女子高生の乃笑さんがバングラデシュで体験した2週間と、帰国後にスタツアに参加したメンバーと開催した座談会の内容が収められたノンフィクション。
バングラデシュに対するイメージ...
皆さんがイメージすることとさほど大差ない程度のイメージしか浮かんでこなかった。
バングラデシュと比べて50倍の物がある日本の人は、『50倍幸せ』ですか?
本書にて乃笑さんの体験を擬似体験し、読み終えてみると、私も50倍幸せとは思えない。
幸せに生きる為に確かにモノの豊かさはありがたい。
ただそれが当たり前になることで、感謝を忘れ、助け合い、人と関わることが希薄になっているのも事実だと思う。
今の日本で暮らす私と、バングラデシュで暮らす人々のどちらが本当に幸せなのか?
簡単には答えてはいけない気がします。
軽い気持ちで手にしましたが、女子高生の娘をもつ父親としてある意味で感動させられました。
説明
内容紹介
スタディーツアーの何たるかも知らぬまま、バングラデシュに来てしまった女子高生の驚きと疑問。食事は素手で、井戸は汲まなきゃ水は出てこない――。
でも「お金」「地位」「名誉」は、本当に人を幸せにしてくれるのだろうか?
映画『 風に立つライオン』( 原作:さだまさし) に背中を押されて書き上げた、発展途上国と先進国日本への思い。バングラデシュの子どもたちにもらった笑顔のバトンを日本に届けたい ……。
【さだまさし 推薦! 】
いつの日か観た映画が無意識に脳裏に残り、あるとき急に具体的な映像になって蘇る――。それはやがて、大きな決断を導くことになる。
乃笑(のえみ)さんから突然届いた本のゲラ刷りと手紙は、そのことを雄弁に語っていた。そして会ったこともない女子高生の『冒険』にかかわれたことを、私は誇らしく思った。(さだ まさし)
内容(「BOOK」データベースより)
バングラデシュと比べて50倍の物がある日本の人は、『50倍幸せ』ですか?一番行きたくない国に出かけた女子高生が、渾身の執筆!映画『風に立つライオン』(原作:さだまさし)に背中を押され、子どもたちからの笑顔のバトンを日本に届ける…。
著者について
1998年生まれ。女子聖学院高等学校在学中。周りからは、「自由気ままでツンデレな乃笑」とよく言われる。
蜘蛛が苦手で、大きさに関わらず見つけた瞬間に叫んで逃げる。