはするのです。だから「わが子にはこうあってほしい」と望む生き方を、まずは親である自分がやってみなくてはいけません。生き方は継承されていく。

  • 日本人であることにとても誇りを持てるエピソードが満載。もっと過去の偉人たちの生き様を知って、自分の生き方を見直す必要を感じた。
    真珠の養殖に成功した御木本幸吉、台湾のインフラに捧げた八田與一、浮田家を支え続けた前田家まつ、ヘレンケラーの人生の目標になった全盲の国学者 塙 保己一の話が、特に感動した。

  • 歴史に学ぶことはたくさんあった。

  • 吉田松陰 かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂

    上杉鷹山(ようざん)
    なせばなる なさねばならず なにごとも ならぬは人の なさぬなりけり

    佐藤一斎 言志四録
    少なくして学べば、即ち壮にしてなすことあり
    壮にして学べば、即ち老いて衰えず
    老いて学べは、即ち死して朽ちず

  • まだ学生の頃、当時好きだったスティングが「歴史の勉強は意味がない」、というようなニュアンスの発言をしていたのが記憶にある。
    その言葉がよほど強く印象に残っていたせいか、残念ながらあまり歴史に興味を持つ事がないまま現在に至ってしまった。

    本書には日本史に残る18名の偉人が描かれているが、歴史の勉強を怠ったせいで半分以上は初めて聞く名前、もしくは名前しか知らない人たちだった。
    裏切りが日常茶飯事だった戦国時代、最後まで領主に忠誠を尽くした武将や、将軍の書状を携え官軍陣地に単独で乗り込んだ幕臣のエピソードなど、今までの不勉強を大いに後悔しながら読んだ。
    多くの偉人たちに共通しているのは、自分の見える範囲だけではなく国の行末を案じ、それを行動の規範としているところではないだろうか。

    「私は国家を愛する、だが国家よりも人類を愛す」 本当は一番愛していたであろう家族を残し、祖国変革のために亡命したある国の高官の言葉を思い出してしまった。

  • 日本の偉人のお話。
    道徳の教科書的な話。また息子が昔からよく読んでいる
    小学生向けの偉人のお話的なものかと思いながらよみましたが。
    割といいお話が多く。感動するものも多かったです。
    著者の文書がいいのか、著者のめのつけどころがいいのか
    それともやはり、書かれてある偉人(有名な人ばかりではないですが)
    の残した偉業というのがすごいのか。

  • 前作同様、内容は悪くありませんが、前作を読んだ者としては、重複しているお話しがあったので、少し損した気分です。

  • 素晴らしい日本人が逆境をどう乗り越えたかと言うことが書いてあり、改めて日本人に生まれて良かったと思いました!また、どんな困難が起きても怯むことなく、前進していくことが大事だと思いました。

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著者プロフィール

1964年、埼玉県生まれ、福岡県在住。慶應義塾大学経済学部卒業後、大手航空会社の国際線客室乗務員として勤務。2012年、株式会社ことほぎを設立、講演活動を本格的に開始する。講演では「こんな歴史の先生に出会いたかった」「日本人に生まれてよかった」と涙する参加者が続出。著書に『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』(共著)『愛されたい!なら日本史に聞こう』(共に小社刊)など多数。本書刊行と同じ2021年7月に初の絵本「ちよにやちよに」も上梓、活躍の場をますます広げている。

「2021年 『しなやかにたくましく生きた なでしこたちの日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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