ブランディングの教科書 ブランド戦略の理論と実践がこれ一冊でわかる
- NextPublishing Authors Press (2020年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784802098915
感想・レビュー・書評
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2021/07/25読了
教科書というだけあって、応用的なことは書かれてないけど、すごくわかりやすい。
ブランド、ブランディング、ブランドエクイティなど、わかるようでわかりにくい言葉も平易な言葉で定義を示してくれる。
また、プロジェクトを推進する上で、メンバー間で言葉の定義やゴール設定を言語化して共有することなど、当たり前のようでなかなか実践できていない課題に取り組むことの重要性も再認識できる。
マーケティング実務で行き詰まったときなどに、定期的に読み返したくなる本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブランディングを分かりやすく説明。以下のような学びがあった。
1. これからのブランドアイデンティティは自分たちが目指したい社会の姿(キング牧師の演説のイメージ)
2. ブランド提供価値で面白かったのはユーザビリティの価値。ブランドを通して社会実現をできる
3.知覚品質の作り方21個。どこかで活かせそう。
4. インサイトの引き出し方は実践的。また読み直したい。
5. ペルソナデザインのペルソナとは自社ブランドの長期的なファンになってくれそうな顧客像
6. なぜターゲットを絞るのか?予算が少なくともそのターゲットがいるセグメントでは一番投資できるから。 -
個人的には、体系的にブランド、マーケティング戦略を学べる良書であった。
特に、KPI設定とそのマネジメントに関する部分については、ロジックツリーのように要素を分解すること、さらに中長期、短期を切り分けて実績管理する必要があること等、実務への昇華が図れるものであった。 -
これめちゃ大事や
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2022/6/14
はじめに、おわりにのみ -
最近よくあるブランディング×デザインの本ではなく、ブランディング×戦略の本。
めちゃめちゃ良書。 -
ブランディング/マーケティングの理論に関して、「なぜその理論が必要なのか」「その理論を実務でどう使うことができるのか」が体系的に分かる。
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導入本として最適。ブランディングには右脳で考えて、左脳で落とし込むことが必要なんだと改めて認識した。また大まかなオペレーション上の注意点などにも触れられていて、大変参考になった。
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日本のブランドの事例に当てはめながら丁寧にブランディングを解説されているので、一つ一つに納得感があります。
私は昔から著者のブログを拝読していますが、この著者は「優れたブランディングを実現していくには、ブランディングに対するチーム全員の納得感が必要」という強い信念があるように感じます。
また「ブランドと社会のゴールを一致させれば、利益を生み出しながら社会をより良く変えることができる」という考え方にも、好感が持てました。
この本の語り口はとても論理的なのですが、随所に著者の情熱を感じさせます。
ブランディングに携わる多くのマーケッターを奮い立たせてくれる本ではないでしょうか